第162話「黄金色の髪に魅せられて」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054891402486
タイトルからは想像のつかない作品だった。
いやあ、これは新しいねえ。
なかなか新しくて、そして中身もしっかりしてる作品に出会えることなんてないと思うけど、これはそういう作品だと思う。
そりゃ、hiroさんの云うとおり、運営が求めてるもんじゃないだろうなあ。
大賞は、アニメ化とかいってるのに。
ひろさんってば、
旧石器時代よりさらに前、ホモサピエンスとかネアンデルタール人とかの話を書き出すんだもんなあ。
しかも、それの恋愛とか。
誰得やねん!
声優も使えないし、画面も地味だし。
でも、好きこれ。
さてここからは、小説の内容ではないんだが、我々人類ホモサピエンスは、じつはアウストラロピテクスとか、クロマニョン人の子孫ってわけじゃなくて、生存競争の結果、彼らを絶滅させて生き残った種なわけだ。
それを知ったのは俺は恥ずかしながら社会人になってからで、そんときにおもったのは、ネアンデルタール人の復讐の話とかあったら面白いなあってこと。
そんなのも、すっかり忘れてたら、つい先日中田敦彦のユーチューブ大学で、超古代史を取り扱ってて、そういうネアンデルタール人とか、ホモサピエンスの話をやっていた。
それで、また、ネアンデルタール人の復讐の話を思いだしてたら、こんどはディスり企画に、超古代史作品が応募されるというなんか、最近偶然の偏りがすごいとおもう。
きのうは、親子で交通事故してるし。
さて、肝心の作品は好き嫌い分かれるが、普通に面白い。
でもある程度知識が会った方が面白いので、是非件の中田敦彦を見てから見ることをおすすめする。
とにかくまずは読もう!
さて今作は時代背景てきにノンバーバルコミュニケーションしかないので、全く会話文がない恋愛ストーリーに作者は挑んでいる。
お、おそろしや。
それも味ではあるが、ファンタジーに寄せて喋らせても良かった気はする。手塚は堂々と原始人に喋らせていたし、リアリティを追求せずに、ホモサピエンスとそうではない人類の恋愛を描くことも見てみたかった気はするなあ。
あと、それに付随してキャラに名前があってもよかったのではないか。
これもまた、理由はわかるのだが、やはりなんとかして名前をつけた方が話がわかりやすかったかなあと。
とくに四話目のサーベルタイガーと戦うシーンでは、誰が何をしてるかわかりづらく、出てくる男は果たして主人公なのか、はたまた違うやつなのか。
うっかり少年が痩せっぽちの男になったのを見落としたので、結構う、うん?となってシマウマ。
そもそもこの時代に名前の概念があったのかはわからないので、見た目をそのままキャラの記号にするしかないのかも知れないが、しかし、一説によれば、原始人にも簡単な言語というものはあったらしいので、例えば主人公の名をキキ。キキは彼等の音で弱者を意味しているとか補完して、呼称しても良かったと思う。
と思ったら、すべて後書きで言及されてました。読んでませんでした、おみそれしました。
そうですな、まあ、雰囲気崩れますもんなあ。
とにもかくにも素晴らしい作品だったと思います。文句なしの☆三つです。
一方でこの世界観でほんとに女子高生あたりに書かせたら、むちゃくちゃになって、楽しくなりそうだな。
ともおもいました。
企画をたてて、これをオープン素材にするのもありかなあなんて。
そして、急にライブアライブというゲームの原始編をやりたくなってきた。
すごいぜ、このげーむ。
RPGのくせに、文字がでてこねーんだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます