前日譚
第0話 しみったれ
+ゴキブリ・ヴィジョン+
……己の拙さで、持ち崩した。
駄々をこね、我慢を覚えず、何もかもを無駄にした。
情けない、ダメ人間。
失い、傷つき、転げ落ち、堕ちた己に絶望し。
それでも……それでもなお、恵まれた明日を夢見るなら。
そのために、人の夢も命も、踏みにじって進むことさえ厭わぬのなら。
弱き者よ、稚拙ナ人間よ。
僕は、君を肯定すルヨ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます