動植物の名の表記のしかたをめぐる試論【約480文字】
ここで言う動植物の名は、「ポチ」や「タマ」のような固有名詞ではなく、「いぬ」や「ねこ」のような(和名の)普通名詞である。学問の世界ではカタカタで表記することになっており、わたしも散文においてはその原則に従うようにしてきた。人間の場合は、ひとつの種(しゅ)(ホモ・サピエンス等)として記すときはカタカナ、そうでなければひらがなや漢字にしている。
このサイトの就中親しいひとの記述をみると、漢字やひらがなで書いている場合が多いようにみえる。その場合、「りゅうぐうのおとひめのもとゆいのきりはずし」のように(異常といって良いほど)ながい名を記す際に、どう対処するかで頭を悩ませることになりそうである(個人的には「りゅうぐうの」は蛇足だと思う)。
・ながみひなげし
・ようすこうかわいるか
・せいたかあわだちそうひげながあぶらむし
等々もセンスが問われそうに思う。「しまうま」のように短いものでさえ、表記によっては目が滑りかねない感じがする。
というわけで、ひとに倣って漢字とひらがなで表記しようかと考えていたが、従来通り原則的にカタカナで表記しようと考えなおしたしだいである。
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