思い出は作られ、記憶は刻まれる

もう恋なんてしない。
高校始めにそう誓った男の子が、入学初日に女の子に告白されて、リア充生活を送る話……というのが第一印象だったんですが。
読み終わってみれば、愛しい愛しい思い出と記憶の日々だったように思えます。
軽快なやり取りから切ない想いまで、丁寧に書かれていて、最後は結構幸せな気持ちになれます。
君たちのことが大好きだ、と言えるくらいに。
いやはや、いいものを見せてもらいました。

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