生まれ変わったら好きな人の妹に!

とけい

第1話 生まれ変わりの日

わたし神沢実咲(かんざわ みさき)は、好きな人に告白もしないまま死んでしまった。

今日こそやっと、彼に告白しようと決心したばかりだったのに…

信号無視のトラックに衝突し、そのまま死んでしまった。

私が死んだ後、私が見た光景は真っ暗で何もなかった。

近くに、白い手紙があった。

「…手紙?」

私は、落ちていた手紙を手に取り、封をひらいた。

その手紙には

『おめでとうございます。

あなたは、今の記憶をもったまま、もう1

度同じ世界同じ人。そして、、

あなたが一番だ行為を持って

いた坂上 透(さかがみ とおる)様

と出会うことがみとめられました。』


「どういう意味?…私、、もう1度、坂上君に会えるの…」

まだ実感がわかない。

というよりも、この手紙って…

手紙に、もう一度目を向けると手紙がもう1枚重なっていた。

私は、もう1枚の手紙を読んだ後、いつの間にか、黄金に輝く扉の前にたっていた。

その扉は、見上げないと上が見えないぐらい巨大で、、今にも呑み込まれてしまいそうな迫力。

「…ねぇ、入るの?」

どけからともなく、背後から男の人の声がきこえた。

私は、恐る恐る後ろを見た。

そこには、私より背が高くお伽の国に出てくるような格好をしていた男の人がたっていた。

「あ、あの、、どちら様ですか?」

「あっ、俺?俺はねー、カレン。ここの門番ってところかな。たぶん」

たぶん?引っかかるところはあるけど、まぁいいわ。

「それで、私、これからどうすれば…」

「それ、読んだんだよね?」

彼は、私の持っている手紙を指さし、そういった。

「えぇ。読みました…」

「じゃあ分かるよね」

「『わかるよね』っじゃありません!全く理解できないんですが!」

「まぁまぁ。そう、怒ると可愛い顔が台無しだよ♥」

「なっ、なっ、何を言っているんですきゃ」

…噛んじゃった。噛んじゃった。

この男に笑われる

チラッ。

「あのさ」

なに。いきなり真剣な表情で…

「…なんですか」

「まだ、君といたいんだけど。もう時間なんだ」

時間?一体なんの。

「あの時間って…」

ぼわん。

彼の左右に青紫色の綺麗だけど不気味な光の炎のようなものが現れた。

「なんですか。その青い炎…」

私が、おどけた様子で聞くと。

彼は、私の話などまるで耳に入っていないように、一人で話すというよりも、呪文の様なものを言い出した。

「選ばれしこの者、神崎実咲」

なんで、私の名前を…

ギー。

扉が開く音。

私は、後ろを振り返った。

その扉から、一筋の光が私の目に差し込んできた。

「この者に、新たなる生命をさずける。

扉、我が問に応えよ」


「この者、神崎 実咲に新たなる生命を宿す事に意義がなければ、この門を開けたまえ。この世界の主カレンが問う」

この暗闇の世界の主?

この人が…

ギィーーーーーーーーー。

もんがどんどん開いていく音がきこえた。

その光の中を見た時わたしは、改めて生き返る喜びが胸の底から湧き上がってきた。

その景色は、私が生まれ育った懐かしい街だった。

「ぅううううぅ…」

私は、ただただ嬉しくて泣いてしまった。

「ははっ。きみは、選ばれたんだ。泣いて喜んでいいんだよ、、」

「あの、でも私みたいなただの女子高生が選ばれたんですか?」

ヒューー。

なに!?扉に、吸い込まれる!

「その答えは、きっとすぐに見つかる。

新しい君の人生に栄光あれ。じゃあ、ま

たね 。」

…またね?どういう意味?

ヒューー

「キャーーーーーーーーー」

私の新しい人生どうなるのー!!




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生まれ変わったら好きな人の妹に! とけい @aikachapy0821

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