第55話 愛人宣言

「私を……チズちゃんの愛人にしてくださいっ!!」


 真っ昼間の食堂に私、長谷部心(はせべ こころ)の声が響き渡る。


 案の定、住人少女たちが一斉にこちらへ振り返った。

 遅めの昼食を食べている子、昼食という名の朝食を食べている子、ブラウン管のテレビでレトロゲームを順番に遊んでいる子、大きなテーブルでTRPGに熱を上げている子、仲良く友達と乳繰り合っている子……そんな彼女たちの視線をひしひしと感じる。


 真っ昼間から晩酌中の倉橋椿(くらはし つばき)さんと向かい合っていたチズちゃんこと加納千鶴(かのう ちづる)さんは、全身から力が抜けてしまったかのようにカクンとテーブルに肘を突いた。


 椿さんがぽかーんとした顔をして、ビールの空き缶に煙草の灰を落とした。

 何も伝わっていないことを直感して、私は思わずまくし立て始めてしまう。


「あ、あのっ! 私、チズちゃんと椿さんには付き合ったままでいてほしいんです! お二人こそ少女九龍城のベストカップル……つまりは私の理想。それでもなお、私がチズちゃんとおつきあいするのなら、もうチズちゃんの愛人になるしかないじゃないですか! 私はもう愛人になる覚悟を決めました。愛人、妾、二号さん……呼び方はなんでもオーケーですっ!」

「そっ――」


 チズちゃんの顔がお酒でもあおったかのように真っ赤になる。

 彼女のそれほどまでに焦った表情は、椿さんと痴話喧嘩しているときくらいにしか見られないものだった。


「そんなこと言われても困りますよぉ! 愛人って……ふ、不倫じゃないですかぁ!」

「そ、そこをなんとか……ホント、たまに構ってもらえれば十分なので……」

「たまにでも不倫は不倫ですってば!」


 頑なにお願いを拒否するチズちゃん。

 そんな彼女の肩を椿さんがぽんぽんと叩いた。


「まあまあ、チズちゃん。ちょっと落ち着いて考えてみようじゃないか」

「つ、椿さん……」

「この前、わっちとチズちゃんの中身が入れ替わっちゃったときなんか、チズちゃんってば住人仲間の女の子たちと楽しくニャンニャンしてたじゃろう?」

「あ、あ、アレはあのとき限りの過ちですっ!」

「とかなんとか言って、心の奥底では『たまには他の女の子とも遊んでみたいな』とか思ってるんじゃろう? わっちが学校で作っておいた『チズちゃんハーレム』も、なんだかんだハーレムの主として楽しんでいるようじゃしのう……」

「な、ななっ……なんでそれを知ってるんですかっ!?」


 チズちゃんが椿さんの胸ぐらをつかんでぶんぶんと揺さぶる。

 その情報は流石の私も初耳で、聞いていて思わずテンションが上がってきた。


 色んな女の子に手を出している椿さんにやきもち焼きまくりのチズちゃんが、まさか学校では百合ハーレムの頂点に君臨しているとは……それはすなわち、チズちゃんは心の奥だと不倫や複数プレイに興味津々ということでは?


「で、心ちゃん」


 椿さんがぶんぶん揺さぶられながら私に尋ねる。


「おぬしがチズちゃんの愛人になるということは、チズちゃんの恋人であるわっちも少しは楽しませてくれるんじゃろうな?」

「は、はいっ! それはもちろんですっ!」


 椿さんの流し目に打ち抜かれて、私は胸がドキッとしてしまう。

 座敷童の如きロリロリ少女からセックスアピールを感じてしまうのは大問題だが、今の私はそんなこともはやどうでもよくなっていた。倉橋椿という少女の魅力は倫理もなにもかも吹っ飛ばしてしまうのだ。


