第2章 1話 舞台はロンドン

「なあ、優人、バレない用にロンドンまで来たのはいいけどよ、これからどうするんだ?」

ユウガが椅子にもたれ掛かりながら言う。

「まずは資金を集めなきゃな」

優人が答える。

すると、ユウガがいかにもアホな提案をしてきた。

「なら、そこらへんのマヒィアグループとか2、3個潰そうぜ? そうすれば、町の人達もうれしいし俺達も資金集めが出来る、まさにwin.winの関係じゃないか」

ユウガが言い終わると、優人はユウガに冷たい視線を送りながら、言い放った。

「いや、やけに騒ぎを起こすと俺達が目立つだろ? 日本の情報網だって侮れないんだから、変に目立つのはよくないんだよ、そんなこともわかんないの? 馬鹿なの? 死ぬの?」

「ひでぇ言いようだな、おい」

ユウガがジト目で優人を睨む。

「まあ、とにかく町役場にでも行って仕事探すか、金が無くなれば、今泊まってる宿にもいられなくなるしな」

優人はそう言うと、外出の準備をし始める。

「ほら、お前も早く準備しろ、置いてくぞ」

「ほいほい」

ユウガも優人の言葉に返事をし、準備をし始める。

二人とも準備が終わると、部屋の鍵を閉め、受付の人に挨拶をして、町役場へと向かった。

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サウザント・ソード 階段の角 @shirasu200399

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