31 舌戦

『おい、アユキョー。そろそろ着いたか。まさか俺の車傷付けたりしてないだろうな!?』

 突然、城野は鮎京に話しかける。

「はい。もーすぐ着きますって。いま二俣本町ふたまたほんまちのあたりですから! 先生の愛車も何とか無傷っす。エンストは十回以上やらかしましたが」

『車が傷ついてないならいいや。りょーかい』間延びした低い声で城野は返事をする。さすがに鮎京は若干のいらちを覚えた。

「ちょっと! 先生。ちょっと悪ふざけが過ぎてません? 車のことじゃなくて僕のことを心配して下さいよ」

『まあ、かりかりしなさんなって。アユキョー君には、君にしかできない重要な役割をお願いしなきゃならんからな』

「もういいです。わかりましたよ!」

 この男の反省の色がないところはいつものことであり、それを期待する方が無謀である。

『あの、電話の向こうの人と喋ってないで、やるならさっさと始めてくれません? じゃないと本当に帰りますから!』

 青山留利の苛立ちはごもっともである。

『失礼っ』と、やはり反省の色が感じられない口調で城野は切り出した。

『で、極めつけって何よ!』

 城野は青山留利の怒りなど、まるで響いていない。免疫のない鮎京は、女性に威嚇されたら蛇ににらまれたかえるの如く、立ちどころに肝っ玉が萎縮してしまいそうだ。

『そう最後の極めつけは、不幸にも濡れ衣を着させられた夫の無実を証明しようと孤軍奮闘する献身的な妻を演じようとしたことだ。これこそ代理ミュンヒハウゼン症候群の自己満足の真骨頂だ。一旦青山を犯人にした罪を捏造するんだ。これを成し遂げるためには青山は一度無実の罪を認めなけりゃならねぇし、後で真犯人が暴かれなければならない。一世一代の大芝居を計画したんだ。緻密で入念にこしらえた策略によって警察までも見事に欺いたんだ。しかも世間的にも注目度の高い猟奇的な殺人によって、一気に関心を向ける。その分だけ得られる承認欲求も甚大なモンになる!』

『言いがかりよ! そんな大胆なこと、できるわけないでしょ!』

『それがミソだ。誰もそこまでの大芝居など打てるわけがない、と思うだろう。そこまで大胆で、緻密な犯行だったわけだ』

『だからどうやって!』

 二人の舌戦は激化している。ハンズフリーから聞こえる声が、ボリュームを上げていないにも関わらず、大きなものになっていく。

『まず、この計画は夫である青山由栄が自分の望んだ動きをしてくれなきゃならねぇ。その布石が……、臓器移植だったんだ』

『臓器移植?』

『簡単な話だ。あんたは夫のドナーなんだ、表向きは。夫はあんたのことを命の恩人として崇拝にも近い愛情を抱いていた。そして何かあんたに危険が及ぶことがあろうときは、今度は自分が身をていして妻を守るんだ、という強い信念によって動かされたんだ。マインドコントロールされていると言っていいくらいに』

『ということは、私があの人に催眠術でもかけて、妹を殺させたと言うの?』

『いや、これは、あくまで人殺しが目的でも、青山をムショにぶち込むことが目的でもない。収監された青山を社会の力で救い出すことで関心を惹くことが目的なんだ。だから青山に犯行をさせちゃならねぇんだ!』

『じゃあ誰が妹を! ひょっとして私だっていうの!?』

『殺人の実行犯そのものはあんたじゃないと思ってる。代理ミュンヒハウゼン症候群の行動原理からして、きっとあんたは自分の手を汚したくなかったと思うし、少なくとも死体から臓器を摘出することができねぇ。あんなん素人ができる芸当じゃねぇよ』

