落ちこぼれの独り言 英語教育とか

わたし10代の頃は英語と数学がとにかく苦手でしてね～

でも私は国語と社会科(公民除く、地理歴史文化）をこよなく愛する中学生でした。

ぶっちゃけ極軽度のLD児のケがありまして、　

自分の興味ない学科については全く関心を示さず

まぁそれが数学と英語だったわけであります。

でもね、中学生だったある日、担任の先生(社会科）が言ったわけです。

「キミ達社会科や国語なんてどうでもいいから、

まず英語と数学を優先して勉強して立派な大人になりなさい。」

みたいな的な事を。

え？何それ？じゃあ国語と社会が得意なオレの存在価値はどうなっちゃうの？

って思いました。

てゆうかね、英語は苦手な上に反感持ってました。

廊下を歩きながら、これみよがしに外人英語講師と英語で喋りながらドヤ顔してる

英語教師共を苦々しい思いで眺めてましたよ。

世の中生きていくのに英語力は大切なのはもちろんだと思いますが…

何か受け入れられないところがあったんですね。子供心にも。

歴史が好きな私は知っていました。

英語が公用語である国々は、どのような過程を経て、英語が浸透していったのか。

インドは？フィリピンは？知らないの先生？じゃあオーストラリアは？

なんで英語の国になったの？

私の疑問に答えてくれる先生はいませんでした。

いいからお前は黙って勉強しろと言われるだけでした。

本が好きな私は、母国語では高度な教育が受けられず、

英語じゃないとその分野について授業できない貧しい国があるってことも知っていました。

でも日本はそういう国じゃないことも知っていました。

そして、日本だけじゃなくて、当時のソ連とかも

高度な学問であってもロシア語だけで事足りていることも知っていました。

ベトナムや中東やその他発展途上国の人たちがソ連に高度な学問を学びに

留学生として行っていることも知っていました。

つまり、世界は英語の為にあるわけじゃないって言いたかったんです。

もちろん落ちこぼれの私がそんな事を言っても誰も相手にはしてくれませんでした。

彼ら大人はそんな当たり前の事実ですら知らないのに。

世界は日本とアメリカだけで成り立ってると思ってるんです。

英語を喋れたって、僕たちは白人になれるわけじゃない。

アメリカ人。

日本に原爆落として英語を教育してやるって、

片手で人をぶん殴っておいて、もう片方の手で人の頭を撫でるようなものです。

だからおかしいって言いたかったんです。

今時程度の低い芸能人、紗栄子とか工藤静香の子供が1歳だか2歳から外国の学校に入れて

早期英語教育を施すなんて話を聞くと、なんだかモネモネ～ってするんですね。

あと、小学校から英語教育をするとか

企業が英語を社内公用語にしてるとかいう話を聞くともう、本当に危機感を覚えます。

お前ら本当に日本人か。

相手の民族を滅ぼすに最も手っ取り早い方法って知っていますか。

敵の民族の言葉と神を奪う事です。

これも中学生の頃の私ですら知ってたことなんですから、

今時の日本の舵取りをしている頭の良い優秀な人材が

この事を知らないはずはないと思うんですよね。

おそらく、これはグローバリスト外国勢力と結託した成金連中の

意図的な日本侵略ではないかと思います。

世界中の人達がみんな英語を喋れれば、

英語話者は何の苦労もなく世界中で同じように商売できる。

まぁ彼らが考え付きそうな話ではないかと思います。

ところで、ベトコン・メモワールという本を読んだのですが、

ベトナム人である著者のチュオン・ニュ・タンはサイゴンの最上流階級の家庭に生まれ育ち、

フランス人と共に学び、フランス語を話し、フランスの歴史を自国の歴史として学び

中学生くらいまでナポレオンとかを自分の国の

英雄だと思い込んでいたそうです。

おいおいマジかよって思いましたが、教育ってそういうもんです。

そこまで人を洗脳できるんです。

学校の英語教師はその事を良く理解するべきです。

それと、コレはな～んにも関係のない話ですが、

かつて帝政ロシアの上流社会ではフランス語が公用語とされており、

ま～あそんな鼻持ちならない貴族共をロシアの農奴たちはどう思っていたんでしょうね。

その結果何が起こり、ロシアにおいてどのような惨劇が引き起こされたか…

日本の英語至上主義者の方々には一度考えてもらいたいものです。