第35話 忘れた頃にやってくる

 少女九龍城で一番怖いのは、迷子になることでも悪霊に取り憑かれることでもない。

 地震、雷、火事、嵐……そういった天災がもっとも恐ろしいのだ。


 少女九龍城の生活スペースは意外と近代化されている。

 スマホを開けばWi-Fiにつながるし、トイレにはウォッシュレットもついている。エアコンや床暖房のある部屋もある。正面玄関には監視カメラが設置してあるし、エスカレーターだって(実用的な場所にあるかどうかはともかく)存在しているのだ。


 でも、いくら設備が近代化しているからといって、建物全体が恐ろしく古いことはごまかしようがない。

 築数十年の鉄筋コンクリートと半世紀以上を生き抜いた木造建築、さらには年代不明の謎構造物までがひしめき合っているのだ。


 地震に襲われたら崩れるし、落雷や火の不始末で容易に火事は起こる。台風の直撃を食らったら屋根が吹き飛ぶ。これまで大きな被害が出ていないのは、運がよいとしか言いようがなかった。


 だから、そう……今回は運が悪かったとしか言いようがない。

 私、加納千鶴が予想だにしない被害を受けてしまったのは……。


 ×


 某月某日、12時34分。

 そのとき、私は食堂で熱々のきつねうどんを食べようとしていた。


 おあげにしろ天ぷらにしろ、うどんやそばに具がのるとなると食堂は戦場と化す。あとからきたものたちは具のないかけうどん、ないしはかけそばを食べさせられることになるわけで、食費をきっちり支払っているものとしてはこれほど悲しいことはない。


「いただきまぁ――」


 で、事件は熱々のおあげを食べようとした瞬間に起こった。

 強烈な地響きが聞こえたかと思うと、お尻が浮き上がるほどの縦揺れが襲ってきたのである。

 おかげで私の箸からは熱々のおあげが滑り落ち、水を絞っていない雑巾のごとく食堂の床にべっちゃりと貼り付いた。


「私のおあげがぁーっ!!」


 赤いきつねのときだって真っ先に食べるくらい大好きなのに!

 ……って、そんな場合じゃなかった。


 地震とおぼしき激しい揺れに襲われて、食堂に集まった住人少女たちは大混乱に陥っている。テーブルの下に隠れて頭を抱えているものもいれば、二人で抱き合って震えているものもいた。


 不幸中の幸いなのは被害がそれほど大きくないことである。驚いて椅子から転がり落ちたくらいで怪我人も見当たらない。これで天井でも落ちてきたり、食器棚が倒れてきたりしたらどうしようかと……。


 私が内心わずかに安堵していると、


「かいじゅーが出たーっ!!」


 住人仲間である『虎谷スバル』さんが窓から食堂に飛び込んできた。

 砂埃をもろに突っ切ってきたのか、彼女は全身がほこりまみれになっている。


「怪獣?」


 そんな突飛な発想が飛び出すのも仕方がないことだろう。でも、流石に怪獣は大げさじゃないか……と、そのときの私は考えていたのだった。


 ×


「ほ、本物だぁ――――――っ!!」


 同日、12時45分。

 私は錆び付いた手すりにつかまって絶叫していた。


 興奮した虎谷さんに引っ張られて、あれから私たちは食堂にほど近い建物の屋上にやってきていた。二人して念のためヘルメットをかぶっている。地図を作るうえで危険な場所を通ることも多く、私にとっては予備を用意するほどの必需品だ。


「ほらー、怪獣って言ったでしょ?」

「いや、まさか……本当に怪獣がいるとは……」


 地平線の向こうまで広がる(ように見えているだけなのか、あるいは本当に無限の広さを有しているのか……)建物群のど真ん中に全高50メートルを超える巨獣が直立しているのだった。


 恐竜のようなフォルムをしてはいるが、両足と太い尻尾で直立している姿は異様だ。全身は固まった溶岩のように黒くごつごつしている。大きく裂けた口からは乱ぐい歯が覗いており、鋭い眼光も相まって強烈な威圧感を放っていた。


「火、吐くかな?」

「吐かれたら少女九龍城は一巻の終わりですよ」


 怪獣はゆっくりとした動きながらも着実に前進を続けている。一歩を踏み出すのに丸々一分、次の一歩を踏み出すまでのインターバルが四分……と前進するのに約五分もかかっているわけだが、何しろ巨体なのでその一歩が大きい。


