おまけ⑥

『夢幻にして無限のスキルたち』


『超越精神の竜』

アジ―ン。1の獣よりもたらされた異能。精神活動を強化するというよりは雑念を振り払う力。発動さえすれば精神的動揺を0にまでできる。精神活動を強化することもできるがそちらは華が素で行えるのであまり意味がない。軍勢の獣たちは撃破後、能力を取得した者に宿り、協力者となるのだが――――

華からは大分嫌われている様子。


『気配遮断』

もしくは隠蔽。姿だけでなく、息遣いや音など、存在を察知できるあらゆる要素を限りなく小さくすることで発見されにくくする。極まっていることで体温や酸素量まで隠蔽している模様。少なくとも生物に発見は不可能である。なお、金属探知機は引っかかる模様。


『立体機動』

3次元の動きで敵をかく乱する。その性質上足場が必要だが、人間では見切れないような速度であらゆる方向から攻撃可能。意味の分からないことに、これを続けるほど速度が上がっていく。


<能力紹介>

『黄金色の大楽団』

フルメタルオーケストラ。鈴原疾風の所有する能力。周辺一帯に存在する金属を感知し、それらに命令を下すことのできる金属操作能力。発声する必要もなく、一度に操れる数に制限もない。何らかの方法で場所さえわかっていれば距離も関係ない凶悪な能力だが、立体機動中の華には追いつけなかった。なお、一度目の移動さえとらえていればその時点で止められていた。


<人物紹介>

鈴原すずはら疾風はやて

華のクラスメイトでミュータント。15歳。時代錯誤どころかこの世界では本当にいたのかも怪しい忍者文化に傾倒する忍びガール。喋り方もござるももちろん後付けであり興奮すると素が出る。忍び的に仕える主が欲しかったらしく、何かと理由を付けて果し合いを行ってきた。冬子とはいい勝負だったとのこと。その際に「そもそも配下より強い主君とかどうなのさ」という指摘マジレスをされたため少し態度が冷たいとかなんとか。どちらかと言えば白兵戦が得意で、かなりの腕前の剣術に自身の金属操作を交えて敵を翻弄するのが本来のスタイル。黒髪をポニーテールにしており、このころの少女にしては発育もいい。戦闘スタイルと見た目からかどちらかと言えばサムライっぽい印象を受ける。普段着が袴なのもそれに拍車をかけている。

本気で戦った場合の相性としては、華(絶望的)、冬子(相性最悪)、彩夢(絶望的)、アジ―ン(絶望的)、師匠(五分)といったところ。ただし、奇襲と意表を突くことに特化した能力と本体の堅実な実力から戦闘力はかなり高い水準にある。サイボーグ手術が一般的で、科学発展の盛んななこの世界では無敵の存在。

なお、くのいちの存在を知らない。




<次回予告>(担当:疾風)

二度目の都市防衛にござるな。

主殿、拙者の活躍をご覧あれ……

――――って反則でしょそんな能力!?

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