「ふむふむ……それなら早速、わっちらの体の相性を確かめるのに3Pを――へぶっ!?」


 突然、椿さんが観葉植物の鉢植えに顔面から突っ込む。

 チズちゃんに左の頬を思い切りひっぱたかれたのだ。


「椿さんの馬鹿っ!! 私、愛人なんていりませんっ!!」


 チズちゃんが一目散に走り出し、あっという間に食堂から出て行ってしまう。


 私は大慌てで追いかけたけど、すぐに彼女の姿を見失ってしまった。

 このままチズちゃんを探し続けようとも思ったけど、そこはなんとか思いとどまった。チズちゃんを探そうとして自分がまた迷子になったら間抜けにもほどがあるし、少女九龍城の地理に最も精通しているチズちゃんを追いかけるのは至難の業だ。

 この場は諦めて大人しく食堂へ引き返すことにする。


「ふ、ふへへ……愛人、駄目だったかぁ……」


 口から漏れ出る独り言。

 もはや無様すぎて笑うしかない。


 10年後の大人チズちゃんからアイディアを聞かされたときは、本当にこれしかないと思ったのである。チズちゃんと椿さんの関係を壊すことなく、二人の間にひっそりと私が収まろうというたったひとつの冴えたやりかた……しかし、結果は惨敗だった。


 食堂に戻ってみると、椿さんはまだ観葉植物に頭を突っ込んだままだった。

 私が彼女を起こしてあげようとすると、どこかで見ていたのか二宮さんがやってきた。

 彼女は呆れかえった顔をして、はぁーっと深いため息をついた。


「なーんで『愛人にして』なんて言っちゃったんスか……」

「だ、だって……それが一番いい答えだと本気で思ったんです」


 涙が頬を伝う感触を覚えて、私はようやく自分が泣いていることに気づいた。

 二宮さんに促されて、さっきまでチズちゃんが座っていた椅子に座らされる。

 椅子には彼女の生々しい体温が残されていた。


「これは素朴な疑問なんじゃけど……」


 そうこうしているうちに椿さんが自力で起き上がり、すとんと椅子に座り直した。


「最終的にチズちゃんの愛人になるにしても、まずは友達から始めればよかったんじゃないのかのう?」


 ビビッ!!

 ――と音が聞こえてきそうな衝撃が走った。

 目をまん丸にした私と二宮さんが顔を見合わせる。


「そ」

「そ」

「「 そ の 手 が あ っ た か ―― っ !! 」」


 目から鱗とはこのことである。

 友達からお願いします……そのありふれたフレーズがどうして出てこなかったのか。

 二宮さんがへなへなとその場に座り込む。

 彼女のかけている丸眼鏡までずり落ちそうになっていた。


「私も冷静になれてなかったッス……実のところ、友達から恋の相談を受けたのなんて初めてで……長谷部さんのことをどうこう言える立場じゃなかったッス」

「い、いや……二宮さんは悪くないですよ……」

「ここは謝らせてほしいッス。全然ちゃんとしたアドバイスができてなかったッス」


 謝罪し合っている私たちを見かねてか、


「まあ、ここはチズちゃんが帰ってくるのを待つしかないのう」


 椿さんが話をまとめてくれた。

 しかし、それから予想外のことが起こった。

 一晩経ってもチズちゃんが戻ってこなかったのである。


 ×


 チズちゃんが帰ってこない。

 この異常事態に少女九龍城全体が大騒ぎになっていた。


 チズちゃんは椿さんと喧嘩したとき、たまに住人仲間の部屋に泊まらせてもらうことがあるが、そういうときも必ず自分の居場所をみんなに知らせる。それは迷子探しなどの助けを求められたときに応じるためであり、そして椿さんとスムーズに仲直りするためである。だから、どこかへふらっと姿を消すなんてことはあり得ないのだ。


