11 恋人的かつ親子的つながりを生み出す強力な “つながり回路” をオンにしようとする、進化のなかで生まれた無意識な欲望
萌神「雄常、お前は子供の頃、大きなものに惹かれたことはなかったか?」
雄常「ああ、あるな。ウルトラマンとかゴジラとか。新幹線、消防車とかも好きだったな」
萌神「そう、そうなのだ。男という生物は誰しも大きなものに憧れる、恋焦がれていくものなのだ。誰しもが通る道なのだ」
萌神「故に雄常! お前も男であることから大きいものが好き! だからお前は巨乳萌えであると考えた!」
萌神「男が何故巨乳にひかれるのか、それは神が人類に与えた
萌神「ともあれ男という生き物は巨乳が好きなのだ! そこで見るがいい! この魅惑的なナイスバデーを! 服の上からでもはっきり形のわかる胸! それを強調するかの如く引っ込んだウエスト! さらには縦線の入ったタートルネックの服まで着ることでダメージはさらに加速する!」
萌神「さらにさらに! 今の私は敢えてのノーブラ! この状態で縄跳びでもしてやろう! ブルンブルン揺れてお前の中にある狩人遺伝子だけでなく萌えパワーまで目覚めさせるぞ!」
萌神「さぁ、何か感想を言ってみろ! 『ハァハァ』でも構わんぞ⁉ 『触りたい……』のであれば触らせてやらんでも揉ませてやらんでもないぞ⁉」
雄常「お前足元にゴキブリいるぞ」
萌神「な、何だと⁉ ああ、胸が邪魔でよく見えない!」
雄常「あ、もう一匹やってきた」
萌神「ふ、ふぇぇ! お、雄常! 何とかしろ! いや、何とかしてくださいお願いします! この場で土下座しますから!」
雄常「おい! 足元にゴキブリがいる状態で土下座なんかしたら」
萌神「この通り!」グチャ
雄常「潰れ、ちゃう、だろ……」
この後大泣きした萌神を慰めるのに、雄常が冷蔵庫に買いだめたシュークリームを全て解放したのは言うまでもない。
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