第3話 幽霊が廊下を歩く
「ねぇ、真由ちゃん。知ってる?」
「ひぃいいいいい、知りませぇええええんっ!」
背後から唐突に話しかけられたせいで、心臓が一瞬ビクッとなった。椅子から転げ落ちて、右腕の肘を床にぶつけてしまう。変なところを打ってしまったようで、右腕全体がじぃんと痺れた。すごく痛い。
振り返ると、心配そうな表情の虎谷さんが立っていた。
「だ、だいじょうぶ、真由ちゃん? いきなり話しかけちゃってゴメンね……」
「……た、たぶん、平気です、だと思います」
彼女の手を借りて、私――木下真由はよろめきながらも起きあがる。
現在、食堂は夕食の真っ最中である。少女たちは好きなテーブルに集まって、それぞれ好きな話題で盛り上がっていた。ただ、私には友達というものがいないので、こうして一人で食事を済ませている次第である。
虎谷さんは夕食のトレーを寄せて、私の隣の席に腰を下ろす。どうやら、私と一緒に食事を取るつもりのようで、いただきますをしてから煮込みハンバーグにかぶりついていた。彼女は私のような内気な人にも、容赦なくコミュニケーションを挑んでくる。
逃げ出す勇気もないので、私は椅子に座り直す。
眼鏡を指で押し上げ、それからモソモソと夕食を食べ始めた。
美味しそうにハンバーグを食べながら、虎谷さんが私に問いかけてくる。
「真由ちゃん、友達いないの?」
グサッ!
彼女の言葉が私の胸に突き刺さった。おそらく、鋭く尖っているうえに、釣り針のようなかえしが付いているやつだ。そのうえ、突き刺さった瞬間にドリルみたいに回転するのだ。そのくらいに心の傷をえぐる言葉だった。
箸を持つ手が震えた。
「……い、いません。私みたいな根暗で、話すのが下手で、可愛くない子に友達なんて出来ません、だと思います」
「ふーん。じゃあ、私が友達になるからさ、おしゃべりしよーよ」
虎谷さんに一切の悪意ナシ。
私が傷ついていることにも気づかず、彼女はおしゃべりとやらを始めた。
「でさぁ、真由ちゃんは知ってる?」
「な、なにをですか?」
「最近、女の人の幽霊が出るんだって」
珍しくもない話である。
私の住んでいる女子寮は『少女九龍城』と呼ばれている一種の魔境だ。住人がどれだけ住んでいるのか、部屋数がいくつあるのか、地上何階で地下何階なのか――管理人さんですら把握しきれていないらしい。住人が勝手に増築や改装を繰り返したせいで、少女九龍城の内部構造は複雑化の一途をたどっている。
そして、少女九龍城では不思議な現象が頻繁に起こる。幽霊を目撃するなんてことはザラであり、私にだって経験があることだ。気になることではあるが、いちいち気にしていたら面倒である。
私が特に反応を示さないでいても、虎谷さんは楽しそうに話を続けた。
「メインの女子寮通りをまっすぐ行って、立て看板があるところを左に曲がるの。で、すぐにある階段を下りて地下に行くわけ。そこにボイラー室があるのは知ってる?」
「……知ってます、けど、それが?」
「この話を聞くまで、私も知らなかったんだけどね……ボイラー室の奥って行き止まりじゃなくって、ちょっと見えにくいけど左に曲がる道があるらしいのね。あの辺、なんか竹竿が立てかけてあって、奥の方が見えなくなってるでしょ? 気づかなかったなー」
「…………」
「それで、ボイラー室の様子を見に行った子が、たまたま奥の廊下を発見したんだって。で、試しに見に行ってみたら――女の人の幽霊外立っていたんだらしいよ。しかも、裸だったんだって。手錠みたいなのを付けていて、鎖がジャラジャラ音を立てて、すごく苦しそうに呻いてたって。管理人さんが言うにはね、太平洋戦争中にスパイ容疑を掛けられて、拷問された女の人の幽霊なんだってーっ!」
キャーッ!