 しかし、今回はふらっといなくなった。

 考えられる最悪の事態は『チズちゃんが迷子になった』ということである。


 チズちゃんの頭の中には自ら作成した地図が記憶されている。もしも彼女が迷子になっていたとしたら、それは地図になっていない場所で迷ったということになる。当然、誰もそんな場所へチズちゃんを探しに行くことはできない。


 結局、ほとんど打つ手のないまま2日、3日と時間が過ぎた。


 その間、食堂は『加納千鶴捜索本部』と変貌していた。

 寄せ集められたテーブルには少女九龍城の地図が広げられて、捜索の終わった場所には赤ペンでチェックが入れられている。住人仲間たちの中から有志が集まって、シフトを組んで捜索にあたっている光景は、刑事ドラマに出てくる誘拐探索のシーンそのものだ。


「ううう、実家にも友達の家にもいない……」


 椿さんの手からスマホが転げ落ちる。

 彼女はテーブルに広げられた地図に顔を突っ伏した。


 チズちゃんが失踪した翌日から、椿さんはありとあらゆるところに電話をかけていた。チズちゃんの実家、親戚の家、友達の家、椿さんが懇意にしている映画監督のところ……思いつくところに片っ端から連絡を取ったのに成果はゼロだった。


 私もシフトに参加してチズちゃんを探したかったけど、そこは住人仲間たちから止められてしまった。この事態を招いた元凶である私が捜索チームに参加したら、私自身も一緒に探してくれる子も胃が痛くなること間違いなし……私がテンパって変な行動をする可能性もあるわけで、大人しく捜索本部で留守番をすることになったのである。


 正直、歯がゆいどころの話ではない。

 チズちゃんの心をかき乱してしまったことへの後悔。

 たくさんの住人仲間たちの手を煩わせてしまっていることへの申し訳なさ。


(消えてしまいたい……)


 そんなことを考えながら、椿さんと同じ体勢で顔を突っ伏していると、


「心ちゃーんっ! 椿さぁーんっ!」


 住人仲間の虎谷スバル(こたに すばる)さんとカイのコンビが食堂にやってきた。


 二人もチズちゃんの捜索に参加してくれていたのである。しかも、虎谷さんはカイにチズちゃんのにおいを覚えさせて、そのにおいを頼りにしてチズちゃんを探していたのだ。実際、二人はこの方法でいくつもの落とし物を見つけたことがあるらしい。


 虎谷さんの慌てた表情&カイのちょっぴり得意げな顔を目の当たりにして、ぐったりしていた私と椿さんが同時に顔を上げる。


「これ、カイが見つけてくれたよっ!」


 虎谷さんがショルダーバッグの中から紐状の何かを取り出す。

 瞬間、椿さんがひったくるような勢いでそれを奪い取った。

 私もそれを一目見た途端にピンときた。


「それって……チズちゃんのリボンですよねっ!?」


 チズちゃんがいつもつけている青いリボンは椿さんからの贈り物だと聞いたことがある。

 赤襦袢の椿さんに青リボンのチズちゃん。

 この組み合わせを絶対に取り戻さなくてはいけない。


「これをどこで見つけたんじゃ、スバルっ!?」

「メトロ九龍をずっと乗っていった先で……」


 虎谷さんが言うところのメトロ九龍とは、管理人さんが趣味で動かしている地下鉄だ。

 あくまで趣味なので管理人さんの気が向いたときにしか運行されないし、停車する駅というのも住人の生活に全く関わらない場所らしい。しかし、その駅の一つ一つは芸術品のように美しく、ある種の観光地のように景色を楽しめる場所と聞いたことがある。


 少なくとも危険な場所ではなさそうか……と私が安心している一方で、


「世界の果て……」


 椿さんの顔からは血の気が引いていた。

 世界の果てという言葉に覚えがあるのか、虎谷さんの表情も芳しくない。


「その……世界の果てというのはいったい?」

「メトロ九龍の終点にある駅じゃよ」


 私の問いかけに青い顔をした椿さんが答えてくれた。

 虎谷さんがこくんとうなずく。


「カイがチズちゃんのにおいに反応したから、管理人さんにお願いしてメトロ九龍に乗せてもらったんだけど……そうしたら、世界の果てに向かう途中でリボンが飛んできたんだよね。世界の果ての方から風が吹いてたから、たぶん風に流されてきたんだと思う」