 そして、一歩を踏み出すごとに建物群が木っ端みじんに破壊される。


「このままだと非常にまずいですね」

「真っ直ぐ進んだら、私たちの生活スペースに直撃しちゃうよ。食堂も、お風呂も、何もかも壊されちゃう」

「ええ、それも大変なのですが……」


 手すりをつかむ私の手に力がこもる。


「地図を書き直さなくちゃいけないのが、もっと大変ですっ!!」


 私の叫び声が周囲に響き渡る。

 振り返った虎谷さんは珍しく複雑そうな顔をしていた。


「えええ……そっちの心配なの?」

「あったりまえじゃないですかーっ!」


 ここはもう譲れるところではない。


「私は少女九龍城の地図を作ることに命を懸けている……否、地図に命を吹き込んでいるんです! 手作りの地図は言うなれば私の子供! 子供の安否を心配しない親がいましょうか、いやいませんよ!」

「そ、そんなに魂を込めてたんだ……」

「地図を眺めながらひとりエッチしてるとか、邪魔するものを迷宮の奥に連れ去るとか、おかしな噂を流されることもありました。でも、百年後の未来に残るかもしれない重大な仕事ですからね!」


 そんな仕事の成果が白紙に戻されようとしているのである。

 これはもう死にものぐるいで阻止するしかない。


「対策会議を開きましょう。虎谷さんは住人のみなさんを呼び集めてください」

「う、うん! 分かったよ!」


 私たちは建物の屋上から急いで屋内に戻る。

 怪獣との戦いは時間との勝負だ。


 ×


 同日、13時00分。

 少女九龍城の食堂には暇をもてあました住人少女たちが集まっていた。

 ざっと数えてみて50人近くも集まっている。


 あの怪獣に踏みつぶされなくても、足踏みの震動だけで崩れそうな建物ばかりなのだ。瓦礫の下敷きになる前にさっさと逃げ出すのが賢明なはずだが、流石は少女九龍城の住人少女たちである。最初こそは大混乱に陥っていたが、今となっては怪獣襲来という一大イベントに大盛り上がりしていた。


「それじゃあ、各自で怪獣を撃退するアイディアを出すように!」


 管理人さんが集まった住人少女たちの呼びかける。

 途端、彼女たちは好き勝手に騒ぎ始めた。


「まぁ、こうなりますよね……」


 私は脱力してテーブルに突っ伏した。


 少女九龍城はやたらと人材が豊富であるが、団結力というものはないに等しい。

 作戦会議と称してボードゲームを始めるものたち、お菓子とジュースを持ち出して怪獣見物にしゃれ込むものたち、この異常事態にかこつけてイチャイチャし始めるものたち……まとまりがないにもほどがある。


「あの……管理人さん、なんとかなりませんか?」

「なんとかと言われてもなぁ……私も怪獣を退治したことはないからな」


 缶チューハイをあおる管理人さん。


「警察消防にはもちろん連絡したが、全く信じてもらえなかった……というか、どうやら少女九龍城の外からは怪獣を認識できないらしい。揺れているのも少女九龍城の中だけのようだぞ。そんな摩訶不思議な存在を倒せるかどうか……」


 そのとき、また強烈な縦揺れが食堂を襲った。

 テーブルゲームで遊んでいる一団のジェンガが崩れ落ちる。


「そうだ! あれをぶつけましょうよ、メトロ九龍城!」

「私の大切な列車を特攻兵器に使おうとするんじゃない」


 管理人さんにじろりとにらみつけられる。


「でも、武器はないこともない」

「本当ですか!?」


 私は驚きと嬉しさで椅子から立ち上がる。

 ヤバいものならなんでもあると定評の少女九龍城だが、まさか怪獣に効きそうな武器まであるとは!

 殺人鬼が密かに住み着き、麻薬まで栽培されていた少女九龍城なら、ミサイルくらい取引されていてもおかしくない。


「地下倉庫の一角に由緒正しき明治時代のアームストロング砲が――」

「そ、それはいくらなんでも……」


 大砲マニアの住人少女でもいたら使いこなせるかもしれないが、そんなニッチな知識を持っている子のことなんて聞いたことがない。管理人さんが整備しているとしても、100年以上前の大砲をぶっ放すのはかなり不安だ。


「えーと、それじゃあ……そうだ、宇佐見さん!」


 私は一人の住人少女を思い当たる。

 自称・宇宙人の『宇佐見・エレーナ・アリサ』なら状況を打開できるかもしれない。


「アリサがどうかしたのか?」

「月面基地とか人工衛星から、あの怪獣に向かってビームとか撃ってもらうんですよ。そういうのあるでしょう、SF小説とかアニメとかで!」

「それが実在するかどうかはともかく、アリサなら月に帰ったみたいだぞ……いや、あいつが本当に月面人なのかは今も分からないけどな?」

「こんなときにーっ!」


 宇佐見さんから聞いたところによると、月面基地と少女九龍城をワープで行き来できる時間はものすごく限られているのだとか。こちらから連絡する方法もないし、レーザービーム作戦は諦めざるを得ない。


