25 わしはメガネ♪

萌神「眼鏡っ子、眼鏡取ったら、只の人」


雄常「コンタクトレンズ、不要にそうろう」


萌神「……わざわざ返してくれるとは正直予想外だった」


雄常「俺の従兄と友達にそれにうるさいのがいてな。よく言ってたんだよ。コンタクトは死ね、てな」


萌神「眼鏡萌えにしてみると、眼鏡を絶滅させかねん要因であるコンタクトは確かに根絶したくなるものだからな……」


萌神「ともあれ今日は眼鏡萌え! と言いたいところなんだが、眼鏡萌えはちょっと講義がしにくいんだよな……」


雄常「そりゃまた何で?」


萌神「質問を質問で返してしまうが、雄常よ。お前はカレーライスを食べる際、ルーとライスを別々に食べるか?」


雄常「……そんなことしないし、そうしたらもうカレーライスとは言わんな」


萌神「そう、このように眼鏡萌えとは眼鏡をかけた女性に萌えるもの。眼鏡だけでも女性だけでもいかんのだ。2つが合わさった化学反応によって組み上げられる、科学的な萌えと言えるだろう」


雄常(科学者が聞いたら激怒しそうな台詞だな……)


萌神「だから眼鏡萌えにはこれこれがあるから萌える! というポイントは無いのだ。Drスランプの則巻アラレ、R.O.Dの読子・リードマン、劇場版ヱヴァの真希波・マリ・イラストリアス。どれも眼鏡っ子でありながら、人気がありながら共通点は無いだろう?」


雄常「うーん、確かに俺にはわからんなぁ」


萌神「このように眼鏡萌えは奥が深い。深すぎるくらいだ。私ですらまだ極めていない、前人未到の萌えであると言えるだろう。だから雄常よ、お前がこれを極めてくれ。私ですら極められないお前がこれに気付けたときお前は私を超えた存在となるのだ! お前は星だ! 光り輝く萌えの星になるんだ!」


雄常(俺から萌えパワー取る云々の話はどうなったんだろう……)

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