「世界の果てには別ルートの入口があったんじゃろうな。わっちは多少、世界の果てを歩いたことがあるが……正直、あの場所で人探しをできる自信はない。なにしろ、チズちゃんが地図作りを拒否した場所じゃからな」


 両手で頭を抱えてしまう椿さん。

 チズちゃんが拒否したというだけでヤバさがありありと伝わってくる。

 これにはいつも明るい虎谷さんまで目をバッテンにしていた。


「チズちゃんも入りたがらない場所とか誰も入れないよーっ!」

「……あ、いやっ! 一人いるっ!」


 ここで私の脳裏に電流が走った。

 つい先日の体験が思い出される。


「10年後のチズちゃんなら助けてくれるかもしれませんっ!」


 未来とつながる秘密の中庭。

 あの場所にもう一度行けたら、きっと大人チズちゃんに会える。

 地図作りに対する熱意を失ってから10年経過しているといっても、あの人がチズちゃんなのは変わりない。世界の果てを実際に探索してもらうのは無理かもしれないが、安全に探索するアイディアくらいなら出してもらえるかもしれない。


「今はやるだけやるしかないのう。わっちら四人はあの中庭を探そう」

「うん、そうだね! カイ、早速行くよ!」


 私たちの会話をちゃんと理解しているようで、カイは「カイ、中庭、探す!」と言った途端にものすごい勢いで食堂から飛び出していった。

 虎谷さんも彼女を追いかけて食堂を出ていく。

 椿さんがふと呟いた。


「さて、簡単に見つかればいいが……」

「椿さん、それフラグです」


 もちろん、彼女の言葉がフラグになったわけではないのだろうが、それからさらに3日経っても秘密の中庭は見つからなかったのだった。


 ×


 私と椿さんは途方に暮れていた。


 チズちゃんを1週間近く探したものの、虎谷さんとカイが見つけた青いリボン以外の手がかりはなし。例の中庭も見つかっていないから、10年後のチズちゃんとも会えていない。頑張って協力してくれていた住人仲間たちにも私生活に影響し始めて、一人また一人と探索チームから脱落していった。


 そんな中、私たちは『世界の果て駅』を訪れていた。


 メトロ九龍から放たれるライトの明かりすら、ほんの数メートル先までしか届かない。トンネルの奥から吹いてくる風は生暖かく、そして鉄さびのようなにおいがしている。怪談に登場する悪霊の出てくるトンネルってこういうところなんだろうな……と思うような、とても少女九龍城の中とは考えられない気味の悪い場所だ。


(チズちゃんはこんなところに何日も……)


 生きてはいるだろう、と椿さんは言っていた。


 この世界の果ては不思議な場所で、この暗闇の中ではお腹も空かず喉も渇かないらしい。しかも、その気になればいくらでも眠れるから、冬眠のようなことができるのだとか。そういうことなので、チズちゃんは歩き疲れて冬眠状態になってしまい、世界の果てのどこかで眠りについているのではないか……というのが椿さんの予想だ。


 ただ、たとえそうだとしても、チズちゃんはこの暗黒空間で半ばコールドスリープのように延々と眠り続けるだけで、それが果たして死んでいることと何が違うというのか……考えようによっては普通に死ぬよりも残酷なことなのかもしれない。


 駅のホームに並んで体育座りをしている私と椿さん。

 私たちの間に置かれているランタンのおかげで、どうにかお互いの表情を確認できる。


「あんまり思い詰めるでないよ、心ちゃん」


 椿さんが私の肩をぽんぽんと叩いた。


「チズちゃんはああ見えて自分に自信がないタイプの子じゃからな。そりゃあ、自分自身の可愛さとか、地図作りの腕前については自信があるじゃろうけど、人に好かれるっていう感覚に慣れていないんじゃよ」

