第7話事件3
流線はニヤリとした顔でこちらに向き手からは黒緑の炎をたぎらせる。
あれは熱くないのかな持ってて。
流線は黒緑の炎をこちらに投げ飛ばしてきた。慌てながらも響鬼は横に交わす。飛んでいった炎は地面に着くと大爆発が起こり落下した場所から火柱が立つ。
「交わすなよ三下」
「「無理無理!!交わさないと死ぬから」」
「あれでも本気じゃねぇぞ三下」
「「ま じ で す か 」」
「三下風情に本気出さねぇーよ」
「「ならこちらは全力でいくよ」」
響鬼は地面を蹴り物凄いスピードで流線の懐に入り右手のひらを流線の腹に当て上に飛ばす。飛ばされた流線は空中で止まりこちらを睨め付ける。
「良かったな三下から雑魚にジョブチェンジだ」
「「それ変わったのか?」」
「あぁ、三下俺の中では1番下だからな雑魚は二番目だ」
「「それはどうも!」」
響鬼の手から光の球体を出す。その量は三十個程度でその球体を流線に投げる。流線は黒い翼でアクロバティックに交わす。
まじかよあれを交わすか普通
流線高く空に舞い上がる。
「これならどうだザコ」
『イビルボール!』
俺たちが出した球体よりはるかにでかく量は倍になっていた。
この会場を壊す気かよアイツ
『響鬼さん』
どうしたルシフェル?
『あれは凄くやばいですよ』
それは俺も思った
『あれを無くすにはこちらも同じ手段でいかないといけません』
俺あんなに作れないよ、戦闘メインだしああゆう魔法的なのは初めて見たし
『そこは私がやりますので撃った後彼の懐に再度入り込み気絶させられませんか』
やれなくはないけど倒せるかアイツを
『行けます!響鬼さんを信じてますから』
信頼が少し重いがやってやるよ
響鬼は再度手から倍の量とでかさの球体を生み出した。
ほんとだ出せちゃったよおいおい
流線は同じ数を出したことに驚いていた。
「やっぱこうじゃなきゃよ!」
流線はイビルボールを放とうとする。
『行きますよ響鬼さん!』
あぁ!
こちらも投げようとした瞬間アラームが鳴り出す。
今からいいところだというのに何故?これがいわゆるアラームでいい所を邪魔されるということかー!
響鬼は内心で叫んでいる中流線が腕にある時計を見る。そこには5時と示していた。
「悪いなザコ、この勝負はお預けだ」
「なんだ、どうかしたのか?」
「妹の迎えがあるの忘れてたは、それじゃ」
流線は地面に降り立ち纏いを解除して出口に走り出した。周りの皆驚いていた。それもそうだ、あの不良生徒がまさかの妹を迎えに行こうとは誰しもが思えないからである。
それでは皆さんご一緒に、
「「「「えーーーー!」」」
すると試合ロボが
「この勝負右の選手勝ち」
と片腕から赤い旗を出し俺がいる方向に向けた。その後は何か静かだった。
神と英雄のアグレメント 長谷川光太 @taime
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