第2話 日々のはじまり

 遠く、小さく。

 それは張り裂けそうな叫びにも、襲い掛からんとする咆哮にも聞こえる。

 小さな黒点に見える二つの点は、丘陵の続きしなを串刺すように真っ直ぐ移動し、奥にそびえる連峰へ不規則な動きで遠のき、やがて地平の色に融けてゆく。

 その様子は平屋の軒先から伺うことが出来、そしてそこに人影が一人。

 無表情に佇み、二羽の舞踊の終わった空を眺め続けるその男性は、

「乾くな」

 誰とは無しに呟いて足を室内へと向ける。

「ええ、今日も晴れますわね」

 男性が平行に歩き去るに合わせて、日の出の光も浴びない室内から真っ直ぐ縦に現れる女性。

「おはよう、お父さん。お当番ご苦労様でした。すぐに寝ますか?朝食は用意できていますけど」

「・・・食べるぞ。龍さんの分もあるか?」

「もちろん。一応皆さんの分用意してますけれど」

 女性は手に持っていたパンを小さく千切り、何も無い庭へぱらぱらと撒いていく。

「・・・千華はどうした?」

 歩き去る足を止め、男性は問いかける。

「これから起こしに行くところです。昨日も何だか神楽ちゃんと遅くまでやってたみたいですし」

 ふふっと小さく微笑む女性に、それを見て嘆息する男性。

「なんだまたか。遅くなるなと言ったおいたんだが」

「まぁいいじゃありませんか。テスト期間もあけて羽を伸ばしたいのでしょう」

 屋根からか先の落ち込んだ小川の縁からか。

 チチチと小さな声で囀りながら小鳥が庭へと舞い降りてくる。

 降り立つ先は千切られたパンのある場所で、女性は手を止めずに繰り返し小鳥の輪に投げ入れていく。

「・・・とにかく、まだ学校があるんだから遅くならないように注意してやってくれ」

「はい、わかりました」

 淡々と流れる会話はしかし寒さも無く、柔和な響きに感じられる。

 止めていた足を進める男性に、

「お父さん、ご飯はできてますからね」

「・・・わかってる。便所だ」

 無愛想に言い放って廊下の奥、突き当たりを左に曲がる。

 トイレは右手に曲がる必要があるが、

「ふふっ、恥ずかしがりやなんだから・・・」

 千切り終え、両手の空いた女性は、

「さて、今度は千華ちゃんね」

 誰とは無しに呟いて、男性の歩き去ったのとは逆に歩みを進める。

 そうして誰もいなくなった軒先。

 パン屑を食べ尽した小鳥たちはもっとないかと催促するように囀り、歩き回る。


 チーン


 小さな鐘の音が鳴り響く。

 方角は男性の歩き去った先のようだ。

 逆方向へ歩いていた女性にもその音は聞こえて、

「・・・・・・」

 小さく瞬いて、安堵の嘆息を漏らす。

 そうして歩いた先、廊下の突き当たりに出会う。

 その先に道はなく、両端はそれぞれ開き戸と襖で仕切られている。

 女性は和洋相対する入り口に近づき、開き戸の方へ向いてその扉に手をあげる。

 とんとんとん

 三度鳴らす木扉の音。

 声はあげず静かに待つことしばし。

 部屋内からぺたぺたと足音が聞こえ、やがて小さく扉が開く。

「・・・おはよ、おねえちゃん・・・」

「おはよう千華ちゃん。もうご飯できてるからね」

「わかった。ありがとう」

 短いやりとりはすぐに途切れ、歩き出した女性と扉を閉める少女。

 扉の内。

 扉と対角の部屋奥には淡い茶色の羽毛布団がかかったベッドが、そのすぐ傍には猫足のチェストが並び、パッと見洋室然としたその室内は存外に広い。

 しかし壁紙は無く年を重ねた木板が整然と並び、特にベッドと対の部屋奥にある二畳並べた畳が和洋を折衷なのか相反なのか。

 木目を渋く焦がした色のチェストに飾られた和器は色彩豊かで、透いた翠色の器に反射して少女が揺らめいている。

 少女はベッドに腰掛け、手に持った携帯端末の小さな画面を眺め、ややもっさりとした手つきで画面に指を滑らせる。

 すぐに、

「・・・よし」

 小さく呟いて、端末をめくられて小さく乱れた布団の上に軽く投げて立ち上がる。

 扉の近くへと歩き、開く扉に隠れるような位置合いのクローゼットへ手をかける。

 手にしてクローゼットの内扉にかけるそれらは学生のそれで、壁に掛けられた古めかしい振り子時計をちらりと見やりながら自身を纏う着衣に手をかけていく。


 庭先。

 先程まで鳴き散らしていた鳥達も姿を消し、上がりつつある太陽につられるように陽光が庭一面を照らしていく。

