第6話 言いがかり
「『サウスポー』って知ってるか?」
「三人組アイドルか?」
「そっち? ってボケにも突っ込む気も起きんわ」
「あー、もちろんピンクレディーの方だろ?」
「そう、それ。あれ、ちょい前に問題になったの知ってるか?」
「今頃? 何があったんよ」
「あの曲をプロ野球の中日がチャンステーマに使ってたんだが、その替え歌にクレームが入ったんだよ」
「ほう」
「応援歌の歌詞に『お前が打たなきゃ誰が打つ』って歌詞があって、選手を『お前』呼ばわりするのが失礼だって指摘があったらしい」
「はぁ? また、お気持ちフェミニストとか自粛警察的な暇人が言い出したのか?」
「それがどーも選手からも声が挙がってたとか…」
「そんなん言い出したら阪神やオリックスのヤジなんてもっと凄いぞ、アイツら言えないようなこと平気で言ってんぞ」
「まーそんなメンタルだから5位だったのかなー」
「そーじゃね? しかしこんな話ばっかだな」
「本当、現実のほうがフィクションより信じられないこと多すぎだよ」
「アニメじゃない〜アニメじゃない〜」
うらうらうつつ 虎昇鷹舞 @takamai
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。うらうらうつつの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます