うわ~~~~、うわ~~~~!!!
マーリカ慈悲のかけらもない女だったじゃないですか……怖い……復讐の仕方が常軌を逸している……これが法のない世界なんだと思い知らされた……。
確かにエーメラの件はママに非があったとはいえ、これはいっそ殺してやれ!!と思いますね……。それでも生きる、生きて見返してやると思ったママの強さが好き。私は地獄の底からよみがえってきた人間が好きなんですよ。
いや、でも、本当に、何が一番屈辱って、マーリカの手で感じさせられた快楽ですよね。それが20年(たぶん)経っても消えないから女官に対してこういうことをしちゃうんですよね……。
作者からの返信
今回、タグ「残酷描写あり」を最大限に活用させていただきました!!! 無慈悲で冷酷なマーリカ。これが実の姉にすることか……と私も遠い目をしながら書いたものです。まあ、マーリカはタリーヒを姉ではなく害虫だと見なしているので平気で踏み潰しちゃうのですが……。
ママ、イチバンオコラセチャイケナイオンナヲオコラセチャッタ……。
もういっそママはあの時に父に追放され、野垂れ死にでもした方が幾分かマシだったような……。でもその場合、ダーシアはこの世に生まれられないので、ママはどうしても一度地獄を見る必要があったのです。泥水啜ってでも這い上がる、どんな目に遭っても生きる気力満々のママが私も大好きです❤
不本意な環境に積極的に抗う姿勢こそ、ダーシアに欠けている気迫。ダーシアももっと母を見習……われたら、いばらはいばらではなくなってしまうような気がします。
約二十年経っても癒えぬ傷とともに、逞しく、ふてぶてしく、自分らしく生きていくママを今後ともよろしくお願いしますm(__)m
何と凄まじいざまあ……いえ、マーリカの復讐!
しかしこんなに痛い目を見ても、根性は直らなかったようですね(´・ω・`)
代わりに二度と癒えぬ傷は付けられましたが。
ママンの傷を癒せるのは、その傷を付けたマーリカ……もしくはザーナリアン、なのでしょうか。
ザーナリアンへの愛憎が募りに募って、お兄様に手出ししないことだけを祈っています……。(でもその展開も美味しそう♡)
作者からの返信
ほんとうに、どうして直らなかったのか。馬鹿と同じで、性根の悪さも死ななければ直らないのか、と遠い目になりながら書いた回です。そしてママは案外メンタルが強い……。
ママの傷を癒せるのはマーリカ、あるいはザーナリアンだけ。さすがトキさん!!! この、ポイントを見抜かれるとは……。ここ、テストに出る重要なところだったのですよ!(何のテストだ)
まかり間違ってママに襲われても、兄上は余裕で返り討ちにできるから大丈夫……のような、残念なような(笑) ママ、見た目だけなら兄上の好みのど真ん中なんですけどね……。
すごい敬虔そうで倫理観の塊というわけでもなく、むしろママくらいのアレさなら栄耀栄華のためにダーシアとエルゼイアルの関係を応援しそうなママが極度なほど兄妹のイチャイチャを嫌う理由がこんなトラウマがあったのだなあ! エグすぎるぜ! さすがいばら、ざまあ展開(?)がメガトン級にえげつないぜ!!!
とはいえなんだかマーリカが常軌を逸しているとは思えません……もしここまでの頭脳と憎しみがあったら、人間はじぶんだけではなく大事な人を見下し、さらには奪っていった存在にここまで復讐してしまうと思います(T ^ T)
タリーヒはエーメラの尊厳と命だけではなく、マーリカの、姉と過ごす穏やかな時間も、長姉タリーヒに対するなけなしの愛情も奪っていってしまったんですからね……逆にマーリカを賢くしたのはタリーヒかもしれませんね。反面教師というか……
ダーシアももっとママを反面教師に賢くなるんじゃぞ、と言いたいところなんですが、ある意味あんまりに「物分かりが良過ぎてしまう」のがダーシアの欠点ですよね。
というわけで地獄を見たママですけど、ママの幸せはどこにあるんだろうなと思いました。
ダーシアとヴィードはお腹にいた頃はママの幸せにちょっと貢献できていたんだと少し安心しました。これで妊娠したことまで疎まれていたらダーシアはともかくヴィードは本当に……
でもその幸せも、「自分が美人である」とか「自分は国王に愛されている」というとても無常なものかつ自分にとってアクセサリー的なところばかりに目が向いているから、だからそれを軽率に上回るザーナリアン様登場で脆くもママの幸せが崩れ去ったんでしょうね……(T . T)
ママは、ひょっとしてグィドバール不在でザーナリアン様とふたりでいたら意外と丸くなってツンデレおば……お姉さんとして甲斐甲斐しくザーナリアン様の面倒を見たらアマルティナの好感度がアップしてダーシアとエルゼイアルが幸せに過ごせるようになったりするんじゃないかな!(※BGMを「やる気のないダースベイダーのテーマ」にして妄想しました)
作者からの返信
えっへっへ、そうなんですよ~!!! 倫理も常識も持ち合わせちゃあいないママが、ダーシアと兄上の関係だけは常識を振りかざして大反対するのは、こんな理由があったのです。トラウマが、刺激される……。なお今回はある意味いばらで一番問題がある回なのですが、他の問題ある回も大体ママがメインです(笑) ママ、ほんと色々やらかしますからね(;^ω^)
マーリカ、実はタリーヒに対してずっと怒りを溜めていたのですが、その怒りの貯金が始まったのは実はエーメラが死んだ直後からではありません。ママが、死んだエーメラを侮辱する発言を聴いてしまった後からなのです。タリーヒがエーメラにやったことは酷いことだけれど、でも流石にエーメラがこれが切っ掛けで死ぬなんて予測していなかったはずだから……と、なんとか感情を抑えようとしている時にあの暴言ですから、そりゃあもうブチギレていたわけですよ。
あと、ママはエーメラ本人やマーリカだけでなく、父親も悲しませていますからね。父は、性悪の長女はともかく下の娘たちは可愛がっていたから、エーメラの死には尋常じゃないぐらい悲しんだのです。その悲しみを知っているはずなのにこんな発言する女は、絶対に地獄に叩き落としてやる……と、決心していたのですよ~。こはるさんのおっしゃるように、マーリカは愚かな姉を反面教師にして賢くなったと思います。一方ダーシアは、我が強い母を反面教師にして物分かりがよくなったのかもしれません( ̄∇ ̄;)
思えばママは、自分にとって本当の幸せとは何か、何が本当に価値があるものなのか考えようともせず、ただ世間に流されるまま一般で言われている幸せにこだわっていたから、こんなことになったのかもしれません。
ママ、多分本質的には男よりも女の方が好きだし、愛されるよりも愛する方が向いていたような気がします。ただ、幸か不幸か美貌に恵まれていたため、周囲の男から(体目当てで)ちやほやされて、それが自分にとっての幸せだと思いこみ、容貌や権力者からの愛といった移ろいやすいものに重きを置くようになってしまった。それが、ママにとっての不幸の始まりなのかも。
ママは多分、マーリカと生まれ順を逆にしたら我儘だけど可愛らしい、ぐらいで納まっていたし、あるいはパパよりも先にザーナリアンに出会っていたら、本当の自分に目覚めて、アマルティナと並ぶ腹心とかそんな道を歩んでいたような気がします。ですが残念ながら、正規の世界線ではママは自分の真の望みに気付けなかったのです(´;ω;`)