『じゃあ私じゃないんでしょ!』

『いや、殺人計画を、協力者を募って実行するという方法であんたは成し遂げたんだ! 殺害と臓器摘出を行える人間をよ!』

『そんなこと、私にどうやって!』

 青山留利の返答にも焦りが感じられる。シラを切っているようだが図星なのだろうか。

『まぁ、順序立てて説明してやる。今回の大芝居を打つに当たって、何としても青山を支配したかったあんたは、最愛の妻が命を繋ぐ臓器を捧げてくれたように装ったんだ。青山は義理堅い男と推察する。一方で、市原は金に執着のある女だった。青山に嘘をばらすなど脅してさらなる金銭を執拗に要求してくると予想していた。その上で殺害し、その犯人を夫に仕立て上げようと考えたんだ』

『そんな無茶苦茶な!』

『夫はアルコールと睡眠薬などで眠らせて、市原を殺害するに当たって、ひとつ問題があった。市原には片腎へんじんがなかったことだ。万が一司法解剖に回れば一発でバレる。もし何かの拍子で実は青山に臓器を提供したのがあんたではなくて市原ではないかという疑惑が生じたときに、ドナーの替え玉になったことの見返りを求めたことから、あんたに疑惑の目が向けられるのではないか、ということを恐れた。しかし、これは死体から臓器を摘出してしまうという、大胆不敵すぎる行動に出た。一見愚行にも思えるが、腹部の臓器すべてを取り出すと言う行動は、市原の腎臓が一つしかないことを見事カムフラージュしたんだ。木を隠すなら森に隠すという考え方だ。しかも、猟奇的な夫が健康な臓器を今もなお所望していたことを示唆させることによって、夫に疑いを向けさせることができる。さらに、あんたは手先があまり器用ではない、ということにすれば、あんたが死体を捌いたという疑いは向きにくい』

 スピーカーから流れてくる会話の内容は、先ほどから現実とは到底思えないほど凄絶せいぜつなものだ。運転に気を取られていることもあって、ますますドラマの一場面を音声だけで聴いているような感覚に陥ってきている。

『臓器を摘出だなんて、そんなの誰がやったのよ!? ひょっとして川越先生って言うわけじゃないでしょうね?』

『正直、最初はそう思ったよ。あんたが協力を募れるとしたら、外科医としての実績があって、あんたの上得意の客でもあった川越しかいないだろうと』

『でも先生も殺されて──』

『ああ。俺は川越を殺した人間と市原殺しは同一犯だと思ってる。だから川越犯人説は誤りだ。そこで改めて考えた結果、もう一つの可能性に辿り着いた。それが遠州刑務所で薬剤師をやってる播磨だ。もちろんこの男を知ってるだろうな?」

『播磨?』

『知ってるはずだぜ。でも念のため話してやるよ。刑事さん、説明してくれるか?』

『あ、はい!』突然説明を求められた麓はちょっとした動揺を見せるも、すぐに落ち着きを取り戻して、話し始める。『はり幸克ゆきかつ。三十三歳。遠州刑務所に勤務する薬剤師ですが、実は医師免許も所持しています。医師免許取得後の研修医時代に、川越医師が持っていたメスが播磨の左目を直撃し、左目を負傷しています。事故として処理されていますが、実はその根幹には川越医師のパワハラがあったとも言われています。播磨は医師という職業に幻滅し、薬学部への編入をしております』

『ってなわけだ!』

『その人が何だって言うの? 私と無関係じゃないの?』

『刑事さん』再び城野は麓に続きの説明を促す。

『はい。実はその播磨ですが、幼少の頃生みの母親を事故で亡くしております。しばらく父親の新平しんぺいは男手ひとつで育てますが、母親と兄弟を欲しがる息子を憐れみ、えいという女性と再婚しました。その再婚相手との間に生まれたのが、そこにいる青山留利です! つまり播磨と青山留利は異母兄妹という関係です』

