第十二話 女性
突然耳元で大きな音が鳴って、僕は一気に目覚めて飛び起きた。
枕元のスマートフォンを取って画面を見ると、ちょうど朝の六時だ。部屋中に鳴り響いていた甲高いアラームを止めて、いくつか設定していた保険のアラームを次々とオフにした。
この時間ならまだ夜勤明けの店長がいるはずだと、僕はバイト先のコンビニへさっそく電話をかける。思ったとおり、店長が心なしか眠たそうな声で電話に出た。僕はクビになる覚悟で、今日はどうしてもバイトに行けないこと、そして、これからほとんど出られなくなるかもしれないことを伝えた。
最初は「困る」の一点張りでお互い引く気を見せなかったけど、僕が何度も何度も謝り続けると、ようやく諦めたのか店長は黙る。
「――そっか。まぁ下川くんには、今まで色々と無理を聞いてもらっちゃったからね」
「本当に急で、すみません」
「組み直すの大変だけど、なんとかするよ」
「すみません。ありがとうございます」
そして、いつでも戻れるように籍だけは残しておくね、と店長は言ってくれた。
ただでさえ急な休みで迷惑をかけて、そのうえ次の出勤は未定だなんてすごく勝手なことを言ったのに。本当に申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
「僕は音楽のことはよくわからないけど、まぁ夢が叶うのはいいことだと思うよ。僕の学生時代なんかもさぁ――」
「す、すみません。僕、これからインタビューがあって……」
「インタビュー? へぇ、なんだかプロみたいだね。それじゃ頑張ってよ」
長くなりそうな予感がして、慌てて話を切り上げた。名物の長話もしばらく聞けないと思うと、なんだか少し寂しい。
電話が終わって、僕は暗い廊下を忍び足で通り抜けて、キッチンのテーブルに置いてあった食パンを一枚取り出して部屋へ戻った。もうすぐ
店長が言った〝プロ〟という言葉が耳に残っている。電話がまだ続いていたら、もうプロです、と言えただろうか。いつか胸を張ってあの人に言える日は来るのだろうか。これから先<下川
十時を過ぎた頃、そろそろこちらへ来てくれと柳沢社長からメールがあった。カメラが回るわけではないから、気楽にしていていいとも。
新人の僕がインタビューでどんなことを聞かれるのか、ある程度予想はできた。音楽を始めたきっかけ、そしておそらくデビュー曲になる、こないだ投稿した曲のこと。どう答えるかを頭の中でまとめながら、僕は事務所へ向かった。
電車の中で、家を出る前にスマートフォンに入れたケイレヴの曲を聴く。メタル色の強いラウドロックサウンドと、<
正直、ヴィジュアル系はチャラチャラしたイメージがあったけど、ケイレヴは音の質感も世界観も、どちらかと言えば硬派な部類だと思った。
昨日と同じようにビルの入り口から中に入って、
中に入ると、島田さんが柳沢社長に深く頭を下げていた。ただならないピリピリした空気が伝わってきて、挨拶をするタイミングどころか、それすらためらってしまう雰囲気だ。柳沢社長は一瞬こちらを見て、またすぐに島田さんに向き直る。
「島ちゃんキミ、彼にお茶のひとつも出さなかったそうじゃない」
「あっ……も、申し訳……」
「困るのよね~、いつまでも新人気分じゃ」
島田さんは消えてしまいそうな声で何度も「申し訳ありません」と謝っていた。
柳沢社長は大きく息をついたあと、テーブルに移動して椅子に座る。
「<
そして、僕を向かいの席に座るように
「今回の話、急でごめんなさいね。昨日も行けなくて。ちょっと、トラブルがあってね」
柳沢社長は書類をチェックするようにパラパラとめくりながら、島田さんを嫌な目で見た。
「このあと事務所に取材の
「三人?」
「……あら、な~んにも聞いてないのね」
再び島田さんを、さらにきつい目つきで睨む。
「実は今日、もう一人呼んであるの。最近ウチに入った子だから、キミと同期になるわね」
そう言われて、僕は昨日のことを思い出してしまう。楽しみにしていたレーベルメイトとの出会いは、僕が思っていたものとは違っていて、少しショックだった。
ふと書類をめくる手を止めた柳沢社長が、にんまりと笑いかけてくる。
「<りんちょこ>っていうんだけど」
「えっ……!」
柳沢社長の口から飛び出した意外な名前に、僕はびっくりしてつい声を上げてしまった。
「し、知ってます。僕、前にコラボしていて」
「やっぱりそうよね~。そう思って二人をぶつけたのよ」
