ブルース好きの血が騒ぐ
k.m.joe
第1話
●V.A.『ドゥ・ザ・ブルース・45s』<シンク!/ディスクユニオン>(17)
http://diskunion.net/portal/ct/detail/XAT-1245673681
※本文を書くに当たり、秋元伸哉さんのライナーを大いに参考にしています。
今年6月、ディスクユニオン・ソウル/ブルース館へ行った時の事。店員さんとひとりのお客さんが、ブルースのシングル盤を掛けながら、話をされていた。ラフで勢いのあるサウンドに、CD漁りの手も止まった。あの時の感触がこのアルバムにはある。同じ<ディスクユニオン>関連でもあるが、シングル盤という、状況によっては一発勝負のサウンドが、根本的に、ブルース・ファンの血を騒がせる要因ではなかろうか。また、荒削りなようで、バンドメンバーの技が存分に発揮されている為、どんどん深みにはまっていく。
許される範囲の大音量で聴くべし!
YouTubeにアップされているのが、本CDと同一ヴァージョンかどうか聴き比べていませんのでご了承下さい。動画で、レーベルと発表年が判るのは参考になるかと。
②Smokey Johnson - It Aint My Fault Pt 1 & Pt 2
ニューオーリンズらしさが生きる。リーダーはドラマー。ギターはジャズ的。
https://www.youtube.com/watch?v=SlBuc863hU0
③Wiley terry - Follow the leader Part 1 & 2
ジュニア・ウェルズを想起。
https://www.youtube.com/watch?v=W2r_0Bv78iY
⑤Flash Terry She's My Baby (1961)
問答無用のジャンプ曲。歌も迫力有り。
https://www.youtube.com/watch?v=ZB0Z1kMVhq8
⑥Eddie Hope and The Mannish Boys"A Fool No More" 1956 Marlin 804
これもドラマー名義。掛け声も雰囲気ある。
https://www.youtube.com/watch?v=lSv1y3gYbeY
⑧Freddy Young Someday Baby (FRIENDLY FIVE 740) (1964)
優しいタッチだが、絶妙なフレージングを聴かせるエディ・テイラー。
https://www.youtube.com/watch?v=JyiLmwSlNpw
⑨James Walton And His Blues Kings - Leavin' blues
鋭いギターが印象的。
https://www.youtube.com/watch?v=dOhcmbzT-HE
⑩Baby Boy Warren - Chuck-A-Luck - Excello
サニーボーイⅡのハープを存分に。
https://www.youtube.com/watch?v=nc5SnX306Fo
⑪Mighty Joe Young / Voo Doo Dust
シカゴ系との事で、モダンさが際立つ。
https://www.youtube.com/watch?v=ijy4UzQcGig
⑫Monte Easter - Weekend Blues
落ち着いたジャズというスタートだが、ジミー・ノーランが割って入り、ちょっとTボーンぽくなる。
https://www.youtube.com/watch?v=wRojpaiWICg
⑬Johnny Jenkins- Pinetop
このバンドがそっくりそのまま、某有名ソウル曲を演奏しているそう。タイム感が最高。
https://www.youtube.com/watch?v=YSOC9ZFdVNo
⑭Ace Holder Encourage Me Baby
ハーピストだが、ギターを目立たせ、ここぞという所でじわっと吹く。
https://www.youtube.com/watch?v=aSI3pO29vqo
⑮Stormy Herman & His Midnight Ramblers Bad Luck
「フーチー・クーチー・マン」を借用。ベースをブイブイ効かせている。
https://www.youtube.com/watch?v=9ZRZT4awx28
⑯Champion Jack Dupree - Sharp Harp
ご存知ピアニストだが、ここはジョージ・スミスのハープが主体。もちろん後ろで音粒を転がしてはいる。
https://www.youtube.com/watch?v=aCDdPFg8Vu8
⑰Papa Lightfoot: Wild Fire
人気のあるパパ・ライトフットの軽快な一曲。腕達者揃いだね。
https://www.youtube.com/watch?v=wshRqksU2NQ
⑱Tender Slim - I'm Checkin Up
ジミー・スプルーイル登場。独特の揺らし攻撃。ハープも味。
https://www.youtube.com/watch?v=Ei7HAeYoSfc
⑲Jimmy Lee Chicago Jump
つんのめり気味な感じもするが、楽しそうに弾くジミー・リー・ロビンソン。サックスも良い。
https://www.youtube.com/watch?v=8pjXcSc2OPw
⑳model t slim shake your boogie
厚みのあるサウンドが心地好い。
https://www.youtube.com/watch?v=mZQOVvJiVtw
以下は音が見つからなかったもの。
①ジョージ・スミス「トラップ・ミート」
ゆったりとしたハープに、ジミー・ノーラン+マーシャル・フックスのギターがギャンギャン絡む。
④フェントン・ロビンソン「フリーズ」
まさかのアルバート・コリンズ・カバー。キンキン弾いてます。でも、キンキンの奥に感じる透明感は、後の正調フェントン節を予感。
⑦リーヴァイ・シーバリー「ブギー・ビート」
なんと、若き日のB.B.キングが参加(でも、よくわかりません)。主役はハープで、これが唯一のレコードとか。
ブルース好きの血が騒ぐ k.m.joe @koolmuddyjoe
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