「えーと……それじゃあ、結城さん!」


 怪異が相手となったら『結城アキラ』さんの眼力が効果抜群である。

 あんな巨大怪獣が本当に実在していて、これまでずっと地面の下で眠っていたとは思えない。あれが超常的な存在なら、幽霊なんかと同じように祓えるかもしれない。


「加納さん、どうかしたっ!?」


 住人少女たちの中から、ひときわ長身の少女がやってくる。三白眼とそれを隠すための眼鏡が、彼女のコンプレックスでありトレードマークだ。


「悪霊を追い払ったっていう眼光で、怪獣を追い払ってほしいんだけど……」

「そ、そんなの無理だって! 常識的に考えて!」

「す、す、すみません……」


 さもありなん、という感じである。


「それよりさ、あっちの方が大変なんだけど!」

「あっち?」


 結城さんが指さした先には、虎谷さんと彼女の飼い犬である『カイ』がいた。

 怪獣の出現に怯えているようで、カイは虎谷さんのスカートに頭を突っ込み、頭隠して尻隠さず状態でぶるぶると震えているのだった。


「カイのお漏らしが止まらないんだよ! おむつとかあったりしない?」

「え、いや、そんな特殊なプレイに使うようなものは……」

「は? 特殊なプレイ?」


 目を細める結城さん。


 み、見ないで……心の汚れてしまった私を見ないで……。


 私が自己嫌悪にさいなまれていると、


「待たせたのう、チズちゃん!」


 私の恋人たる『倉橋椿』さんが食堂に姿を現した。

 食堂のどこかにいるのかと思っていたが、こんな危険なときに何かしていたらしい。

 どこに行っていたのやら、羽織っている赤襦袢はほこりまみれになっていた。


「あの怪獣の正体を知る重要な手がかりを見つけてきた」


 椿さんが持ってきたのは一冊の大学ノートだった。

 表紙には『日記(絶対に見ちゃ駄目!)』と油性ペンで書かれている。


「それはまさか、椿さんの日記帳では……」

「おっと、中身は内緒じゃぞ! 古いやつだから恥ずかしいし!」


 少女九龍城で数年過ごしては、住人が入れ替わるまで数年姿を消して……と繰り返してきた椿さんである。自分の痕跡を残さないようにしつつも、実はこっそりと日記をどこかに隠していたのだろう。


「わっちの記録では、およそ20年から30年くらいに一度のペースで、あの怪獣は姿を現していたようじゃな。わっちも長生きしすぎてるから、この日記帳を見直すまで対処法を思い出せなんだ」

「その対処法というのはっ!?」

「まあ、まずはこちらを見てほしいぞい」


 椿さんが懐から林檎マークのスマホ(それも最新型)を取り出す。

 スマホの画面を見てみると、どこかのカメラにつながっているのか、建物群を踏みつぶしている怪獣の姿がリアルタイムで映し出されていた。


「ほら、怪獣の動きをよーく見てみるのじゃ」

「ん……んん?」


 建物群を踏みつぶしながら、前進しているだけだと思った怪獣が、立ち止まっておもむろに身をかがめている。そうやって何をしているのかと思ったら、巨体の割に短い手を器用に使って、抱きかかえるように建物を持ち上げているのだ。


 で、持ち上げた建物を別の建物にのせている。

 それはさながら、子供がブロック遊びをしているかのようだった。


「えっ? えっ?」


 スマホの画面と椿さんの顔を交互に見る私。


「どういうことなんです、これ?」

「少なくとも、怪獣が大暴れしているだけ……というわけではないらしい。わっちの長年にわたる研究を元に判断させてもらうと、アレの正体は怪獣ではなく、だいだらぼっちと呼ばれる妖怪じゃろう」

「よ、妖怪!?」

「あるいは神かもしれん」


 神妙な顔をしている椿さん。

 スケールの大きな話になってきて、私はすっかり唖然とさせられている。


「だいだらぼっちっていうと、山に住んでる巨人の妖怪としか……」

「日本各地に『山や湖を作った』という伝承が残っておる。これは古事記にも書かれているような、神々の国作りに通じるところがあり、だいだらぼっちを大国主と同一の存在であると考えることもできるじゃろう」

「それじゃあ、この怪獣は建物を壊しているわけじゃなくて、むしろ新しく建物を作っていると……?」


 そういうことじゃろうな、と椿さんはうなずいた。


「人間の立ち入らぬ領域がある――という意味では、少女九龍城は未開の地だった頃の山に似ている。少女九龍城で超常現象が多発するのは、もしかしたら外界で居所を失った超常のものたちが集まってくるからかもしれないのう……」