 雑草が小さく歯抜けに生えた一見荒れた庭だが、外地と庭を境界している背の低い生け垣のすぐ足元に、数尺の辺を小石で間仕切りした真四角の空間が自己主張している。

 踏み均された他地とは異なり、柔らかく均一に盛り上がった畝を作るその空間は、転々と小さな杭のついた木板が刺さり、それぞれ更に小さな文字で何かが書かれている。

 新しい陽光を浴び、柔らかな土は呼吸と共に自熱を上げていく。

 畝の盛り上がった先には淡く欠けた窪ができ、覗き込めば折り畳まれた若芽が萌芽の時を待っている。

 緑化に勤しむ木々は慌てる様子もなく、その時を待ちわびる。

 と、


 チーン


 遠く小さく鐘音が鳴り響く。

 やがて床を踏み鳴らす音が庭へと近づいてくる。

「・・・・・・」

 庭先に顔を出したのは少女。

 静謐さを醸し出す濃紺のブレザーから真っ白なシャツが覗き、丁寧に折り込まれたプリーツの真新しいスカートが歩くに合わせて翻る。

 少女は庭との境に打ち据えられた石の上に渡り、綺麗に並んだサンダルをつっかける。

 伸ばした足は縁側と平行。

 家屋に沿うように歩くと、戸袋の外に引っ掛けられているじょうろを取り、すぐ脇の小さな水場で蛇口をひねる。

 流水の音が響き、鉄製のじょうろではねる水音が変わるくらいで止めて、振り返り真っ直ぐ歩く先は先程の畝の区画。

 淵までたどり着くと、少し屈みこむように腰を曲げ、左手を添えながら畝に向かってじょうろを傾けていく。

 畝の全てに満遍なく、乾き荒ぶ砂地の無い状態まで水を注いでじょうろを手元に戻す。

 ゆるゆると畝全体を見渡し直し、立ち位置に近い畝まで視線を戻すと、後ろ手にスカートを抑えて膝裏へ抱えながらゆっくりとしゃがみ込む。

 すぐそばの畝を覗き込み、そこに萌芽を待つ若芽を見つける。

「・・・・・・」

 庭先へ出てきた時の凛と澄ました表情が綻び、笑みを湛えたその姿は若年の年相応な少女のそれに見える。

 幾許か過ぎ、笑みを湛えたまま少女はゆっくりと立ち上がり、反転して水場へと足を向ける。

 じょうろを戻し、サンダルを脱いで家へと足を踏み出し、縁側を迷いなく真っ直ぐ歩いていく。

 先程男性が通った廊下の奥、突き当たりを左に折れて更に進むと右手に和室が見える。

 少女はその和室に入り、奥中央に鎮座する仏壇の前までいくと、先程と同様に柔らかな動作でしゃがみ込む。

 背筋を伸ばし、数本小さな丸受けに乗せてある線香を一本取り、すぐ脇にあるライターで線香を炙る。

 着火した線香を手で扇いで鎮火すると一本の白筋が立ち昇り、それを先客のいる香呂にゆっくりと差し立たせる。

 その手を真っ直ぐ仏壇の方へ持っていき、小さな金属製のばちを握ると、すぐ傍の丸い鐘鉢を軽く打ち鳴らす。

「おはよう、お母さん」

 鐘の残響に重ねるように小さく呟き、手を合わせて目を瞑る。

 庭の外を流れる小川はその流音を響かせず、庭に踊る鳥達はその囀りを止め、切り取られた景色が全て一枚絵のように静止する。

 幾許か。

 少女は目を開けて静かに立ち上がり、香の立ちのぼる和室を後にする。

 廊下との境界を跨ぐとき、少女は振り返り視線を和室の窓へと向ける。

 窓のすぐ脇、明るいながらも日差しを直接浴びない木壁に一つ、額が飾られている。

 収められた写真は数えるのを諦めるほど、無造作に重なり合って、各個の場面が覗き見える。

 その距離からは各個の写真を見分けるのは難しい。

 しかし視線はそこだったのだろう。

 障子に手をかけた格好のまま、慈しむように視線を留めていた少女は、ふと口の端だけで笑みを浮かべ、部屋をあとにする。


 廊下を数歩進んだすぐ先、廊下の終端か、床板の色味が変わる。

 渋焦げた木調から円やかな鈍いアイボリーの絨毯。

 一歩踏み出すと、くつくつと煮出す音や朝餉の香ばしさが漂う。

「おはよう」

 少女は透き通る声を小さく鳴らし、広まった部屋の真ん中に鎮座する落ち着いた茶褐色のテーブルを右回りに奥へと進む。

「・・・おはよう」

 テーブルに座っているのは男性。

 手元下斜めにした新聞に目を通しつつ、小さくくぐもった声を落とす。

 少女は歩きつつ右手に並ぶ食器棚の先、細長く立てられたラックにかかったハンガー群から、薄茶色のストライプ地のエプロンを手に取り、首へかけて後ろ手に脇の紐を結んでいく。

