53 ガレッヅセ一ノレのゴリさんもやった萌え

雄常「先に言っておく。それは萌えない、絶対に」


萌神「ま、まだ何も話してないござる! この萌えは人気があり、今それを完全無比なれべるで再現かつ発展させた! これに萌えないわけはないのでござる!」


ロボ娘「……一応聞いてやろう。その萌えは何だロボ?」


萌神「笑止! この格好を見てもまだ分からぬとは! これぞ多くの日本男子の心をわしづかみにした萌え、侍がぁるでござるよ!」


萌神「本来男が着るべきはずの衣服に女が袖を通す、この行為自体が既に萌えの範囲でござる! 長身の男用の服のために袖を持て余す姿、いわゆる萌袖の完成! そして胸元ははち切れん果実を覆いながらも、布が足りないため谷間がのぞく! そこから覗く肌色は魅惑の一文字では語りきれんでござる!」


萌神「またその衣服の特性上、下着を付けていないために動けばその胸は暴れん坊将軍! そしてそれを見ている雄常の股間は暴れん棒将軍!」


雄常「まあ、そこら辺は言いたいことが分からないでもない。言っていることは最低だと思うけど。でも萌えない」


萌神「何故でござるか! 確かに形だけ萌えならばそのように言われるのも仕方ないかもしれん! しかし拙者はただその萌えを再現するだけではなく、より高度な萌えにするためさらなるりありちぃを取り込んだのでござる! 特注でつくった鎧! 腰に差している刀も本物!」


ロボ娘「銃刀法違反で逮捕されるな、問題はそれ以前の気がするがロボ」


萌神「そしてそれだけに止まらないでござるよ! このような普段は強い侍がぁるが追い詰められた姿にぎゃっぷができ、そこに萌えが生まれると拙者は考えた!」


萌神「故に絶望の姿を演出することが必要! だから古来から追い詰められた武士の姿を研究し、それを再現したのでござる! 見るでござる! 今の拙者の姿は戦場から敗走する武士の姿そのもの! なのに萌えぬでござるか!」


雄常「だから落ち武者に萌えられるわけないだろ」

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