72 リアルでは絶対にしないでください

萌神「私は芸人さんを尊敬する。何故なら芸のために、己の全てを費やしているからだ」


萌神「昔やっていた番組では懸賞だけで100万円かせげるか? という企画をこなした芸人さんがいた。その後エベレストを登頂したらしいが、その時の苦労には負けると言っていた。また違う芸人さんだが、複数人でドーバー海峡を泳いで渡るという企画を実行した。最初は素人そのものだったが、度重なる努力の果てに遂に渡り切った。それらを見ていた時には感動したものだ」


雄常「へー、ところで何でお前頭から布団被ってんだ?」


萌神「そう、芸人さんが芸のために体をはっているのに、萌えの神が萌えのために体をはらないでどうする! だから私も萌えのために頑張ってきたぞ! だから今日の萌えはこれだ!」


ロボ娘「今起きたことをありのまま話します、布団を脱ぎ捨てたと思ったら中に全裸の日焼けした萌神がいました……間違いなく痴女ロボ」


萌神「これぞロリに組み合わせることで最強となる萌え、日焼け跡萌え! うーん、肌が痛いぞ!」


萌神「人は太陽光線を浴びれば日焼けする! これはこの世の真理! しかし浴びなかった場所は日焼けしなかったがために、出るのだ! 褐色と肌色のコントラスト! 2色が織りなす芸術! 例えるならこれはとっつぁんとルパソ! こーうとりゅーほう! ブラッワジャッワとドクターキソコ!」


雄常「色んな人に謝った方がいいと思う」


萌神「日焼けを気にしない若さ! 元気に外で遊び回ってきた活発さ! それらを言外に表現しているこの萌えは、察することを日常としている日本人の気質に沿った萌えと言えるだろう!」


萌神「さあ雄常よ! これを見て何を思う? 胸の中に何か湧き上がってくるだろう? それこそが萌えなのだ!」


雄常「ふーん……ちなみにロボ娘は何を思う?」


ロボ娘「……私が思うことはただ1つ、こいつの肌に紙やすりをかけたいということだけですロボ」


萌神「鬼畜か貴様!」

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