 ここで、二人が母親違いの兄妹であるという事実が明らかにされた。

 スピーカーからは一方的に声が聞こえてくるが、そんな最中、何とか緊張感たっぷりのドライブは、無事職員駐車場をゴール地点として、所定の位置に停車させることができた。鮎京はほっと胸を撫で下ろす。やっとスピーカーの会話を傾聴することができる。

『いや、私は最初に殺された紗浦と姉妹なのよ。ちなみに私の旧姓は市原だし、播磨の「は」の字すら』

『もちろん続きがあります。残念ながら再婚相手であなたの実母である英子は、実子ではない幸克を嫌うようになったんです。息子を憐れんだ父親は、ついに英子と離婚し、留利は英子に引き取られ、兄妹はバラバラになりました。英子はすぐに新しい男と再婚。それが市原秀彦ひでひこという男性です。英子と秀彦との間に生まれたのが、紗浦さほなんですよ。しかしながら、悪い連鎖は繰り返すもので、今度は秀彦が実子でない留利あなたを虐待するようになりました。一時は命の危険にもさらされたほどだったらしいですが、間一髪、児童養護施設に保護されることになり、留利あなたと紗浦は離ればなれになりました』

『ええ。確かに。私は児童養護施設でしばらく育てられましたね』

『一方、新平に引き取られた幸克の方は、父親の努力でたくましく育てられましたが、やはり母親や兄弟を切望しておりました。幸克は二度も母親と別れているので無理もないでしょう。今度はあゆという女性と再婚を果たします。しかし、運命は残酷なもので歩美の妊娠が発覚するや否や子宮がんに患ってしまい、赤ちゃんの命と引き換えに、母親は手術によって救われましたが、その代償として子宮摘出し、二度と子供を産めなくなりました』

 播磨は播磨で、不遇な幼少時代を送ってきたことを再認識させられた。麓は続ける。

『しかし、歩美は幸克を大切に育てました。しかし子供を産めないこと、幸克に兄弟を作ってやれないことを可哀想に思った新平と歩美はある提案をしました』

『ひょっとして……』これは黒羽の声だ。

『そう。児童養護施設の子供の里親になることです。そして──』

『そうか……』黒羽はもう分かっているようだ。

『そこで、播磨の里子になったのが、青山留利さん。あなたですね!』

『……』青山留利は押し黙っている。図星という表情でもしているのだろうか。鮎京には、その表情を想像するしかない。麓はさらに続けた。

『あくまで里親、里子の関係なので苗字は市原のままでした。苗字は違えど晴れて家族の一員として播磨家で育てられることになった留利は、ようやく幸せな家庭環境を手に入れました。しかし、あくまで戸籍は里子。幸克とは兄妹ではありません。しかし留利は、とても美しくなって、そんな男女が仲良く一つ屋根の下に暮らしていたら……』

『うんうん』黒羽はなぜかここでおお袈裟げさに頷いている。

『恋愛感情が芽生めばえたのです。それだけなら良かったのだけど、きっと、気付いたのでしょう。どことなく顔つきが似て離婚によって生き別れた妹と名前が同じだから、ひょっとして自分たちは異母兄妹じゃないかと』

『……』青山留利はやはり押し黙っている。

『それを確認して、二人は母親違いながらも兄妹という強く固い絆を感じながらも、決して結ばれないというジレンマを感じました。特に幸克の方はそれが顕著だったでしょう。幸克は留利に、ある意味恋人以上の強い感情を抱き、これ以上妹を傷付けさせないと強い使命感を持つようになったのです。もうお分かりですよね。あなたと播磨幸克とはとても強い結びつきがあったんです。あなたの非常事態とあれば、しゃくしんみょうの覚悟で助けに来るくらいの関係だったんです』

