第2話「情景描写について」

 とまぁ作者はこの情景描写や動きの描写が苦手だし嫌いである。

 すぐ会話文が入っていないと飽きる。


 だって必要かあれ?


 まぁ例えばさ、ゴブリンと戦うとして、剣をふるう→よけられる→相手の攻撃をかわして、もう一度反撃する→倒す。


 まぁ、これで十分なわけでしょ。


 いやこれでもくどいわ。


 目の前にゴブリンが現れたが、勇者の剣の一断ちに倒れた。


 もうどうせやられるんだから、これでもいいよ。


 と、まぁ俺はこれくらいの感性の人で、たかが雑魚専でそんな細かく、描写しなくていいと思うんだよね。


 勇者の振り下ろした剣は、まっすぐ、ゴブリンの頭上に向かっていったが、そこにはすでに目的の姿はなく、剣はただ空を切ることとなった。全く手ごたえのない虚空を切ってしまったせいで、勇者の体はそのまま前のめりに倒れ、体勢を崩してしまう。

 その無防備なスキをゴブリンが見逃すはずもなく、まっすぐ勇者の背中に向けてそのたっぷりと質量のある戦斧に全体重をかけながら振り落とそうとするも、間一髪ゴブリンの顔面を、仲間の魔法使いによる灼熱の閃光が襲った。

 勇者は態勢を立て直すと、魔法使いの火炎に苦しむゴブリンの胴体を、彼の剛腕から繰り出される最速の斬撃で一断ちにしたのだった!


 可能な限り、ゴブリンに対する一断ちを長くしてみましたが、いやぁくどいくどい。もっと長くできたけど、飽きたわ途中で。

 こんなに長い文を読者の人に読んでもらったのに、情報量は最初と同じだもん。

 

 こういう方が面白いと思う人はきっとAVを最初のインタビューから見て楽しめる人だよね。


 まぁ、これが最初の文とかだけなら文章うまいなぁと思って、感心するけど繰り返されるなら、迷わず飛ばします。


 だからさ。村上春樹とかあああいうのが好きな人は、何が面白いんだろう。そういう文を読むと、なんか文化人な気がして悦に入れるのかな。


 そういえば昔学生んとき、マルクスの資本論、最初の方読んで、これ言いたいこと全部最初の方にまとまってるじゃん、こんなに長く書く必要どこにあんだよって、思ったなぁ。いや、あれ研究してる大学教授とか絶対税金泥棒でしょう。


 まぁ、いわゆる頭がよさそうと思われる人の文章ってホントに簡単なことをただただ長く言いたいってだけな気がするよ。


 「本当は、馬鹿なのを隠したいんじゃないのかなぁ。」


以上、たっぷり毒はいてみました。気持ちいい!

あっこの文、気に入ったから、ブロマガにも載せよう。

 

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