鬼を斬り業を断つ、宿命は一人では背負えない

現代の高校生が制服姿で刀を振るい、鬼を狩るという設定に惹かれて読み始めましたが、期待通りの物語でした。
怪死事件の伏線の回収が巧みで、特に最終局面での盛り上がりが素晴らしかったです。
主君の強さの裏にある感情が次第に明かされることで、キャラクターにより深く感情移入できました。
退魔アクションと刑事もの要素が絶妙に組み合わさった良作です。