「ごめんねお姉ちゃん。何手伝えばいい?」

 部屋の奥は調理場になっているようで、朝餉の香りはそこから漂っている。

「おはよう。葱と油揚げ、切ってお味噌に入れちゃってね」

「うん」

 少女の声をかけた女性は、取り仕切るように左右に動きつつ、その動作は流麗な武術の型を眺めているようだ。

 トントントントン

 葱を刻む音に、柔らかく何かが煮える音が混ざり合う。

「千華ちゃん、学校はいつまでだっけ?」

「来週の火曜。今日からはお昼までだから」

 阿吽の呼吸か。

 葱と油揚げを味噌汁に流し入れたその脇に木椀が静かに置かれると、手が触れる程の瞬間で木椀を持ち、よそっていく。

 木椀は都合四つ。

「あれ、神楽さんは?」

「神楽ちゃん、朝はいらないって。よろしくって戻っていったわよ」

「そっか・・・」

 よそった木椀を丸盆に乗せ、テーブルへ持っていくと男性の前から置いていく。

 男性は身じろぎもせず真っ直ぐ新聞を眺めたまま、

「昨日も遅かったらしいな」

 険のあるような抑揚の無い声を少女にかける。

 少女は配膳の手を止めないまま、

「いつもより少しだけね。持って行ったお茶で議論になっちゃって」

「あら、あの中部の方から取り寄せたってお茶のこと?」

 調理場の端まで移動して、木製の胴に銀盤の蓋がついたお櫃を開き、柔らかな手つきで混ぜつつ二人の会話に入る。

「うん、そう。神楽さんが結構気に入ったみたいで、合わせるタイミングとか色々話しちゃった」

「そうなの。それなら私も飲んでみたいわぁ」

「もちろんそのつもり。今日は午後早くには帰れるから、おやつの時に出すね」

「まぁ嬉しい」

「・・・お父さんもどう?」

 配膳から戻り、女性の盛り付ける傍へ寄って男性へと振り返る。

「・・・・・・」

 嘆息は男性からか、それでも意に介さない女性陣の対応はわかりきったもので、話が逸らされることもいつもの通り。

「・・・もらおうか」

「そう。じゃあ夕ご飯の時に出すね」

 少女は女性から受け取った四つの椀を丸盆に乗せて、再びテーブルへ。

 そこに、

「・・・おう」

 少ししゃがれた声に深く入った皺は老年のそれで、しかしどっしりとした足取りで廊下から絨毯へと歩みを進める。

「あら、おはよう龍さん」

「龍さん、おはようございます」

 鈴鳴る音色は輪唱のように響き、

「あぁおはよう二人とも」

 更に皺を深くさせながら笑顔を浮かべ、テーブルを左回りに、既に座っていた男性の側へ行き、

「おう」

 男性のすぐ横の席を引いて座る。

 すると男性は広げていた新聞を畳み、老男性の前に置く。

 そのままテーブルの上のポットに手をやり、脇の湯呑みを注ぎ口へ置くと、手のひらでポットに圧をかける。

「様子は?」

 ぶっきらぼうに投げる言葉に、新聞を拾い広げつつ、

「なんもなかんべぇ。良きかな良きかな」

 呟くように返す。

 男性は注がれて湯気を漂わす湯呑みを老男性の前に置き、

「昼の仕込み、少し後ろにずらそうと思うんですが」

「んん。この気温やし、いいんじゃあんめぇか」

 煮立つように湯気立つ湯呑みを躊躇なく掴んで口元へ運んでいく。

「静音」

「はい、なんでしょう?」

 調理場で調理を終え、盛り付けをしている女性が男性の声で振り返る。

「昼は先に取ることにするぞ」

「はい、わかりました。そしたらその後少し外出してきますね」

「あぁ、仕込みがずれる分、夜は遅めになるだろう」

「わかりましたわ。千華ちゃん、煮浸し持っていってくれる?」

「うん」

 角のついた盆に浅く深みのついた角皿を二枚乗せる。

 テーブルに盆を置くと汁気の揺らぎがないように、しかし手早く配る。

「おぉ、煮浸しかぁ」

 新聞を畳んで脇へやった老男性は嬉しそうに声をあげる。

「えぇ、鯵で試してみましたの。味付けはちょっと不安ですけど」

 小さく憂う声に

「いんや静音ちゃんのことだからまた美味くやってくれてるだろうよ。やー朝からいい気分だ」

 そうして出揃う料理。

 女性陣も席につき、静かな間が落ちる。

 それも一瞬のこと、

「いただきます」