予想外の展開に、色んなことが頭の中から飛んでいきそうになる。同時に、一気に緊張で胸がドキドキした。<りんちょこ>さんも
話してみたいと思ったことは一度や二度じゃなかったけど、名前からしてきっと女の人だろう。うまく話せるか、だんだん不安になってきた。
柳沢社長はテーブルの上で書類の束をトントンと揃えると、それを鞄に入れて立ち上がった。
「じゃ、ボク行くから。あとは頼んだわよ~」
「お疲れさまです!」
僕がそう言おうとしたら、島田さんが大きな声で返した。
柳沢社長が出て行ったとたん、島田さんの目から涙がぼろぼろとこぼれる。突然泣き出した島田さんに、僕はどうしたらいいかわからなくて、どう声をかけようか必死で考えた。
「わ、わたし、<りんちょこ>さんと<
すると、島田さんのほうから声をかけてきた。
「あの、なにがあったんですか?」
「今日のインタビュー、本当は別のアーティストが受けるはずだったんです。でもわたし、スケジュールを押さえるのを忘れていて。先方はもうカンカンで……代わりにお二人を出すことで、社長が話をつけてくれたんです」
取り出したハンカチで涙を
「二人は期待の新人、ですから」
島田さんにそう言われて、僕はなにも言えなかった。自分で自分を軽蔑しているような、そんな意味が込められていたような気がしたから。
僕が黙っていると、島田さんははっとしたように「すみません」と謝ってきた。
「わたし、この通りダメな人間なので、どこにも就職できなかったんです。それで、父の知り合いの柳沢社長に拾ってもらって。音楽のことは、まだまだ勉強中なんですけどね」
困ったように笑う島田さんを見て、僕は妙に納得する。
正直、初めは違和感があった。柳沢社長やケイレヴのメンバーの中にいる島田さんに、僕はなんとなくしっくりこないでいたのだ。
「暗くなっちゃってごめんなさい。ふつつか者ですが、これからもよろしくお願いします!」
「いえそんな、こちらこそ」
お互いに恐縮してぺこぺこと頭を下げ合う。
マネージャーといっても、まだ僕と同い年くらいだ。営業や宣伝、アーティストの管理はきっとすごく大変だと思うし、僕にはまねできない。
そんなやり取りをしていると、事務所の扉がノックされた。島田さんがどうぞ、と入るように
「失礼します」
扉が遠慮がちに音を立てて開き、黒く長い一房の髪を垂らしながら、眼鏡をかけた女の人がひょっこり顔を覗かせる。
そのままゆっくり姿を現すと、黒いワンピースにパーカーを羽織った大人しそうな女の人だった。二十代後半か三十代前半くらいで、ケイレヴのメンバーや
「お待ちしてました! 急で本当に申し訳ありません、<りんちょこ>さん」
島田さんがそう呼んで、僕は思わず腰を上げる。大きなリュックを背負っているし、てっきり取材の人かと思っていた。それに、別世界の住人みたいなオーラの<
すると僕の視線に気づいたのか、こちらを見た<りんちょこ>さんと目が合った。
「……<
<りんちょこ>さんはうかがうように首をかしげながら、僕のもうひとつの名前を呼んだ。
立ち上がってはいたものの、僕はこの場で頷くことしかできなかった。いざ本人を目の前にすると、歩き方を忘れてしまったみたいに動けない。
「会えるの楽しみにしていたんです、わたし」
そう言って<りんちょこ>さんはこちらへ歩いてくる。
「リアルでは初めまして、<りんちょこ>です。コラボではお世話になりました」
「は、初めまして。こちらこそ……」
「社長から聞きました。これから本名でご活躍されるそうで。今日はよろしくお願いします、<下川
<りんちょこ>さんが握手を求めるように手を差し出してきて、僕はためらいながらその手に触れると、ぎゅっと握られて一気に恥ずかしくなった。
「もうすぐですよね? 取材の
「あ、そうですね。もうすぐかと」
「わかりました。少し準備させてください」
島田さんにそう聞いたあと、<りんちょこ>さんは重たそうなリュックからノートを一冊取り出して、確認するようにページを指でなぞっている。
気弱そうにも見えた外見とは裏腹に、ハキハキとして礼儀正しい人だ。島田さんよりもマネージャーらしく見えてしまって、僕はなんだかおかしくなってしまった。
それからしばらくしてインタビューの人が事務所へやってきて、僕は驚いた。ネットでフェスのライブレポートを何度も見たことのある、音楽情報サイト
インタビューはどうやら、僕と<りんちょこ>さんの対談形式らしい。始まる前に<りんちょこ>さんが「大丈夫ですよ」と、僕の緊張をほぐすかのように優しく言ってくれた。
