39 制服を征服する清福

萌神「さて、今日はちょっと危ない萌え、制服萌えを語ろう。その中でも人気がありながらも法律に触れるもの、女子高生の制服萌えについて講義をしよう。2人ともノートの準備は出来たか?」


ロボ娘「そもそも必要無いロボ」


雄常「てかノートを取るほど大事なものかこれ?」


萌神「萌えは人生の、人の心の真理だ。貴重なものに決まっていよう。さて、気を取り直して……」


萌神「人間とは禁忌を侵す生き物。禁じられたが故に求めてしまう、悲しい性を持ち合わせている生き物である。有名な狂言の演目、『附子ぶす』にもある通り、見てはダメ。近づいてはダメと言われているものにこそ人は惹かれるのだ」


萌神「女子高生や女子中学生萌えの原点とはそこにある。本来守られる、保護されるべきである存在である子供を自分の手でメチャメチャに出来る。これほど征服感や背徳感を掻き立てる行為も中々にあるまい」


萌神「そして同時にこの萌えには制服がついてくる。ここが大きなポイントだ。制服とは本来厳粛であるもの。祝い事や礼節を重んじる時に着ていくものである。例えば結婚式や葬式など、厳かな場所では子供は制服を着ていくであろう?」


萌神「しかし考えてもみろ。そういうものを自分達の交わりに使うことを。淫らに着くずし、はだける。そして下着を、柔肌を晒す、その姿を」


萌神「その征服欲の充実と同時に胸の中にダイビングしてくるもの、それこそが萌えなのだ! つまり女子高生萌えは制服萌えであると同時に、征服萌えであるとも言えよう!」


萌神「だから今私はセーラー服を着ている! しかもより恥じらいを、初々しさを表すためにスカートは長め! 顔の露出を少なめにするためにマスク着用! 護身用に木刀を携帯! 完璧なセーラー服女子だ! さあ来るがいい! お前に征服されてやろう!」


雄常「スケバンに萌えるのはさすがに難易度が高いと思うぞ」

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