「いや、そんなしみじみと言われましてもね」


 本格的におばあちゃんの昔話じみてきた。


「それにしても、どうして怪獣の姿なんですか?」

「流行なんじゃろう。60年前の出現からは二足歩行の怪獣の姿なんじゃが、それよりも前は大仏だったり入道だったりと様々な形を取っていたみたいじゃな」

「ふむふむ……で、どうやって倒すんですか?」


 すると、椿さんがぽんと私の肩を叩いた。


「倒せない。神様レベルの存在じゃからな」

「ええーっ!! それじゃあ、地図は大幅に書き直しじゃないですかーっ!!」

「まあ、あの怪獣が住人たちの生活区域までやってきたという記録はない。毎回、日付が変わる頃には大人しく帰っていくから、諦めて放っておくことじゃよ。それよりも、今は安全なことをみんなにも伝えて安心させてやろうじゃないか」

「ううう、私の地図が……」


 どれくらいの範囲を書き直すことになるのだろう?

 私はその場に膝をつき、さめざめと泣くしかないのだった。


 ×


 その後、あの怪獣は椿さんが言ったとおり、日付が変わる頃にしれっと姿を消してしまった。怪獣の通ったあとには無残な瓦礫の山と、豪快なリフォームによって再構築された建物群が残った。


 大量に残された瓦礫については、住人仲間である『西園寺香澄』さんの会社が片付けてくれることになった。

 西園寺さんの父親が所有する会社のうちの一つが、西園寺さんの名義になっているらしい。まさか、お嬢様にして学生社長だったとは……。


 で、その会社というのが建築とデザインを行っているらしく、瓦礫の片付けだけでなく建物の建て直しもやってくれるのだとか。それを聞いてしまったら、私からお願いすることは一つである。


「西園寺さん、建て直しする建物の設計図をください!」


 後日、私は瓦礫の撤去現場までやってきていた。

 西園寺さんは黄色いヘルメットをかぶり、社員たちの働きぶりを眺めている。

 ヘルメットからこぼれた黒髪が風に吹かれてなびいていた。


「設計図、ですか?」

「はい! 設計図をいただけたら、地図を書き直す手間も省けるので!」

「残念ですが、それは難しいかもしれません」

「な、なんでですかっ!?」


 西園寺さんがニコリと微笑む。


「実のところ、私の会社の社員はほとんどが少女九龍城のOBなんです」

「あっ……」


 住人少女たちは日頃から好き勝手に少女九龍城をいじくり回っている。

 そんな彼女たちが大人しく、設計図通りに建て直しをするだろうか?


 ×


「で、泣く泣く帰ってきたと……」

「そうなんですよ、椿さぁん!」


 西園寺さんと別れたあと、私は自室に戻って椿さんに泣きついていた。

 畳に敷きっぱなしの布団の上で、子供のようにわんわんと泣きまくったのである。


「少女九龍城は壊されるたびに作り替えられる運命なのじゃよ。わっちらもお互いの部屋の間に直通の抜け道を作ってしまったしのう」


 そうなのである。

 私の部屋のふすまは、椿さんの部屋につなげてあるのだ。

 この抜け道は住人たちに配ってある地図には掲載されていない。

 そんなことだから、私にフリーダム再建築を責めることはできないのである。


「まあまあ、そんなに気を落とすでない」


 椿さんが私の頭をなでなでする。


「わっちから西園寺さんに一つ頼んでおいたからのう」

「なにをです?」

「ラブホテル」

「はいっ!?」


 変なことをいきなり言われて、私も流石に涙が引っ込んだ。

 椿さんが白い歯を見せて笑う。


「建て直しをするにあたり、ラブホテルを建ててくれるように頼んでおいたんじゃよ。わっちとチズちゃんが楽しくにゃんにゃんできるようにな。このエアコンもない四畳半でくんずほぐれつするのも堕落的で興奮するが、たまには新しくて綺麗な部屋でイチャイチャするのも楽しいじゃろう?」

「えっ、あう……その……」


 私がすっかり顔を赤くしてしまう一方で、椿さんの笑顔はまるで少年のようだ。

 これでは私の方ばかりエッチなことを考えているみたいじゃないか!


「まあ、楽しみですね、はい……」

「そうじゃろう、そうじゃろう?」


 うきうきと肩を弾ませる椿さん。


 天災は忘れた頃にやってくる。

 でも、その苦しみも忘れることができるから、こうして再び前を向いて歩けるのかもしれない……と、私は自分の堕落っぷりから目をそらすのだった。


(おしまい)

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