ボイスレコーダーが回されてインタビューが始まると、<りんちょこ>さんが僕をリードするように会話を進めてくれた。途中、僕のデビュー曲のタイトルを聞かれて島田さんを見ると、案の定顔を真っ青にしている。戸惑っていると、<りんちょこ>さんが「リリースまで秘密なんです」と、うまく流してくれた。
スタッフさんの話によると、僕がこないだ投稿した曲がデビュー曲になるらしい。僕の思ったとおりだった。まさか、スタッフさんから教えてもらうことになるとは思わなかったけど。あれは、
「――それで<
「はい。唯一僕のアップを楽しみにしてくれていて、そのあとコラボもさせてもらって。それがきっかけで、たぶん一位に……」
そしていまは、僕が
「リアルで嫌なことがあったときも、すごく励まされたんです。メールとか、コメントとか」
「かけがえのない存在なんですね」
「本当に感謝しています。<りんちょこ>さんのおかげで、僕の人生は変わりました」
僕の目線はスタッフさんに向けたままだったけど、<りんちょこ>さんに伝えたかったことを全部言えた気がする。隣に座っている<りんちょこ>さんがどんな顔をしているかは、恥ずかしくて確認できなかった。
最後にツーショットの写真を撮られて、無事にインタビューは終わった。撮影のとき<りんちょこ>さんは目元だけを隠す仮面をつけていたけど、きっと顔出ししたくないんだろう。
それから残った僕たち三人で、今後の活動についてやスケジュールの確認作業が続いた。本日中に
ミーティングが終わって事務所を出ると、外はもう薄暗くなっていた。そのまま帰ろうとしたとき、背後から<りんちょこ>さんに呼び止められて、これからご飯に行こうと誘われる。
いま帰ればあの人と顔を合わせずに済むけど、滅多にない機会だと思う気持ちが勝って、僕は行くことにした。
急に誘って申し訳ないからと、わざわざ<りんちょこ>さんは僕の最寄りの駅まで来てくれた。
繁華街に出て、お店の前に立っている客引きの人に誘われるがままに、僕たちはチェーンの居酒屋に入る。
電車の中ではほとんど会話がなかったけど、さすがに二時間も飲んでいると、<りんちょこ>さんは酔ってきたのか積極的に喋るようになった。
「<
「はい、飲めないんです」
「ちょびっとだけでも?」
「ちょびっとだけでも、です」
このやり取りも、もう三回目になる。
<りんちょこ>さんはカクテルをぐいっと飲み干して、ふうっと息をついた。
「本当にびっくりしたんです。まさか、こんなにかっこいい人だったなんて」
「はぁ……」
「わたしなんて、こんな顔だから」
これもたぶん、三回くらい言われた。最初は僕も「そんなことないです」と否定していたけど、だんだん面倒になってくる。
「わたしは別に顔出ししても良かったんですけどね。お前はデブスだからだめだって、社長が」
会話を流そうとしてふと、初めて聞いた内容だと気づく。
そういえば撮影のとき<りんちょこ>さんは仮面をつけていて、僕のうしろで身体を隠すような体勢だったことを思い出した。
「わたしってそんなにブスなのかな」
「い、いや、そんなことないですよ。ぜんぜん」
「……本当に?」
僕が必死に否定すると、<りんちょこ>さんは目をうるうるさせながら聞いてくる。
それにしても、柳沢社長は言いすぎだと思う。人の見た目を平気でけなすなんて、僕には理解できない。生まれてきてから変えようのないものだってたくさんあるのに。
「そうですよね。<
<りんちょこ>さんの目から、ついに涙がこぼれて頬を流れた。
僕はもう我慢の限界で、帰る提案をしつつ、それを無理矢理にでも実行しようと決めた。一日に二度も女の人に泣かれるのは、本当に勘弁して欲しい。
なんとかレジまで辿り着いたけど、<りんちょこ>さんは俯いたまま僕の肩に寄りかかっていて、呼びかけたけど返事がない。とても財布を出せる状態じゃなさそうだ。僕は仕方なく二人ぶんの会計を済ませて、<りんちょこ>さんを半分引きずるようにして店を出た。
「<
「いえ、実家ですけど」
「まだ若そうだから、門限とかあったりして」
「いえ、そういうのは……」
<りんちょこ>さんは何度も僕の腕にしがみついてきて、その度にやんわりと振り払いながら歩いた。それにさっきからわけのわからないことを聞いてくるし、かなり酔っているんだと思う。
スキップをしながら歩いていく<りんちょこ>さんのペースに合わせながら、ふと気がつくと、なんとなく妙な雰囲気の場所に出ていた。
