〈や行〉


※解説は間違っている可能性があります。あらかじめ、ご了承ください。


※「ー」は前の文字の母音(例:カーブ→カアブ)として扱っています。




●ヤ

 東京ヤクルトスワローズの略称。



●野球回があるアニメは名作

 ……とは限らないが、野球回があるアニメで名作とされる作品はある。『CL●NN●D』とか。


 野球回はグローブとか投球モーションとか作画が大変だと思う。


 なお、野球アニメは「野球回があるアニメ」には含めないのが一般的。


「エンディングで走ってるアニメは名作」とも言われるが、こちらは野球アニメでもOKなはず。


 また、ソフトボール回を野球回に含めるか否かで議論されているとかいないとか。


 素振りやキャッチボールだけでも野球回に含めるか否かで(以下略)



●野球場(グラウンド)

 4つの塁(=ベース)で1つだけ五角形なのが「本塁(=ホームベース)」。


 ホームベースの両脇にあるのが「右打席」と「左打席」で、ピッチャーから見て右(キャッチャーから見ると左)にあるのが右打席、ピッチャーから見て左が左打席になる。


 ホームベース以外の塁は四角で、ホームベース側からグラウンドを見た時、右前方にあるのが「一塁(=ファーストベース)」。正面にあるのが「二塁(=セカンドベース)」で、左前方にあるのが「三塁(=サードベース)」。



 以下の4点を結ぶと27.43メートル(=90フィート)四方の正方形になる。

(ただし、ベースの厚さは無視している)


・A:ホームベースの先端(キャッチャー側の尖ってる所)

・B:一塁の外野側のファールラインに乗っている方の角

・C:二塁の中心

・D:三塁の外野側のファールラインに乗っている方の角


 つまり、ホームベース・一塁・三塁の3つは正方形の内側に収まるように置かれているが、二塁だけは正方形から少し出た状態になっている。


 なお、A~C、B~Dの距離は38.795メートルになる。



 4つの塁で囲まれているエリア(及びその周辺)の事を「内野」と呼び、その後ろを「外野」と言う。


 内野の中央付近(少しホームベース寄り)にあるのが「マウンド」で、ピッチャーはここから投球する。キャッチャーは、ホームベースの後ろにある「キャッチャースボックス」で投球を捕る。


 ホームベース側から外野を見た時、左側(三塁側)から順に「レフト(=左翼)」「センター(=中堅)」「ライト(=右翼)」と言う。


 三塁側には右打席とレフトがあり、一塁側には左打席とライトがある。少しややこしい。



●野球肘

 ピッチャーはボールを投げる機会が多く、しかも高速で腕を振るので、肘にかかる負担も大きくなる。そのため、野手よりピッチャーの方が肘を痛めやすく、いわゆる野球肘にもなりやすい。


 野球肘と呼ばれるものにも種類があるが、ピッチャーが肘を痛めると、ひっくるめて野球肘と言う。小学生でも野球肘で手術をする事もあるが、軽度の野球肘はストレッチで改善する事もある。痛みがあったら早めに受診した方が良さそう。



●野手

 主に、以下のような意味で使われる。


・ポジションが投手以外の選手

 おそらく、この意味で使われる事が最も多い。この意味の場合、選手は「投手」と「野手(捕手・内野手・外野手・指名打者)」の2つに分類される。投手と野手を兼任する選手は「二刀流」と呼ばれる。


・守備に就いている選手

 この意味での「野手」は守備中の9人になる。ただし、投球中の投手は野手と区別して「投手」とする事も多い。投球の前後(捕球や送球をする際)は野手扱い。指名打者は守備をしないので、この意味での「野手」には含まれない。


・内野手と外野手

 名前が「~野手(~fielder)」のポジションで、内野4+外野3の計7ポジション。選手を「投手・捕手・野手(・指名打者)」と区別するなら、この意味になる。ここで言う「野手」は、フィールドを走って打球を捕って送球して……というのが主な役目。この点で捕手(投球を捕るのがメイン)とは役目が大きく異なる。


 どの意味かは文脈などから判断する事になるが、いずれの意味でも「守備中の内野手と外野手の計7人」は「野手」に含まれる。



●野手選択(=フィルダースチョイス)(Fc/Fielder’s choice)

 主に、内野手(ピッチャーとキャッチャーを含む)による選択ミスの事。ランナーがいる場合に生じる。「フィールダースチョイス」の方が原語に近いと思うが、「フィルダースチョイス」と言う事が多い。「野手選択」を略して「野選(やせん)」とも言う。



 1アウトでランナーが一塁にいて、バッターがピッチャーの前にゴロを打ち、ピッチャーが捕球したとする。


 この時、ピッチャーには「二塁に投げる」と「一塁に投げる」の2つの選択肢が存在する。

(「投げない」とか「ホームに投げる」とかは現実的じゃないので除外)


 ここで一塁に投げれば、バッターランナーをアウトに出来るとする。しかし、一塁ランナーは二塁に到達する。一方、二塁に投げても一塁ランナーをアウトに出来る保証はない。


 二塁に投げて一塁ランナーをアウトに出来れば、バッターランナーがアウトになるかは関係なく、記録はピッチャーゴロになる。


 しかし、一塁ランナーもバッターランナーもアウトにならなかったら、それは「ピッチャーによるフィルダースチョイス」となる。

(漢字で書くと「投野」とか「投選」とかになる)

 

 フィルダースチョイスになると、スコアボードの「Fc」のランプが点灯する。

(ヒットなら「H」のランプが点灯し、エラーの時は「E」が点灯)



「バッターランナーをアウトにするのではなく、塁上のランナーをアウトにしようとして、一塁以外に送球する事」も「フィルダースチョイス」と言う事があるが、この意味で使われる機会は少ない。

(この意味の場合は、ランナーのアウト・セーフは関係ない)



●野手の登板

 メジャーリーグでは、点差が大きく開いた試合(負けている試合)で野手が登板する事は珍しくない。


 メジャーリーグでは、事実上のベンチ入りメンバーが日本よりも少なく、日本よりも連戦が続く。


※2019年の時点では、日本だと1軍29人から25人がベンチ入り。メジャーリーグは1軍(メジャー)の25人全員がベンチ入り。先発要員のピッチャーを試合で使わない(と言うか使えない)となると、事実上、日本よりも2~3人ベンチ入りが少ない事になる。


 ピッチャーを温存するため、点差が開いたら野手に投げさせるのがメジャーリーグの伝統になっている……のだが、2020年からは野手の登板が制限される予定。


 延長戦もしくは点差7点以上(リードでもビハインドでも)なら野手の登板が可能になる。

(二刀流選手(特定の条件を満たすと二刀流選手として登録可)の場合は、これらの条件に縛られずに登板出来る)


 7点差という制限が出来るが、これまでも7点くらい離れてから野手が登板しているので、大きな変更という程ではない。

(「10点差以上じゃないとダメ!」とかなら大きな変更だったかも)


※MLBの公式サイトでは、この点差について「more than six runs」とも「six or more runs」ともしている。この2つは「7点以上」と「6点以上」で意味が違うと思うけど……。5点じゃダメなのは確実。


※新型コロナウイルス感染拡大の影響で、2020年からの導入は見送られた。



●野選→野手選択(=フィルダースチョイス)



●破る

(野手がいない所を)打球が抜けて行く時に使う言葉。「一塁線を破る」「右中間を破って行く」のように言う。



●ヤンキー(Yankee)

 ニューヨーク・ヤンキースの選手の通称。「ヤンキーになる」で「ヤンキースに入団する」という意味になる。



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