「……そうなんですか? 少女九龍城では人気者ですし、学校でもハーレムの頂点に君臨しているんですよね?」

「ちゃんとラインを引いているんじゃよ。恋人の存在をアピールしたりなんだりして、誰からも告白されないように立ち回っている。にもかかわらず、おぬしは告白してきた。愛人にしてほしいと言われたから驚いたんじゃない。アレは真正面から告白されたこと自体にびっくりしてしまっただけなんじゃ」

「……椿さん、優しいですね」

「ええっ!? なんでじゃっ!?」


 面食らったのか目をパチパチさせる椿さん。

 私は自分の膝を抱き寄せる。


「だって、私は椿さんの恋人を奪おうとした人間ですよ? まさか、椿さんだって本当に不倫を容認しているわけじゃないですよね?」

「そりゃあ、まあのう……。でも、わっちもチズちゃんも遊び癖があるのは間違いなくて、ほんの戯れに他の女の子と遊びたい気持ちは持ってるんじゃよね。わっちら自身がもっとお互いを好きになるためのちょっとした刺激というか……もちろん、他の子を本気で好きにならないと分かっているからできるお遊びなんじゃけどな」

「信頼しているんですね」


 チズちゃんは私のことを愛人以上の存在にしない。

 それが椿さんには確信できているのだろう。

 敵わないなぁ……と思いつつも、そういう信頼関係がやっぱりうらやましい。


(でも、たとえそうだとしても私はチズちゃんの一番に――)


 トンネルの奥から明かりが近づいてきたのはそのときだった。

 私と椿さんはびっくりして立ち上がる。


 成人男性の頭くらいの高さで、人工的なライトの光がゆらゆらと揺れていた。どうやらライトのついたヘルメットをかぶって歩いているらしい。まさかチズちゃんなのでは……と一瞬疑ったものの、偶然迷子になったはずの彼女が愛用のライト付きヘルメットをかぶっているのは不自然だ。


(ま、まさかトンネルにつきものの悪霊なんじゃ……)


 血の気が引いていくのを感じる。

 瞬間、ヘルメットをかぶった何者かが猛烈な勢いで椿さんに抱きついてきた。


「むぐぅっ!?」


 椿さんがうめき声をあげながら、どうにかメトロ九龍の車内に逃げ込む。

 車内の明かりに照らされて、椿さんの体に抱きついてきた何者かが、ぼろきれのようなマントをはおっている長身の女性ということが分かった。


「おい、椿っ! 大丈夫かっ!?」


 管理人さんが運転席から出てきて、椿さんから長身の女性を押しはがす。


「ひ、ひえぇ~っ!!」


 長身の女性は情けない声を上げながら、仰向けに倒れてでんぐり返りををするように転がって、客席脇についている金属製の手すりに頭をしたたかにぶつけた。


「あぐっ!?」


 頭を抱えてじたばたと痛がる長身の女性。

 椿さんに駆け寄ろうとしたとき、ひっくりかえっている長身の女性の着ている服が目に止まった。それは私もよく見慣れている学校指定の体操服で、油性ペンで書かれた『長谷部』というクソダサい名札が手縫いで止められていた。


(ま、まさか……この人は……)


 長身の女性が尻餅をついている椿さんの生足にしがみつく。

 そのとき、彼女のかぶっているライト付きのヘルメットが大きくズレた。


「椿さぁんっ!! チズちゃんにぃ……チズちゃんに会ってあげてくださいぃっ!!」


 涙をボロボロと流して、鼻水まで垂らしている長身の女性。

 その顔は私、長谷部心(はせべ こころ)と瓜二つだった。



(続く)

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