おまけ③

『夢幻にして無限のスキルたち』


『機械音痴』

修行の場には精密機械などなかった。ゲーム機位なら使えるが――

だいたい3割くらいの確率で精密機械を破壊してしまう。


『電撃耐性』

普通。食らい続ければ耐性は上昇するため、死にはしないが。


『曲撃ち』

射撃の派生スキル。多少変な体制や狙いでも命中させることができる。ただし、発射間隔や命中率は普通に撃つよりもやや下がる。


『体術』

多少無茶な挙動でも可能にしてしまう。曲撃ちと併用することでサーカスも真っ青な離れ業が可能。秒間4発ぐらいの投げナイフを躱しながら銃身で叩き落しつつ撃ち落とせる。


『技能切り替え』

あらかじめ決めておいた動作を取ることで、意識的に使う技能を切り替える。ただし、戦闘前にどの技能にするか決めておく必要がある。


『格闘技』

達人級。音速を越え、ミュータントですら、防ぐのは難しいほど。


『肺活量』

砂と銃弾の大量に入った2ℓペットボトルを一瞬で破裂させられる。


『回復力』

筋断裂や裂傷、靭帯損傷が2日で治る。というか、本来治癒しないような部位すら再生する。


『骨』

常軌を逸した強度を誇る。冬子の投げナイフを喰らってもヒビすら入らないほど。

骨にさえ当たっていれば、右手は持ってかれなかった。


<あとがき?>

リアルの方が忙しくて遅くなりました。そもそもこの回難産だったし。

1対1のバトルで、コロコロ視点が変わって読みづらいと思うんですが、すみません。地の分はこれが一番書きやすいんや……

最期の分は、華から師匠への言葉です。ちょっとわかりにくいと思ったのでここで。

―――――がんばります



《与太話》

「華ちゃん――――か。」

少女――月影冬子は呟いた。

「強かったなぁ。」

ここは彼女の住処。幼少のころに親を亡くした彼女が一人で住んでいる部屋だ。

「仲良く――――なれるかな?」

少女は頬を染めて呟いた。


彼女の能力は幸運。ダメージの回避ではない。なのだ。

この能力は作用する。けがをした先により良い結果があるならケガを許容するのだ。

なら、例えば。

たとえば。

この件について、多くは語らない。

――――語らない、が。

今回のフィニッシュホールド。太ももが顔に密着していたとだけ語っておこう。




《次回予告》(担当:桔梗)

街に怪物が出現した?何を言ってるんですか。漫画やフィクションじゃあるまいし。皆、疲れてるんですか?休みを取らせた方が―――

え?華がいない?

―――――街には怪物がいる?

なんでそれを先に言わないんですか!!!

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