12 「うわぁぁぁぁぁ!」「萌神ぃぃぃぃぃ!!!」

雄常「ヴァルキリーってのは北欧神話に出てくるもんでな」


萌神「……」


雄常「昔俺がやってたゲームでは主神たるオーディンの私兵を集めるために、人間世界から英雄的な立場の人々をスカウトしていたんだ。そんで来たるラグナロク、神々との戦争だったかな、を乗り越えようとしていたんだ」


萌神「……」


雄常「ヴァルキリーに萌える人ってのは、そんな真面目な任務をこなし神秘性を持ちつつも、自分に特別な表情やら反応をしてくれる。そんなギャップに萌えを刺激されてるんじゃないのか? 俺はその当時は何にも思わなかったし、今もよくわからないけど」


萌神「……」


雄常「だからヴァルキリーってのは決して試作可変戦闘機には関係してないと思うんだ。だからその飛行機の着ぐるみはやめないか? 飛行機に萌えるのはさすがに無理だと思うぞ?」


萌神「男の子は戦闘機好きだから……メカメカしい女の子好きだから……そういう作品もたくさん出てきているから……いけると思ったんだ……」


雄常「心意気は買うんだがなぁ」

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