応援コメント

キャラクター論①=ピカレスクの巨星=」への応援コメント

  • 悪役の設計は難易度が高いですね。性格、何より生き様の設計力を問われますから。それができている作品から学ぶものは、とても多いです。

    キャラクターのインパクト、作品に於ける位置づけ、主人公達との絡み、そして作品の色調への影響など。その作品の登場人物として満たすべき条件が多く重要な分、パーツであってはならない。……一番エネルギーを食う部門の一つかと。

    受け手の目が肥えている昨今、送り手の得手不得手は必ず読み取られますし、送り手側にスキルの他、ある種の覚悟が求められているような気もしています。

    作者からの返信

    生き様、確かにそうですね。映画でも、主役を食った悪役ってのはたまに出てきますけど、こないだ公開の「ブレードランナー」とかは、前作でルトガー・ハウアーがハリソン・フォードを食うほどのインパクトだった、というのがありました。
    色んな出色のある作品なんですが、カルト的名作と呼ばれるようになった由縁は、ルトガーの存在が大きかった気がしますね。彼でなければ凡作で終わったと思います。
    「星降り山荘の殺人」を読んでの感想も、あの犯人を作家として惜しんでしまったら、名作にはならなかったと感じましたんで。
    あと、「バットマン」はとにかく沢山作られたわけですが、これも知名度を爆上げしたのはジャック・レモンの鬼気迫る演技とも言われてますんで、一人、そういうキャラが生まれると、その威力は凄まじいという、その実例は数え切れないんですよね。