37 過ぎたるは猶及ばざるが如し
萌神「お客様、ご注文はウェイトレスでよろしかったでしょうか?」
雄常「一度だって注文した覚えがないんだが」
萌神「またまた何を仰るウサギさん! この人気のある萌えを頼んだことがないなんて!」
萌神「ウェイトレスとは主に食事をするところで接客する従業員を指す! そのため客に対して笑顔で接し、食事や飲み物を持ってくるのだ! 短いフリルの付いたスカートに、カラフルな制服の色。そこに加わるのは美味しい料理に満面の笑顔! 食欲性欲睡眠欲! 全てを刺激する、豪華満点セットの萌えであると言えよう!」
雄常「どうしてそこで睡眠欲が来るんだ?」
萌神「そりゃお前、萌えによってブーストのかかった性欲の末に激しい運動があってだな」
雄常「聞かなきゃよかった。でも、確かに笑顔って一番人が輝いている顔だと俺も思うな」
萌神「そうだろうそうだろう。ゆえに雄常! 私もこの格好でお前に笑顔を届けるぞ!」
雄常「ああ、いいよ」
萌神「ただ笑顔と言っても、顔だけでは喜びが表現しきれてないだろう。動作もそこに付随させたい」
雄常「まあ、それはありかもな」
萌神「という訳で更なる喜びを表すためにピースサインをつけるぞ! しかも1つではない、ダブルピース!」
萌神「さらにさらに! 豪華特典として大笑いのために紅潮した顔。白眼を向いた目と飛び出す舌をつけるぞ! さあ、雄常よ! 私の姿はどうだ⁉ 今何か感じただろ⁉ それを言ってみろ! それこそが萌えだ!」
雄常「アへ顔ダブルピースほど濁った笑顔は無いな」
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