応援コメント

落涙 Ⅰ」への応援コメント

  • 六年間別れていた分、六年間一緒に過ごしたんですね……>< 
    十九歳だった兄上も二十五歳?くらいになり、随分と大人に……ゲフゲフ感情の抑制が効くようになりましたね……随分と丸くなって視野も広くなった気がする……
    エルゼイアルはオーラントに壁を作ってダーシアと愛欲にふけって……って言ってますけど、この兄上の丸くなりようというか、ダーシアの気持ちや立場をちゃんと考えるようになったのは、たぶん死にゆくダーシアと一緒に過ごして、最期まで彼女を看取ったからですよね。この状態のエルゼイアルならカインくんを任せてもだいじょぶだ……(⌒▽⌒)

    ここでエルゼイアルがダーシアにしてきたことをぜーんぶ理解したこと、そしてダーシアはエルゼイアルからは咎められる必要はなかったことがわかるのがぐうう……となりますね。
    ダーシアを虐げた……うう、ダーシアは母親にも父親にも弟にも、はてには唯一愛した/愛してくれた兄までにも虐げられる人生だったんだなあ……と思うと息ができません。確かにエルゼイアルは自分のそばにいて欲しかったからダーシアから人生の選択肢をことごとく奪い、一番虐げていたかもしれない……でも、エルゼイアルは妹をちゃんと愛した時期もあったし、妹を失った今こそ一番純粋に愛している気がします……

    やっぱどこかオーラントじゃダメなんですよね……兄上本人を変えるのは。ダーシアじゃないと……。

    作者からの返信

    おぉっ、そこに気づいてくださるなんて、嬉しいです(*^▽^*) そうなんですよ~!!! ダーシアは離れていた日々と同じだけ兄上の側にいて、そうして旅立っていきました。そしてその歳月の間に、兄上も随分と大人になりました(*´ω`) こんなにしおらしい兄上、見ているとなんだか落ち着かないですよね(←酷い言いようですね💦)

    兄上がこんなにも大人しくて物分かりがいいのは、ダーシアを本当に喪ってしまってまだ日が浅いのはもちろんですが、それ以上にこはるさんがおっしゃったように、ダーシアを看取ったということが大きいです。兄上、弱っていくダーシアと共に過ごすうちに、自分の様々な行動を後悔するようになったのです。あの兄上が!!! 

    兄上の怒りって、こうして振り返ったらひどいマッチポンプなんですよ。もっと突き詰めて言えば、ただの責任転嫁です(;´∀`) 
    もちろん兄上はタリーヒマッマに対しては怒り、罰する権利はあります。それに子供の頃の兄上が、あんな未来になることを予想できたわけではないのですが。でも兄上の行いがあの結果を招いたのも事実なわけでして。
    こはるさんがおっしゃるように、ダーシアを最も虐げたのは兄上かもしれません……。肉体的にも、精神的にも。

    本編第三部の兄上は、大体は激おこ中でした。その怒りの対象は、タリーヒマッマだったり、母を守り切れなかった自分だったり、ダーシアの愛を自分から奪っていく子供だったりと様々ですが。しかし、その怒りが時の流れとともに整理されると胸の中に残ったのは後悔と罪の意識。そして、自分自身見失ってもなお消えなかった、ダーシアへの愛だったのです。そして愛があるからこそ、ますます深く自分の行いを悔やむ……今の兄上のメンタルはだいたいこんな感じです。自業自得といえば自業自得ですが、苦しいですね!!! 

    暗闇の中で悶えている兄上を救済できる術を持つのは、もはやただ一人だけ……。でも私も、兄上を本当の意味で変えることができるのはダーシアだけだと思っています。オーラントは、兄上がその気になれば、一緒に変わる方法を考えたりすることはできる。でも、そもそも兄上に変わろうと決意させられるのはダーシアだけなのです。