24 萌神、ノーパンできた

夕食にて

萌神「先日ステルスモードで駅にいたらな」


雄常「うんうん」


萌神「やたらスカートが短い女性がいて階段を上ってたんだ。もちろん手でスカートの両端を押さえていたんだが、当然中央はヒラヒラするから中が見える」


雄常「同性でもセクハラは成り立つぞ?」


萌神「段差が造り出す偶発的、かつ物理的自然現象との遭遇をセクハラとは言わん。ともあれ見ていたんだが、何故か下着の色どころか形すら見えなかった」


雄常「色も答える辺り業を感じるなあ」


萌神「(無視)何故だ? 角度、長さ、身長。全てにおいて見えるはず。なのに見えない! その時・・・・! 圧倒的 閃きっ・・・・・・・! 見えないのではない、無いのだっ・・・・・・・!」


萌神「という訳で今日の私はノーパンだ!」


雄常「さんざんぱら語ってきてこれかー」


萌神「スカートの下には下着がある。そんな当然にして当たり前を裏切る萌え界のブルータス、それがノーパンだ!」


雄常「さすがにブルータスもあの世で泣いてると思うなー」


萌神「かつてノーパンしゃぶしゃぶというものが存在し、それは政治家すら愛好した場所! 即ちノーパンは優秀な人間すら虜にする、勉強に邁進するエリートすら陥落させる力を秘めた力を持つもの! 幅広い層に市民権を持つ萌えであると言えよう!」


萌神「さぁ雄常よ! 私の神秘を見たくはないか? 今は千載一遇にして唯一無二の好機だぞ! それともあれか! 私自身にたくしあげて欲しいのか! それも良かろう! 私の意志で、私の恥を乗り越えた姿を己の目に焼き付けるがいい!」


雄常「そんだけ度胸があるなら俺が作った麻婆茄子の茄子も食べて欲しいなー」


萌神「! ……さあ見ろ! 今解放するぞ! すぐするぞ! 本当にするぞ!」


雄常「食べて欲しいなー」


萌神「……」


雄常「欲しいなー」


萌神「……シュークリームと交換じゃダメか?」


雄常「ダメだなー」

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