※解説は間違っている可能性があります。あらかじめ、ご了承ください。


※「ー」は前の文字の母音(例:カーブ→カアブ)として扱っています。




●遊

 遊撃手の事。



●遊撃手(ショートストップ・ショート)(SS/ShortStop)

 二塁と三塁の間で守備をする内野手。詳しくはコチラ(↓)

https://kakuyomu.jp/works/1177354054884198528/episodes/1177354054884251383



 他のポジションと異なり、英語と日本語訳とが一致しない感じになっている。ショート以外は「~er」か「~Baseman」か「~Fielder」であるが、ショートだけが「ShortStop」という不思議な名前になっている。


 この名前は、昔(選手が9人ではなく10人とかだった時代)のショートの守備位置に由来しているとされる。


 ショートの原形とされるのは、ピッチャーの少し後ろや横を守っていた2人の野手である。

(この頃、セカンドは二塁のすぐ近くを守っていたらしい)


 この2人の野手は、バッターから「短い距離」でボールを「止めていた」ので「ShortStop」と呼ばれる事になったとか。


 いつしか、2人いたショートストップは1人になり、ショート(とセカンド)は現在の位置で守備をするようになったと言われている。



 それから後、日本にて──。「ShortStop」という名前は、正岡子規によって「短遮(たんしょ)」と訳された。「短い距離で遮る(さえぎる)」なので、英語と日本語訳とが一致している。


※正岡子規は、いろんな野球用語を日本語に訳している。幼少時の名前が「ノボル」で、それにちなんで「野球(ノボール)」という号を使っていた。


 ところが、その後──。中馬庚(ちゅうま・かのえ)によって「遊撃手」と訳された。「あっちに動いたりそっちに動いたりするから、遊撃部隊っぽいな。よし、遊撃手と訳そう!」みたいな感じだったとか違うとか。


 その結果、割と直訳な「短遮」は使われなくなり、元の言葉からは想像も出来ない「遊撃手」が現代でも使われている。


※中馬は「Baseball」を「野球」と訳した人物でもある。



●優勝請負人

 複数のチームで優勝を経験した選手の事。また、複数のチームを優勝に導いた監督やコーチやGMなどの事。



●ユーティリティープレーヤー

 1人で何役も出来る感じの器用な選手の事。「複数のポジションを守れる選手」「守備固めでも代走でも使える選手」「両打ちの選手」などを指す。


 プロ野球の1軍登録可能人数は28人(2019年からは29人)だが、メジャーリーグの場合は25人(2020年からは26人)。


※プロ野球でも、1試合で出場可能なのは25人まで。つまり、1軍選手の内の3人は休み。基本的に、先発ピッチャーが休む。


 メジャーリーグでは、次の日や次の次の日の先発ピッチャーなどを含めて25人なので、試合に出せる選手となると22~3人が限界。


 その内、先発出場する選手は9~10人。通常、控え野手は3人ほど。人数が少ないので、ユーティリティープレーヤーが必須となる。



●ユニバーサルDH

 両リーグでDH(指名打者)制の事。



●指

 指名打者の事。詳しくはコチラ(↓)

https://kakuyomu.jp/works/1177354054884198528/episodes/1177354054885999839


※「指名打者」の略なので「し」と読むのが正しいかも



●(グローブの)指カバー

 人差し指を入れるために付いているカバー。


 全てのグローブ・ミットに付いているわけではないが、カバーだけでも売っているので、後付けも出来る。


 指を保護するだけでなく、ピッチャーの場合は、人差し指の動きを隠す事が可能。

(指の動きを隠す事で球種がバレにくくなると考えられている)


 グローブを使う時、人差し指をグローブの外に出す人は多い。


 指を出す理由は「ボールを捕りやすいから」「人差し指を入れておくと捕る時に痛い」「みんな出してるから出すものだと思ってた」など。


 人差し指を出す人に対応するように、指カバー付きのグローブが売られるようになった。


 ところが、指カバー付きのグローブを使う人でも、指カバーに指を入れない人もいる。カバーに乗せるように人差し指を出す人もいる。カバーを外す人もいる。



●指にかかる

 ピッチャーが投球する時に使われる表現。特に、ストレートを投げる時に使われる事が多い。


「指にかかったストレート」は「スピンがかかってイイ感じのストレートだ!」みたいな意味になる。

(一般的に、ストレートは回転が多い方がいいとされる)



●湯揉み

 グローブの型付け(=グローブを使いやすい形にする事)をする方法の1つ。新品のグローブをお湯で柔らかくしながら型を付けていくのだが、素人がやると失敗しやすいと思うので、湯揉みをしてくれるお店に持って行った方が無難。


 湯揉みじゃない普通の型付けは、ボールや型付け用のハンマー(グラブハンマー)でグローブを叩いて型を付ける。



●揺れる

 普通の変化球は「曲がる」「落ちる(縦に割れる)」と言う中、ナックルの変化に関しては「揺れる」と表現する事がある。


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