 男性が声をあげるに続いて三者三様に追従して、それぞれ料理に手をつけていく。

 飛び交う声は無く、静かに食は進む。

 と、

「そういえば千華ちゃん」

「・・・ん?」

「進路調査ってそろそろじゃなかったかしら?もう学校から受け取っているの?」

「ん、・・・うん」

 啜っていた椀を下ろし、

「配られたけど、とりあえず今は考え中。年明けまでに出せばいいって言われてるから」

 素っ気なく、するすると口の端に乗る言葉。

「あらそうなの?でももう年末だし、あっという間よ。考えたらすぐに教えてね」

「・・・うん」

「・・・・・・」

 黙々と食事を摂っていた男性が持っていた椀を下げ、何かを喋りだそうとして、

「なぁに千華ちゃんのあたまならなんも心配あんめぇよ。おべんきょたくさんできんだかんなぁ」

「ふふ、確かに千華ちゃんよくできてますからねぇ」

「そんなことないよ。あんまりおだてないで」

 柔く気恥ずかしそうに少女ははにかみ、口を少しあけて止まった男性は視線を上げず、そのまま口を閉じて別の椀を持ち上げた。


 時刻は過ぎ、それぞれの皿が綺麗になる頃、

「・・・ごちそうさま」

 男性が小さく声をあげて席を立つ。

「お粗末様です。すぐに蔵へ?」

「あぁ」

「俺もごちそうさまだ」

 続いて老男性も席を立つ。

「あらお粗末様です。龍さん、寝ますよね?シーツ新しくなってますので、そちらを使って下さいね」

「おう、悪いね静音ちゃん」

 そうして男性陣が来た入り口から続きざまに出ていく。

 女性は半分ほど、少女は四半ほど料理を残しているが、ゆっくりと食事は続いている。

「千華ちゃん」

「ん、なに?」

 箸を置き、湯呑みに手をかけた女性は、

「・・・進路、いつお父さんに言うの?お父さん、あれでも結構気にしているのよ」

「・・・うん、わかってる」

 部屋に沈黙が染み込む。

 蛇口から垂れる水音がシンクを叩き、箸と食器の重なる音がゆるゆると響く。

「・・・ごちそうさま」

 少女が食器を重ねながら立ち上がり、調理場へと足を向ける。

「お粗末様。お水に漬けておいてくれればいいわ。お父さん達のもいいから。もう出なきゃいけない時間でしょう?」

「うん、それじゃお願い」

 蛇口をひねり、シンクへ置いた食器に手早く水を漬けていく。

 そしてすぐ水を止めると手元のタオルで手を拭く。

 振り向いて、食事を続けている女性の後ろを通り、廊下へと足を踏み出す。

「そだ」

 くるりと上半身だけで反転し、

「お姉ちゃん、今日みんなでお昼食べてくるから」

「あら、そう?わかったわ。お当番には間に合うようにね」

「うん」

 頷きながらも足は廊下へ一歩。

 更に言葉を紡ぐことは無く、少女は部屋を後にする。

 食事の手を止めて顔で見送っていた女性は、正面を向き、湯呑みを丁寧に持つ。

「・・・・・・」

 部屋とを隔てるガラス窓は柔く乳黄色を届け、調理後と相まって暖気が身体を纏う。

 ぼんやりと眺めるその先には開けた門があり、家から続く飛び石がそこまで連なっている。

 すると壁向こう、門の端から人影が現れる。

 腕を持ち上げ、時計を見やる動作をすると、女性の方を向き軽く会釈をする。

 表情は見えないだろうが、女性はたおやかに微笑むと、ゆっくりと会釈を返す。

 前を合わせずに羽織ったコートは厚手の淡い茶褐色で、開けたそこからは先程の少女が着ていたものと同じ濃紺のブレザーが覗く。

 合わせたスカートは濃紺で折り目正しく、足は黒いストッキングが朝日に跳ねて煌びやかに映る。

 すると鈍く何かを引き摺る音と共に、

「いってきます!」

 凛と通る声が聞こえる。

 程なく、先程の少女がスカートを翻しながら駆け足で門の前で待つ少女に近づいてゆく。

 門の少女は再度、こちらを向いて会釈をし、駆け寄る少女には興味を持っていないように逆端へ姿を消してゆく。

 二人が門の外に消え、小さな慌しさが遠ざかる。

「・・・いってらっしゃい」

 女性は小さく呟くと、両の手で囲っていた湯呑みを丁寧に握り直した。

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