萌神との生活-Teaching Feeling-（同棲、始めました）

萌神「ともあれ萌えを理解していないなら早速理解させてやろう。チェーンジ萌神、１！」

萌神「見るがいい！　雄常よ！　これぞ萌えの原点にして王、メイド服だ！」

雄常「……」

萌神「黒と白のシンプルにして至高の色合い！　このツートンカラーが人気者であることはパンダがすでに証明していよう！　フリフリ付き長袖は女性らしさのアピールでありながら、仕事を行う機能性と見た目をハイブリッドさせた人類の逸品と言えよう！」

雄常「……」

萌神「またスカートで見えていないが、下に履いているのは黒のハイソックス！　このように目に見えていないとはいえ、手をぬかない私の完璧さを褒め称えるがいい！」

雄常「……」

萌神「見た目だけでなく、主人に従順に従い、よく気を遣う。正に男が望む女の姿！　しかも私は高度の柔軟性を維持しつつも臨機応変に対処できる女！　貞淑さを現すスカートの長さは長いながらも、まくり上げることで足を露出！　絶妙に下着を見せないラインまでたくし上げることで、主人に従いつつも赤面による恥じらいを表現することを忘れない女だ！」

雄常「……」

萌神「どうだ⁉　今感じているだろう？　高ぶりを！　興奮を！　萌えを！　さぁ、正直な感想を述べるがいい！」

雄常「このくそ暑いときによく長袖で頑張るな」

萌神「暑さにも寒さにも挫けないのが、コスプレイヤーとしての矜持だ！」

雄常「お前神様じゃなかったっけ？」