パパ、病弱で、なんだかヴィードと重なります……。切ない……。
でもパパにはドリスおばさまがいたんだと思うと、この作品の中では味方がいてちょっと珍しい。
だからこそ二人の別れがどんなものだったのかと思うと切ないです……。
母と妹の死を告げられて悲しい寂しいより先に「次は我が身かも」と思ってしまう辺り悲しいけど年相応な気がしなくもないです。
作者からの返信
パパも昔は病弱で儚げなそれなりの美少年だったのです!!! 恐怖の大魔王(父)の影に怯え病魔に苦しめられながらも、おばさんの優しさでなんとか持ちこたえる日々を送っていました。
ヴィードの病弱さは父親譲り。が、かつての自分と同じように日々病に苦しむ息子を気遣いもしないのがパパをパパたらしめるところなのかもしれません。
正妻には近づこうともしない、娘には一切の興味関心を持たない、愛妾は宮殿から放り出す……と身の回りの女全てをぞんざいに扱うパパが、ただ独り特別に想っていた、今でも唯一の女性として慕っているのがドリスおばさま。ですがおばさま、既に明らかになっているようにいつか不慮の死を遂げてしまいます。その経緯もまたこの過去編では扱うのですが、パパはそりゃもう悲しんだのですよ……。だってたった一人の大切な女性だもんね、パパ……。
パパ、昔は普通に可愛かったんですね……。
でもいざという時に竦んでしまう気弱さだけは変わってないようで何よりだ(笑)
生まれることのできなかった妹……そんな大切な名を、何故ダーシアが受け継ぐことができたのか、非常に気になります!!
無垢だったパパがどうやって今のパパになっていくのか、ワクワクしながらお待ちおりますね♡
作者からの返信
そうなんですよ~。パパ、昔は可愛かったんですよ~。華やかな美人の母にそれなりに似た、気弱で儚い感じの美少年だったんですよ~。ま、兄上を100点満点とした場合、65点ぐらいの美形ですが。ちなみにダーシアは75~80点ぐらいです!
パパが妹の名前をダーシアに付けたのは、単純に名前を考えるのが面倒だったから、だったりします(待て)
この王族の女子はだいたい「ドリス」か「ダーシア」なので。困った時のダーシア頼み、です!!
昔は可愛かったパパが、なぜダメなおっさんになってしまったのか。そこにはもちろん恐怖の大魔王たる父が関わっているのです。うふふ……。
ママとダーシアのターンから、こんどはパパとエルゼイアルのターンに!
ドリス叔母様があまりに家族にとってとても好影響を及ぼしていて、どうしてエルゼイアルたちにはドリス叔母様のような存在があたえられなかったのだろう、と震えますね。
えへへ、お祖父様とドリス叔母様、きっとエルゼイアルとダーシアの生育環境がもう少し良ければこうなったかもしれないと考えると微笑ましいです。とんでもない冷酷つよメン兄がほんわか系妹に弱いのが大好き〜!
王妃様の最後はなかなか……このいばらには子供にやさしい母ちゃんがオーラントの母ちゃんしかいないのが……ぐああ!
あまりの衝撃に自ら命を……というのを病弱な幼児に話せなかったのであれば、グィドバールは父からの愛を勘違いしたまま、この歳まで生きてしまったことになりますよね。
パパ、そんな曰く付きな名前を自分の娘につけたのか……それともダーシアはドリスの変化系だそうなので、パパったら叔母上を娘に重ねて!?(だとするとエル兄上がダーシアとラブラブしていた時にドン引きしたのは、倫理上の嫌悪感もあるでしょうが、深層心理で「叔母を息子に取られた」というものもあったかもしれませんね……)(いや、だったらもっとダーシアをかまうか……)
作者からの返信
です!!! 母と娘から父と息子に。ぶっちゃけパッパってプロットの段階ではそんなに存在感がないキャラだったので(今も他のキャラに比べたら存在感はありませんが💦)、パパの過去編なんて書くことになった時は我ながら驚きました(笑)
いばらで最もモテる女・ドリス叔母さまが満を持して本格登場しましたよ~!!! 叔母さま、顔は取り立てて美人という訳ではない(そこそこ可愛い程度)のですが、その慈愛と知性と気品のため、甥や弟子イルペリックを含む数多の男たちの憧憬や初恋の的となっておりました。本人はそのいずれにも気づくことなく世を去ったのですが……。
ダーシアたちにドリス叔母さまのような存在がいなかったのは「運」としか言いようがないのですが(あるいは、パッパの運が良かったのかもしれない)、いたらこはるさんがおっしゃるような感じの兄妹になったと思うのですよ~!!! なんならこの世界線なら、ヴィードもなんとか成人していたかもしれません。けれど、与えられなかったのです……。正規の世界線で兄上にとってのドリス叔母さまに該当するのは誰かと考えたところ、アマルティナしかヒットしませんでした。これは無言になるしかないですね!!!
パッパの実母は……華やかな美人ではあるのですが、問題がある人でした。結婚の経緯からして夫を嫌うのは当然ですが、その恨みを子供にもはっきり分かる形で漏らす。でもその割には、愛していたという恋人の仇を討とうともせず、王妃の地位と贅沢だけは享受する、などなど。そりゃあ、息子たちは叔母の方に懐くわな、という感じですよね(^^; パパの母の死は、普通に早産が原因だったのですが、元々懐いていなかったし叔母さんがいてくれるので、パパは母の死を実はそんなに悲しみませんでした。パッパの母は、子供にすら大して悼まれないような人だったのです。
そんな(別に思い入れはない)母の死の原因となった妹の名前を、パパがどうして愛妾の娘につけたのかといいますと――よくある「名前の使いまわし」だったりします💕 とはいえパッパ、ぱっと思いついた女の名前が「父の姉妹」か「自分の死産だった妹」しかありませんでした。そして、ドリス叔母さまはパパにとって神聖にして侵すべからざる女神であり、その名を愛妾の娘風情に付けるなど言語道断でした(←酷い言い草ですね)。しかし、十代で死亡した父の姉の名前を付けるのも流石になあ~という消去法で、ダーシアはダーシアになったのです!!! 生きて生まれたからいいだろう、ぐらいの感じで。なんか、しょっぱいですよね(;´∀`)