灰の街の食道楽 〜SF世界のわくわくグルメ〜

作者 黄鱗きいろ(灰の街の食道楽書籍化!)

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★★★ Excellent!!!

読み始めて感じるのは読者の胃袋を刺激する美味しそうな描写。
まるで目の前で二人が食べているような感覚になり、読者の食欲がそそられます。
ストーリーは仄暗く、丁寧な描写が絶望感をより増幅させています。
キャラクターにはそれぞれ個性があり、読みやすい。
なのに、文章が丁寧かつ重厚でしっかりと世界観に入り込める、素晴らしい作品です。
何度も、何度も読み返すお気に入り作品です。

書籍化されましたので、書籍の方もぜひ皆さん読んでみてはいかがでしょうか。
ライト文芸は思えないほど分厚く、手に取った方は驚かれるかと思います(笑)。
色々と加筆修正されているので、新規の方もカクヨムで読んでいた方も楽しめるでしょう。

★★★ Excellent!!!

 常に灰が降る街で、ドラッグ「ヒミコ」を使用し怪物化したモノを取り締まる特務捜査官と、ネコと呼ばれる少女のバディもの。
 初めはぎこちない彼らが捜査と日常を通じて本物の絆で結ばれていく。

 彼らを結びつけるもののなかで特に大きな役割を果たしているのは、おいしそうな食べ物だ。
 食事シーンは間違いなく読者の胃袋を刺激する。
 そして、食事シーンの素晴らしい作品に、外れはない。

 第一部は完結したが、まだまだ謎が残ったまま。
 これからトシヤとミィをはじめとする登場人物達がどんな事件に挑み、どう解決していくのか、とても楽しみだ。