エピローグ

エピローグ

 僕はとても暖かない世界にいる。

 隣には君がいる。君が傍にいてくれている。

 君が僕の名前を呼ぶものだから、僕も君の名前を呼び返した。

 僕の周りには、大切な人達が沢山いて、一緒に桜を見上げていた。

 あの池の桜の木。淡い色の花弁が空を泳ぎ、水面に浮かぶ。

 どこまでも暖かく、どこまでも幸福な夢。

 いつまでも、いつまでも。

 僕は君の手を握る。君も僕の手を握り返してくれる。

 桜の花弁が舞う中、いつまでも僕等は笑い合っていた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

永久に続く夢の中で 青空奏佑 @kanau_aozora

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