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今日も、この瞬間も、世界のどこかで日本のどこかで大切な人と別れなければいけない出来事が起こっています。そして、その数とどれくらいの差があるのかはわかりませんが、あちらこちらの国で新しい生命が誕生しています。人生というものは、一概にいいとか悪いとか幸せとか不幸とかでは言い表せませんね。今日は、このエピソードを読ませていただいて、人生哲学について考えてしまいました。
作者からの返信
himekonさま
こんばんは、月影 夏樹です。温かい応援コメントありがとうございます。
長いお話ということもあり、これまでの場面を振り返るという意味を込めて書いたエピソードです。ですがただ過去を振り返るだけではなく、香澄の主観も新たに加えています。一部私の考えも含んでいる内容となりますが、今後も香澄たちと一緒に物語を楽しんでいただければ幸いです。
今後とも応援よろしくお願い致します。
編集済
香澄はトーマスの心のケアを行い、カウンセリングレポートを記しながら、トーマスの深層心理を探っていますが、トーマスの鬱症状に対して過剰に神経質になってしまうあまりに、主観的な考えが強くなってしまう傾向があるように思いました。
特に「時が経てば経つほど、つらい想い出の傷口は深くなる”ばかりなのだ……」というところは人の多様性を含めて考えれば一理あるのですが、ペシミズム的な考え方なので、気になりました。
作者からの返信
中澤 京華さま
こんばんは、月影 夏樹です。温かい応援コメントありがとうございます。
確かに香澄自身はトムを特別扱いしているつもりはありませんが、それでも彼の「心のケア」をしていることに違いはありません。そういった考えが心の奥底にあるからこそ、香澄が書き残すカウンセリングレポートのボリュームが増えるにつれて、少しずつ主観的な内容になっていくのだと私は思います。「心のケア」という概念が香澄になければ、彼女もこのような内容は書き記さないでしょう。
また悲観主義とも呼ばれるペシミズム的な考え方については、まさに人それぞれだと思います。
仮にトムの心のケアを行う中心人物が、メグのように明るくて人付き合いの良い性格だったとします。その場合におけるカウンセリングレポートについても、全体的にオプティミズム(楽天主義)や積極思考(ポジティブ・シンキング)な内容が多くなるかと思います。
ですが今回のお話では明るい性格のメグが中心ではなく、真面目かつ責任感の強い香澄がカウンセリングレポートを担当しています。メグとは正反対の性格であるため、非常に丁寧かつトムの心理を考察するかのような内容となっています。
このようにカウンセリングレポートの書き方一つ比較してみても、内容が異なるという点がとても興味深いですよね。
少し長文となりましたが、以上となります。今後とも応援よろしくお願い致します。