PVの増えが止まったら…
「魔王コン」の作品、PVの増えが止まりました。熱心に読んでくれてたのが、今回はお休みしますの宣言ですね。解かりやすい。(笑
私はもう通り過ぎちゃったトコロではありますが、今でもこの、PVというものに一喜一憂している方は多いと思いますんで、これの読み方をちょろっと。
教材は、私が書き始めた「魔王コン」の参加作品です。確認したい方はどーぞ。
これ、タイトルがアレで、編集O氏の求めがアレで、要するに「バリバリのテンプレラノベ送ってきやがれ!(表向き)」な挑戦かという感じですわ。なので、もしテンプレじゃない変化球を狙う方は、もう冒頭どころかキャッチコピーや紹介文の段階で、テンプレじゃないよとしつこいくらい宣言入れとかないと、私と同じことになりますんでご注意。どっかの段階でPVが止まります。
私の作品、3話に入る前あたりまではサクサク読まれていて、PVは順調に増えてました。紹介文のノリから、『テンプレ変化球』と思っていた読者がそのつもりで読んでいたんでしょうね。
ところが、どっかでも書きましたがちょうどこの2話を書いた辺りから、いつものルートというかで企画ハードル蹴り倒しが開始されまして、紹介文から受けるイメージとはかけ離れた内容に近付いていくわけです。(後で紹介文変えます)
Webの作法は、細切れ更新に対応したやり方ですが、私の好みは紙媒体と同じです。自分の好きなトコで息継ぎできるようにしてある書き方。その気になれば一気読みが可能だからと、待たせることを想定していない書き方ですわ。
例えば、小難しい概念を扱った文書を細切れに、一日幾らかの断片でしか渡されないとなったら、ソレ、理解できると思います?(笑
私の好みはその、小難しい概念とかでもって、割と簡単なはずのモンを遠まわしにひねくり回して愉悦するよーな作品ですわ。高尚ぶりたいのね。愉悦部っス。(笑
思えば俳句なんかもソレですわ、道端に咲いてるペンペン草を捕まえて、どーたらと季語だのルールだの踏まえて風流に、とかってのはもう、高尚ぶりたいお遊び。
遊びも徹底してやるんだよ、てわけで、高尚さとは徹底してこそ、な遊びです。
だから文章作法でも、Web小説だと首を捻るよーなルールが紙主体の文芸では言われるわけですよ、「同じ表現を使うな」だとか、「意味が重複するのはクドイ」だとか、これは集中して一度に読んだバアイに気になる点なんですわ。
細切れ毎日更新、時間が空いてしまう形態での書き方だと、こんなもん、あんまり意味ないですね。時間が空いてもすぐ理解できるように、できるだけ既存のイメージを利用して直截な単語だけで解かりやすく書くのが正解でしょう。だから文芸とは混ざらん、といつも言うわけですわな。
んで、私の今回の作品ですが、3話から路線変更が露骨になりまして、「高尚、高尚、いぇぇーーい♪」になってきたので、ピタリとPVが止まった、というわけです。
ある程度書いたらタイトルと紹介文とキャッチコピーと冒頭を、そっくり書き換えたいと思います。路線変更に伴い(PV止まってしめしめ)、優先順位も変えます。私のよーに、無計画に作品をあっちこっちに上げてるような作者さんは、ぜひ、このPVを参考に戦略を組みましょう。
PVが止まったら、更新速度下げていいよ、の合図です。(キッパリ
それは、期待を外してしまったということで、「サヨナラの合図」なわけです。一度逃げた読者はまぁ戻ってこないと思っておいた方がいいです。
しかし、更新していれば表出機会はほぼ均等にあるわけで、新規の読者さんが来ないわけじゃないです。逃げられてしまった原因を探り、そこをどうするかの計画を練り直して、再出発しましょうということですね。
例題作の私のヤツは、冒頭詐欺を働いたからという非常に解かりやすい原因がありますんで、このバアイ、常套としてはテンプレ通りの路線に戻して、3話でブッ込んだ面倒そうな展開はもっと後に回す、とかをやるわけです。ハイ。
読者さんには悪いけど路線の方を優先するわ、というバアイにはまるっと冒頭から書きなおして詐欺を消さないといけません。騙される被害者が増えますんで。
そこは、スケジュールとか良心とかと相談です。
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