第3話 恋愛

私は、幼い頃から相談を受けることが

よくある。


それは、恋愛相談から

勉強、進路、または人生など

多岐にわたる。


そこで今回の話題である恋愛なのだが

相談を受けるに当たって

よく思うことがある。


「なぜ人と付き合いたいと思うのか」

である。


は?好きだからに決まってるじゃん。

と思ったあなたへ、

私も人間だから思ったことはある。


だが、相談を受けていると

なぜ人と付き合うのかに

疑問を持った。


例えば、私に相談してきた

一人の女性は私にこう言った。


「彼は私の事をただ自分の欲のために

使っているだけ。

けど、それでも私は彼が好きなの。」


彼女は好きな人からなら

不当な扱いを受けても良いと公言したのだ。


ここで私が言いたいのは

彼女がマゾだったとか、そういう事ではなく


人間のなかには

「愛」というものと「動物的な繁殖本能」

を履き違えているものが

いるのではないかという事だ。


人間は根本的には動物で

そこには必然的に

繁殖するという本能がある。

それは進化をした、人間にでも

言える事だ。


私は高校で、ただの行為のためだけに

付き合う人間を何人も見た。


ただ行為をするだけ。

それは本能による行動な訳で

そこに愛があると

あなたは思えるだろうか。


また、高校で中絶を経験する人も

よく聞くようになり

「できちゃった婚」なんて

言葉まであるではないか 。


今話したのは極端な話だが

実際に私の周りの現実では

よくある話だ。


たしかに愛という抽象的なものは

どんなものかはわからない


だが、せめてでも

私が伝えたいのは


本気で惚れた相手のことは

本気で愛して欲しい

無下にするなど言語道断

自分の行動に自信が持てないなら

覚悟を決めてから

付き合って欲しい



私の元にきた、相談者は

恋愛によって

心に、また体にも

傷を負った。


愛した人の人生を壊すものが

恋愛なのだというのなら

私はそんなもの

なくなってしまえば良いと思う


人間よ

本能で動くな、


頼むからもうこれ以上

愛する事で傷つく人を増やさないでくれ





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物語る物語 大仙タクミ @DaisenTakuma

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