第154話 小説は技術力じゃない

 小説の面白さってね、当然の話なんですけど、物語の面白さなんですよ。技術的には拙くても、展開が面白ければ一度読み始めた読者は読み辛さを克服して読んでくれます。と、言う事は大事なのは技術じゃないって事ですわな。

 とは言え、この創作のセンスは個人の資質の話なので、教えてもらって簡単に身につくとかそう言うものでもないんですよねぇ。


 どれだけ読みやすくて伝わりやすい文章で書かれていても、展開がつまらなければ多くの読者は途中で飽きて離れていくに決まっています。

 読者を飽きさせない工夫はたくさんありますけど、そのどれを使ってどれを使わないか、これ、生まれつきのセンスを持っている人には敵いません。テンプレ作品にだって人気を得るにはセンスが求められるんですわ。


 センスのない我々は人気作から人気のパターンを感じ取って、それを真似て何とか感覚を掴むしかないんでしょうなあ……。


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