四章 香澄たちの決心とトーマスの挑戦
四章 補足説明一覧
四章
『登場人物一覧』
リース・サンフィールド……トーマスの父親で、アメリカ有数の弁護士。四三歳。アメリカ国内での知名度は高く、仕事で知り合ったハリソン教授と仲が良い。また弁護士という立場上、お金持ちとしても有名。だが突然の不慮の事故により、息子のトーマスを残し他界してしまう。
ソフィー・サンフィールド……トーマスの母親で、アメリカの一流企業に勤めるOL。三九歳。語学が堪能な才女で、英語の他に複数の外国語を使いこなす。ワシントン大学の卒業生で、先輩のフローラと仲が良い。だが突然の不慮の事故により、息子のトーマスを残し他界してしまう。
『用語補足説明』
エクソシスト……悪魔祓いを専門に行う聖職者のこと。
ソリューション・フォーカスト・アプローチ……相手が持つ長所や力に注目して勇気づけながら、相手が望む将来像を引き出す心理療法のこと。“自分の力で問題を解決出来る”と思わせることが特徴で、子供から大人まで幅広い年代に適用可能。
オペラ座の怪人……フランスの作家、ガストン・ルルーが1909年に発表した小説。当初はノンフィクション風に作品が描かれている。オペラ座が舞台となっていることが特徴で、ルルーは執筆にいたり色々と取材をして、作品を完成させた。ミュージカルや演劇作品としても有名で、世界各国の劇団で度々登場する作品。
ガストン・ルルー……フランスの小説家・新聞記者( 一八六八~一九二七年)。一九〇〇年代から小説を書き始め、人間心理の盲点を突いた『黄色い部屋の秘密』という推理小説を一九〇七年に発表。その後一九一〇年に『オペラ座の怪人』を発表し、一躍人気小説家の地位を得る。
その人気ぶりは海外でも高く評価され、一九二五年に販売された日本の「キネマ旬報」では、娯楽的優秀映画 六位の名誉を獲得。またラテン語にも精通している。
『場所説明』
ユニバーシティー・ブック・ストア……一九〇〇年にオープンした、シアトルで古い歴史がある書店。学術書や専門書を多く取り扱うことが特徴で、ワシントン大学の生徒や教職員の利用者も多い。
『アメリカと日本の違い』
五 アメリカでは子どもの通学時に、ランドセルを使用することはほとんどない。通学時に使用するバッグの制限は特になく、生徒や生徒の保護者の判断にゆだねられている。
一方日本では通学時にランドセルを使用することが多く、色も黒や赤など多彩。
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