38 円盤宇宙生物じゃないほう

萌神「ナース、今は看護師と言われる、あれの人気は凄いものだ」


雄常「ほうほう、そうなのか」


萌神「人間誰しも、病気やケガをする。そのときに手助けをしてくれる、人に、頼りがいや信頼を抱く。これは男女……どちらであっても共通する、人の心理の真理であると……言えるだろう」


雄常「ああ、確かに俺も風邪ひいたとき、看病してくれる母さんや姉ちゃんがありがたかったもんな」


萌神「そう、そう、なのだ。しかし男とは複雑で単純な生き物。そのような天使の、如き看護師を見て思うのだ。自分の手で……汚してみたい。自分の色で、染めてやりたいと……」


萌神「雄常……そのように獣の如き、欲望を抱かせるもの……それがナース萌えなのだ……だから今すぐ着替えてお前を萌えさせて、やるぞ……! 萌えパワー、を頂くぞ……!」


雄常「分かった分かった。分かったから今は寝てろ。看病される側が看護師に着替えるとか訳わからんぞ」


萌神「おのれインフル……この萌神から萌えを奪うほどに猛威を振るうとは……」


雄常「というかそもそも神様がインフルかかることが驚きだよ」

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