という感じの顔になる虎谷さん。
それから、彼女は上目遣いになって「怖かった? ねえねえ、怖かった?」と視線で問いかけてくる。
そして、私の方はといえば……軽く体の震えが止まらなくなっていた。
私は椅子から立ち上がろうとする。椅子がガタガタと音を立てて、みんなから何事かと注目を集めてしまう。
「虎谷さん、私、ちょっと調子が悪くなってきたから、あの、」
「うん、夕食のお皿は戻しておくから、真由ちゃんは戻っていいよ。怖い話して、ゴメンね」
フラフラとした足取りで、私は脇目もふらずにリビングをあとにした。
それにしても怖い話だった。
だって、その幽霊……たぶん正体は私である。
×
幼い頃から、私は他の人と大きく変わっていた。
人生最初の過ちは、まだ私が保育園児だった時のことだ。
当時、仲の良かったクラスメイトを保育園の裏手に呼び出して、その子の目の前でスカートをめくって見せたのである。その子は突然のことに驚いて、走って逃げていってしまった。以後、私はあの子から一切話しかけられなくなった。
仲良しの子には嫌われてしまったけれど、その背徳感が何とも言えなくて、私はすっかり露出行為にはまってしまった。
小学校に入学してからは、さらに頻度は増えていった。放課後の教室、神社にある竹林、細い路地の奥……場所はいくらでもあった。
中学生になると、過激な知識を取り込んだことによって、私の行動はますますエスカレートしていった。下着を付けずに出かけるようになり、人目の多い場所を歩くようにもなった。お小遣いやお年玉は、通販で購入した拘束道具に消えていった。
塾からの帰り道……午後九時を過ぎた辺りだったろうか。公園のベンチに腰掛けて、私はついに野外での自慰行為に及んでしまった。
私は自分の将来が本格的に心配になった。いつか、この性癖のせいで身持ちを崩すのだ。それこそ、全裸コートの露出狂のごとくテレビを騒がせるに違いない。女性の露出狂なんて、そうそういないだろう。
でも、破滅はもっと早かった。
中学三年生になったばかりの頃である。
保育園児の時にパンツを見せたクラスメイト……あの子が今更になって、その話を周囲に言いふらしたのである。
その噂が巡り巡って、私は柄の悪い女子生徒から呼び出しを受けた。そして、彼女たちの前でストリップを強要されたり、携帯電話で写真を撮られたり、散々な目に遭わされたのである(それでも、心のどこかで楽しんでいる節があった辺り、私は自分のことをどうしようもないド変態だと思う……)。
で、私に対するいじめが学校側にバレた。
私の家族にも話が通った。
流石の私も参ってしまい、中学校最後の一年はほとんど登校しなかった。何もしないうちに卒業が済んで、名前を書くだけで入れる県外の私立高校に進学も決まった。そうして、私はこの少女九龍城に引っ越してきた次第である。
知り合いのいない場所でリスタート。
無論、私は最初の一歩でつまずいた。露出癖が学校にバレて、家族にバレて、親戚やらご近所さんやら町全体やらに広まって、とにもかくにも胃の痛い思いをさせられた。私のコミュニケーション能力はズタズタになった。
でも、それよりも、なによりも。
やっぱり露出が止められなかったのである。
少女九龍城には死角がたくさん存在する。裸になってコソコソと歩き回るのに最適だ。もしも、私の性癖が住人仲間に知られたら、今度こそ私は自分の居場所を失ってしまう――そのリスキーな感じがなおのこと私を駆り立てる。
ボイラー室の奥にある廊下は、最近の私のお気に入りスポットだった。
天井からぶらさがった時代がかっている電球……それが点滅を繰り返すたびに、私の肌が闇に明るく浮かび上がる。点滅するたびに、自分が恥ずかしい格好をしていると自覚させられるのだ。
その姿を誰かに見られた。
真っ赤な首輪。鎖で繋がれた手枷と足枷。
間違いなく私だ。
急いで服を脱いだ場所まで戻らないと、誰かに見つかってしまうかもしれない。
だけど、急いだら鎖がジャラジャラと音を立ててしまう。
そんな極限状態を私は味わって、恐怖におびえ、沸騰しそうなほどに興奮して、うめき声にも似た声を漏らしていたのである。
良い場所だった。でも、誰かに見られてしまった以上は、どこか別の場所を探すしかない。幽霊を探しに来る酔狂な人も出てくるだろうから、当分は露出行為自体を自粛するしかないだろう。
私は大きくため息をつく。
しばらくお休みなさい、私の唯一の生き甲斐。
×
――という具合に自粛するはずだったのに、噂を聞いた日の夜、私は早速ボイラー室の奥に戻ってきていた。
なんという意志の弱さだ。誘惑に弱いどころの話ではない。破滅願望クラスだ。
廊下に面している物置に、私は脱いだ洋服を隠しておいた。真っ赤な首輪を填めて、鎖付きの手枷と足枷も付けている。そして、首輪と枷には錠前が付いていて、鍵がなければ解除できないようにしてあった。
そして、その鍵は廊下の突き当たりに置いてきた。
この廊下というのが驚くほど長くて、鎖の音を立てないように小股で歩くと、往復で二十分近くかかってしまう。ここは女子寮のはずだ。どこをどう増築すれば、それほどまでに長い廊下が出来上がってしまうのだろう?
