応援コメント

第56話 兄妹永訣」への応援コメント

  • ん~、死刑を願うとは。
    そして明月と一緒にいながらにして。
    鈴玉が酷い目にあったのも兄さまのせい。明月の気持ちは複雑でしょう。死刑を見るよりは流刑の方が?それとも縁が切れた方がスッキリするのか。

    上を目指すという点では同じなのか、薛伯仁とは違うと思いつつも、いつか自分と似た所を見つけるかもしれない。その時、鈴玉さんはどうするのかな。杞憂かもしれませね

    鸚哥の形見を渡してくれるなんて優しいですね。
    形見は一度親族に返すものなのではないかと考えてしまいますが、女官という立場、事件の中にいた人物のものと考えると、そういうものなのかと思った次第です。

    作者からの返信

    鈴玉が処置に納得できないというのは、ひとつには、この事件は法において王への謀反という、極めて重い罪として裁かれますから、普通は本人の死刑はむろん、家族・親族も縁坐で死刑となります。鈴玉はそれを知っているので流刑の決定を軽く感じました。もちろん、それと同じくらい、いやそれ以上に、友人を死に追いやった者達への個人的な感情はあります。
    ただ、恐らく、年月がもっと経てば鈴玉も相手が流刑で済んだことに納得できるかもしれません。

    鈴玉と伯仁は野心家であったという点では同じです。ただ別の道を歩んでいったわけで、鸚哥のように使い捨てられたり、伯仁のように目的のためなら手段を択ばない人間になっていた可能性もあるでしょう。鈴玉は彼に複雑な気持ちを抱いていたのではないかと。

    あと、翡翠の指輪は、何となく鈴玉の手に渡るのが正解かなーと。

  • 薛伯仁、こいつも彼なりにチャレンジがあったんですね。方向性は全力で間違っているけど。

    「約束」守られないと思っていたけど、こんな形になるとは…… それでも、再度、「約束して」という鈴玉は、裏切られる経験が多いのに、まだどこかで他人を信じたい気持ちが残っているのかもしれないです。

    それとも、最悪や不幸を遠ざけたい気持ちが、こんな風に言葉になっているのでしょうか。二度の「約束して」は、どちらも履行が難しいと鈴玉には解っているのに、それでも希うように言い募るのは、鈴玉の心の底にあるものが垣間見える気がします。

    作者からの返信

    伯仁は、野心を抱いて入宮したという点では鈴玉と同じです。なので、彼は鈴玉に「お仲間」の匂いを嗅いで、錦繍殿チームに誘ったんでしょうね。ただ、2人は全く逆の道を行ったわけですね。

    1度目に願った「約束」は結局裏切られ、悲しい結末となりました。ただ、2度目の「舟に乗らない」約束は、おそらく守られるでしょう。
    鈴玉は「信じたい」人であり、たとえ裏切られてもなお「信じたい」と心の底で思い続けることが、彼女の強さなのかもしれません。