『強がりに隠す痛み』

口は悪いけど優しくて、仲間想いな先輩。

長い付き合いになるけど、弱音を吐いたり、怒ったりする姿は見たことが無かった。でも本当は隠していただけだった。

少しでも、彼女の隠す痛みを和らげたい。

「俺にも何か手伝わせてください」

そう言うと、後輩のクセして、と彼女は泣きそうな顔で笑った。

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