ヒエエ……兄上の核心に触れるようなことを言う廷臣もいるのか……恐ろしい……よくもそんなことが言える……怖い怖い……
でもさすがに兄上には良心というか王としての心構えというかこの国を滅ぼすようなことはしてはいかんという意識はあるのですね……
いつの間にか破門が解かれていて破門した司教が可哀想なことになっていますがそれはもうしょうがないそういう運命だったのだ……
作者からの返信
ま、兄上はまだ若いからこんなことも言われちゃうんですね。(パパはアラフィフになっても家臣に舐められまくっていたような……。気のせい……ではないですね!)
兄上は王様になるために育てられたし(神学の教育は実を結んでいるとは言い難い)、母を贄として発展した国を滅ぼし、母の犠牲を無に帰すようなことをしてはいけない……と思ってますので、国を想う気持ちは本物ですよ♡ ただし家臣たちは所詮替えが利く存在なので、一人や二人ぐらいは……恐ろしいですね……。
実は、ダーシアが一人で鬱鬱としている間にそんなことがあったんです! 一国の王様が破門されたままとか恰好が尽きませんし、きっと司教は剣を構えた兵にずらっと囲まれて、無言の圧力と死への恐怖に冷や汗を流しながら破門解除を宣言したのだと思います。司教、そのうち心労で倒れそう……。
>貴方様の御母堂の美しき身
「美しき身」って言ったところ、その後の展開と反復横跳びしながら読むとグエエエッェェェってなりました。
ですよね……行為に加担してなければそんな生々しい表現しないはず!「亡き王妃殿下を穢し奉った(これもすれすれだけど)」とかいうはず……。
エルゼイアル、母を見捨てた奴はまだしも、母親を凌辱したやつに娘すすめられるのには耐えられなかったか……ぐぁぁぁ。
ダーシアは兄上とザーナリアン様の関係を何となくは(実際会ったり体験したりして)理解して、それがきっかけで仲が深まっていったけれど、兄上はダーシアとタリーヒの関係を表面上にしか実感できないというのがぐうう辛い……って感じでした……そうなんですよね……エルゼイアルはダーシア母がダーシアに何されてるか実際のところ見てない……傷やあざはみているけれども……。
作者からの返信
今回成敗されたコイツ、恐れと恥を知らなさすぎですよね(;´∀`) というかザーナリアン様を✕✕✕したことだって、兄上が政権を取り戻した場合のことを考えなかったのか、という感じですし……。
兄上はもちろん、内乱後に他の家臣からのタレコミを受けて、きちんと把握しておりました。すぐに処罰しなかったのは、そのタレコミが虚偽だった場合のことを考え、また他の家臣に裏をとったりしていたからです。
それを今回のこいつは、ばれてない→陛下も案外大したことないなという風に油断して、盛大に自爆することになりました。コイツ自身は自業自得ですが、巻き込まれる妻子や一族は哀れですよね……。
現在の兄上は、タリーヒ(とダーシア)を除いたら、母の死に最も責任があるのは自分だと認識しています。簒奪を防げず、母を守れなかった自分が悪い、と。だから、タリーヒマッマに逆らったら命はない状況に置かれていた(ん? これ、兄上が政権を運営していても同じですね!!)家臣たちを責めはしない――のですが、今回のコイツだけは絶許だったのです。今回のコイツは、多分生まれたことを後悔してしまうような苦痛の最中で息絶えることになるでしょう。
ダーシアが兄上の親子関係を鋭く理解しているのに対し、兄上のダーシアとマッマの関係の理解度がイマイチなのは、そういうことなのですよ~っ!!! 兄上は、タリーヒのことを世界で一番憎んでいますが、でも娘に対しては「普通の毒母」というように認識しています。実際は、毒母どころか母と呼ぶのも憚られるようなアレだったのですが。←ところで普通の毒母って、なんなんでしょうね(笑)