とにかく、廊下の突き当たりで鍵を回収して、どうにか物置まで戻ってこない限り、私は脱いでしまった服を着ることが出来ないのだ。誰かと鉢合わせてしてもアウト。この少女九龍城からも出て行かなくてはならない。
頭上の電球が点滅する。
コンクリート打ちっ放しの廊下に、私の裸体が白く浮かび上がった。
ぞくりとする。
この瞬間、私は世界中の誰よりも無防備なのだ。大して可愛くもなく、性格も根暗な私の体が、衣服にすら守られていないのである。きっと、世界で一番脆弱な存在だろう。弱々しい自分を晒したがるだなんて、私はなんてド変態なのだ。
私は長い廊下を歩き始める。
ボイラー室から聞こえてくる重低音――それが徐々に遠のく。
表面は肌寒いのに、体の奥底から止めどなく熱が溢れ出てきた。鍵を取りに行く必要がなければ、今すぐにでも一人遊びに興じてしまいたい。快感で膝が震えてしまい、立ち止まっているときですら鎖が音を立てる。
ダメだ、ダメだ。自分の体に触れるだなんてもってのほかだ。それこそ、最後まで止まらなくなってしまう。大声を上げて、誰かに気づかれてしまったら一巻の終わりなのだ。一体、私は自分のことをどれだけ追いつめれば気が済むというのか。
あぁ、こんなところで終わりを迎えてしまうのなら、いっそのこと……もっとド派手な最後を迎えたかった。少女九龍城のメインストリートを突っ走るくらいのことをしたかった。そこまで気持ちいいことが出来たなら、諦めだってつくはずなのだ。
刹那、
ひたひた
正面から足音が聞こえてきた。
あり得ない足音だ。この先、廊下は突き当たりまで一本道である。分かれ道もなければ、階段もドアもない。それとも、少女九龍城ではおなじみの隠し扉を通って、誰かがここに入って来たとか……。
しかし、ある一つの不安が私の脳裏をよぎった。
……もしかして、幽霊?
点滅する電球に照らされながら、廊下の奥から人影がやってくる。
その人影は女性で、なぜだか裸で、本皮っぽい首輪を填められていて、手枷と足枷まで付いていた。
彼女は私の存在に気づくと、
「どうも、幽霊です!」
満面の笑みを浮かべて、ご挨拶とばかりに両手をパタパタと振った。
×
自称・幽霊の女性は私より二、三歳くらい年上の容姿をしている。成熟した大人という感じで、やせっぽちの私よりも首輪や枷がよく似合っている……というか、板に付いていると表現した方がいいだろう。
先ほどまで大興奮だった私だが、今はもう極めて冷静になっていた。体の火照りも取れてきて、肌寒さが勝利している。
そもそも、元気よく挨拶をしてくる幽霊ってなんだ――という話だ。おまけに全裸で、首輪と枷を付けているとか、ふざけているにもほどがあるだろう。
「……あなた、その、本当に幽霊なんですか?」
私が疑問を投げかけると、自称・幽霊さんはピョンピョンとジャンプしながら答えた。
「間違いなく幽霊よ。ほら、足が透けてるでしょ?」
彼女の足下に視線を下ろす。
確かに自称・幽霊さんの足は半透明だった。SFXの世界のようだ。だが、あまりにもシチュエーションが馬鹿げているせいで、まったくもって恐怖は湧いてこない。
幽霊さんは振り返って、チョイチョイと手招きする。
「おしゃべりしたいことは山ほどあるんだけど、とりあえず用件だけすませちゃうね。生きてる人に執着して、怨霊みたいになるのは嫌だし」
「はぁ……」
なるべく音を立てないように、彼女は小股でちょこちょこと歩き始めた。けれども、流石に手枷と足枷に付いている鎖がカチャカチャと音を立てる。
大人しく後を付いていった先は――廊下の突き当たりだった。
前もって置いておいた鍵を回収する。
「やっぱり、それってあなたの鍵だったのね。ナイス、セルフボンテー
ジ!」
グッジョブ、と親指を立てる幽霊さん。
私は黙って頷き、枷を外すための鍵を右手で握り込む。
それから、不意に幽霊さんが右側の壁に体をめり込ませた。どうやら、幽霊なので壁を通過できるらしい。そのくせ、鎖はジャラジャラと音を立てるのだから変な話だ。
「ほらほら、こっちよ」
壁の中から幽霊さんが手招きをする。
いやいや、私は生身の人間だから壁抜けは――などと思っていると、どういったわけか、何もなかったはずの壁に金属製の扉が現れた。いや……現れたというよりも、前々から存在していたものに今になって気づいた――という感じか。
金属製の扉を押し開ける。
そうして、最初に目に飛び込んできたのは、鉄格子の中に横たわっている骸骨だった。
ここは紛れもない牢屋だ。
錆び付いた鉄格子。南京錠の掛かった小さい扉。看守が座るための椅子。
