ミステリという特殊ジャンル①
私、ミステリ書きをワナビしているくせして、本気でミステリ小説とか無縁でした。シャーロックホームズの「まだらの紐」をよい子の物語シリーズだったかで、すんごい端折った翻訳で読んだ程度です。(笑
てか、マジで漫画とアニメ、映画が9割で出来てます、私の脳みそ。
ですから、現在、ネタはナンボでもあるが、書き方がさっぱり解らねぇ!状態。
ここ三年ほどかけて、ようやく数えるほどですがミステリ小説を読み出して、書き方のルールなんかを研究し始めたトコです。なので処女作にあたる作品なんてのは本気でボロボロでした。第一稿から躓いて、ご丁寧にネタバレしながら書き進めるといった状況でしたね。伏線とか仕掛けとか言いますが、ミステリはこれが非常に重要なポイントになるんですが、書き手にとってはそここそが他の小説群とは感覚が違うんで迷うんですよね。途方に暮れます、いや、マジで。
読みこんできている人にとっては、たぶん、空気みたいなもので、まったく感じることもないんでしょうけど、未知です、コレ。私には未知でした。(なのでいつか逆手にとってギャフンと言わせてやると目論んでますが)
普通の小説は正直にあろう、という感じに書いていきます。しかし、ミステリは最初から欺す気満々なのです。私は、自身の思考が二重になっていることに気付きましたね。(笑
コアという話をレトリックの項でやりましたし、語り部の信用という話を続けて書きましたが、普通の小説では語り部の信用はイコールでコアの信用です。なので、出来るだけ疑問の起きないよう、誤解を招かないよう、先回りでややこしい部分は解説して、親切丁寧に語っていくわけですが……ミステリは欺す気満々なんです。(笑
普通は、そういう感覚は訓練して育ててはないので、書けないってワケです。
ミステリというのは非常に感覚が大事で、書く際には他のジャンルとは違っています。その点を分析しながらちょっと考えていきたいと思います。
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