『そんなでまかせを……』

『そういうのならDNA解析してやろうか。また喜連川に頼んで。刑務所の調剤室には播磨の毛髪くらいは落ちてるだろうからな』

 この口調から、サディスティックな一面がある城野は、おそらく顔で追及しているに違いない、と思ったが、ちょっと失礼な感想だろうか。

『分かったわ。白状する』

 ついに折れたか。鮎京は期待した。

『私とユッくん、いや播磨幸克は母親違いの兄妹。DNA鑑定するってんなら言い逃れ出来ないですから』

 ようやく、青山留利が播磨との関係性を認めた瞬間だった。

『認めるんだな……』追及の現場に居合わせられなかった鮎京の心を代弁するかのような黒羽の発言は、どこかしみじみとしたものだった。

『播磨は、常に私の身を案じてくれたのよ。調子に乗って金を無心しつづける妹、紗浦からと、常連客ということで勝手に勘違いし、愛人と言いながらしょうのように扱おうとしてきた川越から守るために、あの人はってくれたのよ』

 現場が一瞬静まり返る。スピーカーが壊れてしまったかと思ったほど何も聞こえなくなった。一体何の静けさだろうか。現場にいない鮎京は、イマジネーションを働かすしかない。城野、麓、黒羽、そして青山留利が各々何を思っているのか。

 そんな静寂を破ったのは、やはりこの男だった。

『半分は真実だが、半分は嘘だな。いちばん大事な大事な、事件の主体性がごっそり播磨に変わってしまっている。あんたはまだ悲劇のヒロインに陶酔しようとしてるだけのべんだ。俺の推理では、あくまでもあんたの意志でったんだ。直接的に手を加えたのではなく、間接的に、しかしあくまでも意図的に仕向けたんだ! もう一回言おう! がね!』

 相変わらず、城野の追及は苛烈でちょくせつ的で、さらには相手の神経をさかでするような嫌味ったらしさを包含していた。

『どうして! 私がやったという証拠はあるの!?』当然、青山留利は憤慨する。

『そう来ると思ってたよ。実はあんたそこまで計算済みだったろ』

『え!?』ここで驚いたのは黒羽だ。

『あんたの源氏名である「月浜つきはまユリカ」。こいつは、キャバ嬢の源氏名にしては正直あまり聞き慣れねぇ苗字だなと思ったが、ゆくゆく考えて分かったよ。播磨幸克のアナグラムだってことをよ! 意図してなきゃこんな偶然生まれねぇよ!』

『アナグラム?』青山留利が聞き返す。

『平仮名の入れ替えだ!』

『はりまゆきかつ……、つきはまゆりか……? ああっ! 本当だ!』黒羽は驚きのあまり大声を出した。その音量で少し耳が痛くなるほどに。

『あんたの源氏名が播磨の名前から付けられたのは間違いない。しかし、もしあんたが播磨との関係を悟られたくなかったら、事件を計画した時点で源氏名を変えれば良いだけだ。それをしなかったのは、播磨との関係を悟られても構わないと。つまりいざとなったら播磨に犯人役を押し付けても良い。そして驚きなのは、播磨自身、それを心のどこかで望んでいるんだ!』

『そこまで!?』と、驚きをみせる麓の高い声は、鮎京の気持ちと同調しているかのようだ。

 しかし、よくよく思い出してみると、青山留利は、客から本名を尋ねられたときに『ゆき』という偽名を名乗っていた。これが播磨の名を連想させる意図があるとしたら、城野の推理の裏付けになるだろう。

『驚くべき兄妹愛だよ。そして、あんたはそれを利用したんだ』城野は断定的に指摘した。

『鬼畜な!』憤りをあらわにしたのは黒羽だ。

『バカなこと言わないで! そんなことできるわけないでしょ?』この若干動揺の見られる青山留利の発言は果たして真意を突かれたことによる狼狽か、それとも演技か。電話越しには分からない。