横たわっている骸骨には、幽霊さんと同じ首輪と枷が填められている。首輪から伸びている鎖は、壁に埋め込まれたフックに繋がっていたのだろう。けれども、長い年月が経過したせいでフックが錆び付き、壊れて、鎖はだらんと地面に垂れてしまっている。
私は虎谷さんから聞いた噂を思い出していた。
「も、もしかして、あなたが、その、拷問されたっていう……」
「あはは、違うよ。私はそんな大した人じゃないわ」
幽霊さんがあっけらかんと笑う。
「私は単なる露出狂の自縛マニアよ。この部屋に自分を閉じこめて、最後はギリギリのところで脱出――するつもりだったんだけど、鍵の設置場所を間違えたのよね。おかげで、鎖を外すことが出来ずに死んじゃったわけ」
「それは、苦しかったでしょうね……。餓死……いや、喉の渇き、ですか?」
「いやぁ、それが全然そんなんじゃないのよ。自分は絶対に牢屋から脱出できない――って気づいた瞬間、とてつもないエクスタシーを感じてね。ドキドキのあまりに、心臓発作を起こして死んじゃったの。一瞬だったから、全然痛くなかったわ」
それは、なんというか。
私が言うのもアレだけど、かなりのド変態ですね……。
「といっても、あなたの推理も完全に間違っているわけじゃないの」
素敵な秘密を教えるように、幽霊さんはパチンとウィンクをした。
「私が付けている首輪と枷なんだけど、これは少女九龍城の先輩からもらったやつなの。この先輩っていうのが、これまたメチャクチャな性癖の人なんだけど……当時の管理人さんから、この拘束道具を受け継いだらしいのよね」
さすがは少女九龍城――昔から変わった少女が集まっているらしい。
「それで、その管理人さんが元々は娼婦らしくて、外国の兵隊さんを中心に相手していたんだって。GHQのお偉いさんが、憲兵がスパイ女を拷問するのに使った品だ――って言って、この拘束道具をプレゼントしてくれたそうよ。まあ、どこまで本当かは分からないけどね」
「す、すごい経歴です、だと思います」
それから、幽霊さんは自分の骸骨を指さした。
「というわけで、この拘束道具は今からあなたのものよ。私からのプレゼント」
「そ、そんなことを言われても……。もらう理由もないですし」
「通販で買えるような偽物じゃなくて、マジな拷問用に作られた本物よ」
私は「むむむ」と口ごもる。
そこまで言われたら、是が非でも使ってみたくなるではないか……。
「じゃあ、その、もらいます……ありがとう、ございます」
私の返答を聞くと、幽霊さんは身をくねらせて喜んだ。
「あぁ、よかったわ。私、拘束道具のことだけが心残りだったのよね」
興奮しすぎて死んだ彼女にとって、その言葉はきっとオーバーな表現ではないのだろう。
私はしゃがみ込んで、牢屋を封じている南京錠に手を掛ける。すると、錆び付いた南京錠はちょっと触れただけで崩れ落ちてしまった。鉄格子のドアを引いて、私は牢屋の中に足を踏み入れる。
そして、幽霊さんの骸骨が付けている首輪を手に取る。途端、まるで魔法が解けてしまうかのように、骸骨がサラサラとした白い砂に変わってしまった。南の島にある砂浜のごとく、色が綺麗できめ細やかだ。
首輪、手枷、足枷。
三つの拘束道具を拾って、私はくるりと振り返る。
「幽霊さ――」
けれど、彼女の姿はすでに見えなくなっていた。
そういえば、まだ名前も聞いていない。
×
拘束道具を受け継いでからも、私は何度か幽霊さんを探してみた。けれど、いくら探しても彼女の姿は見つからない。それどころか、廊下の突き当たりにあるはずの牢屋が、跡形もなく消滅していたのである。
未練が解消されて、幽霊さんが姿を消した。役目を終えたので牢屋も消えた。辻褄は合っているような気がする。超常現象に理屈も何もないけれど。
私の方はと言えば――相変わらず、ビクビクとしながら露出行為を続けていた。
三つの拘束道具も愛用している。まるで、肌に吸い付くかのように私の自由を奪ってくれるのだ。そのうえ、身につけているだけで心が安らぐ。たぶん、前の持ち主である幽霊さんのことを思い出すからだ。
私は今までひとりぼっちだった。けれど、幽霊さんと出会えたことで、私は初めて同好の士を得ることが出来た。幽霊さんはいなくなってしまったけれど、彼女の意思が拘束道具に宿っている……そんな気がするのである。
「よし、準備万端」
そうして、私は今日も露出に挑む。
先輩たちに負けないように、今回はアイマスク着用にチャレンジだ。
(おしまい)
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