華の女子高生(?)が異世界転生アニメに憧れて、転生しちゃった件

@Kanonnendres

第1話 香奈の冒険その一!

私の名前は崇島香奈、華の高校生!のはずだった。というかそうなりたかっただけなんだけど、ゲームオタクで お世辞にもそう言える立場じゃない。 周りを見渡してみよう、 友達なんて誰一人いない。いわゆるぼっちっていうやつ。

「 ○○さんおはよう」

そこに崇島と言う 名前が出ることはなかった。 存在感が薄いのか それとも 友達がいないのか

「どっちもだよ!」

なんでかな~ 香奈だけに?なんつって!

・・・・・・ 一人で何やってるんだろう。

虚しくなってくるよねここまでくると

二次元に異世界転生できないかな~

いつも思うけど それはアニメの話 三次元で起きるはずがない そう思っていた。

『 崇島香奈』

うん幻聴かな、そうだよね そうに決まってるよ ジャンヌダルクじゃないんだからさ、 神からのお告げなんて聞こえるわけないじゃん?

『崇島香奈さん』

しつこいな、 幻聴、黙って、黙って!

『 人の話くらい聞いて!ねぇ、聞いてよ!』

「 え、何ですか」

『 誰ですか異世界転生したいっていってたのは、あなたですよね?』

「 いやまぁそうですけど」

『 ねぇねぇ、異世界転生してみない?』

「 いやそんなコンビニ行かない?みたいな感じで言われても」

『 まあそれは私が悪かった、 悪かったから聞いて』

「 なんすか」

『異世界転生してあげようか?』

「マジすか」

『本当だよ、どうする?』

異世界転生かぁ、 しよっかな~友達いないし、ぼっちだし、ゲームの世界に行けるならアリだな

「お願いします!あ、願望をいうと そこそこかっこよくて、 あと強くて 可愛い妹がいる人にしてください」

『よし来た! じゃなくて!願望多くない?!』

神なんだろ?神なら何とかしろよ

『ちょっと今良くない言葉が聞こえたんだけど?気のせいかな!』

「あー気のせいっすねきっと」

『まぁいいけど、じゃあちょっと待ってね』

異世界転生ってそんな軽いノリで出来るもんなんだな~

「てか、思ってること読めるんですか?」

『まぁね、大体は』

すげぇ、ってこれも読めてんのか

『準備終わったから、とりあえず死ぬ寸前みたいな声だして』

いや、どんな声ですか?呻けばいいのか?

「う、うぅ・・・」

『はい、オッケー!じゃあまた後で』

え?

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