『播磨は、あんたのことを惚れるとかそんな次元を超えて、自らを犠牲にしてでも守り抜くほどあんたのことを愛していた。だからあんたは、播磨が、この殺人計画を実行してくれるだろうと思った。さらに、それを確信付けるために自分の夫を利用しようとした。青山由栄という男は、播磨にとっては結婚という形で大切な妹を奪った男だから、心の中では嫉妬心で溢れていたことだろう。夫に罪を着させる協力を得させるために、夫は妻を差し置いて義理の妹である紗浦に日常的に夜這よばいを働いていたなどということにして播磨に刷り込んでおけば、もうばっちりだ。あとはマインドコントロールされたように播磨は動いてくれる』

『無茶苦茶な!』青山留利は金切り声を上げる。しかし、城野は意に介さない様子で淡々と続けた。

『加えて、客として来ている川越に執拗に迫られていることを播磨に打ち明ける。パワハラで怪我を負わされて川越のことをもともと憎んでいた播磨は、あまつさえ川越が妹に手出ししようとしていることを聞き、殺意を芽生えさせた。ここで悪のスイッチがオンになった播磨に、もう一つ悪魔の提案をしたのだ。川越と蜜月みつげつの仲で彼を擁護した浜名湖西警察のつらを汚す方法があると。それが、青山が逮捕され既決囚となった後に、川越を全く同じ方法であやめるという計画だ。人一倍体裁を気にする警察は、まさか誤認逮捕を疑わせる捜査をしないだろう。そう読んだんだ』

『黙れ! 第一、ユッくんは何て言ってるの? この医者の言ってることは嘘八百だわ! 刑事さん!』

 青山留利の怒りとも嘆きとも取れる大きな声で、スピーカーが響く。

『アユキョー……、アユキョー!』

 何か急に聞き慣れた名前が聞こえてきたと思ったら、自分の名前を呼ばれてきたことに気付き、鮎京は慌てた。

『アユキョー!? そこにいるんか?』城野の声が大きくなる。

「あっ、はい!」

 すっかりテレビの推理ショーを聴いているような、傍聴者のような感覚に陥っていたところを、鮎京は強引に現実の登場人物へと引き戻されたのだ。鮎京の返答も上ずったものに成る。

『こら! 何やってる!? もうとっくにムショについてるんだろ?』

「はい! ただいま職員駐車場で……」

『まさか寝てたんじゃねぇだろうな』

「寝てないっす!」

『着いたらすぐ教えろよ! 何、油売ってんじゃねえよ。早く青山の裏を取れや!』

「はい、直ちに!」

 城野は矯正医官でありながら、まるで受刑者に怒鳴り散らす刑務官さながらの怒気を含んでいて、鮎京は大いに辟易する。しかし、次の城野の発言は、そんな鮎京の狼狽を苛立ちに変化させる。

『あと、車は無事だろうな!?』

 この期に及んで、車のことをまだ気にしている。これには鮎京も腹が立った。

「大丈夫ですって!」

 そんな大切な車なら、神棚にでも飾っとけよ、と心の中で毒を吐いて、車外に出た。ハンズフリー機能を解除し、スマートフォンを耳に当てる。

 守衛に説明するのも面倒なので、忘れ物を取りにきたと適当にごまかして、刑務所の中に入る。

 刑務所の消灯は二十一時である。当直業務慣れしていない鮎京にとって、夜の刑務所は静寂に包まれている分不気味だ。

 制服に着替えてひとまず医務棟に向かおうとすると、いきなり西条に出くわす。条件反射的に敬礼をする。

「鮎京!? 何しに来たん?」西条は大いに驚いている。

 丁度いい。どうしても急ぎで青山に会わねばならないのだ。

「西条さん。至急青山に会わせてくれませんか?」

「ちょっと待て、ちゃんと説明しろや」回答になっているようでなっていないことを言う鮎京に、西条も若干苛立っているのが分かる。鮎京が堂々と塀の中でスマートフォンを手に持って歩いているのも、怒りの原因になっているかもしれない。

「ちょっとここでは話せないんです。取りあえず医務棟に来て下さい」

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