途中で道を間違えたのかもしれない。引き返そうとしたそのとき、すぐそばを一組のカップルが通り過ぎる。カップルがそのまま近くの建物に入っていくと、突然腕を強く引っ張られて、僕はよろめいた。
「……えっ?」
<りんちょこ>さんは僕の腕を乱暴に掴んだまま、カップルに続いて建物に入ろうとする。
建物の目の前まで来てぎょっとした。
「いや、あの、待って。待ってください!」
無理矢理引きずり込まれそうになって、本気で踏みとどまった。ネオンの看板に、
「もう帰りましょう、帰ってください! お金は今度でいいですから!」
僕は世間体も何もかも無視して、大きな声を出してしまったかもしれない。
ここがどういう設備で、何をする場所なのか頭ではわかっていた。気づかないまま入っていたかと思うと、背筋がぞっと冷たくなる。
「……はぁ? なに言ってんの、あんた」
すると突然、それまで気分良さそうに酔っていたはずの<りんちょこ>さんが、信じられないものを見るような顔で言い放った。
「女にここまでさせといて、しかも割り勘の話って……信じらんない。ちょっと顔がいいからって、調子乗ってんじゃねぇよ」
<りんちょこ>さんは悪びれもせず、最後に「ガキが」と捨て台詞を吐いて立ち去っていった。
信じられないのは、たぶん僕の方だ。いまなにが起きたのかよくわからなくて、どうしたらいいのかわからなくて、ただただ怖くて落ち着かないでいる。
もう何も考えたくなくて、僕は全力で走った。昔の嫌な記憶が全身にまとわりついているみたいで、それをふるい落とすように。自分の呼吸の音と、洋服の
僕の足が完全に止まろうとした瞬間、ブーッブーッと、ポケットの中のスマートフォンが震えていることに気づいた。
それから電話で何を喋ったのかよく覚えていないけど、
いったいなにがあったのか、つっかえながらなんとか話す僕は、たぶんかなり怯えていたんだと思う。
「<
「嫌いかはわかりませんが、苦手です」
「もしかして、男の子がスキ、とか?」
「……わかりません」
正直それも考えたことはあるけど、男の人が好きな自分、というのもしっくりこないでいた。
「苦手というか、怖いのかもしれません。子供の頃はよく物がなくなったり、ストーカーっぽいことをされてきて。やめて欲しいと言ったら、今度は性格が悪いって噂を流されて、エスカレートして……」
子供の頃、知らない女の子が家までついてくることがよくあった。なにかされるたびに
しばらくして今度は、陰でこそこそと悪口を言われるようになる。大人になるにつれて直接言われることは少なくなったけど、なんでも人間は「顔がいいと性格が悪い」そうだ。なにかにつけて顔が、顔がと、いつも呪いみたいについてきた。
だからいまでも僕は、自分の顔をどうしても好きになれないでいる。
「あるにはあるんです、女の人とつき合ったこと。でもそれも、別れたらまた嫌がらせをされて……」
高校一年の頃、一度だけつき合ったことがある。相手は三年の、少しおっとりした先輩だった。その頃の僕は音楽にのめり込んでいて、デートらしいデートもしていなかったと思う。
だからなのか、先輩が優しかったのは最初だけで、恋人同士ならごく自然な行為だって何度も強要された。別れてからも家の前で何度も待ち伏せをされて、最終的に知らない男の人もやってきて、先輩を傷つけた慰謝料を払えと殴られて。そのときは、怖くてしばらく外に出られなかった。
「そんな僕を見かねた幼馴染の子に、いや、もうずっと前から言われ続けてきたんです。女の人はみんな僕を見ていて、みんな僕にキ……さ、触りたいと思っている。だから『女の人に近づかないで』って」
だから僕はきっと、誰のことも好きになったことはなかった。
いま思えば、
そこでふと、疑問に思う。
「あの、
思わず僕は、頭に浮かんだことをそのまま口に出してしまった。
「すみません、僕……」
「んーん。あんなコトがあったあとだもん。疑っちゃって当然だよねー」
少し困ったように笑う
「でも、安心して。
「
そのとき突然、名前を呼ばれて僕と
すると
「こんなところでなにしてるの! 帰るよ!」
「ちょ、ちょっと待ってよ
そして、なす
あと数メートルで自宅のマンション前に着くというとき、ようやく
「ここまで来れば安心だね。大丈夫だった?」
「別に、なにもされてないよ」
「嘘! だって
それは
「危ないから女の人と一緒にいないでって、何度も言ったじゃない! 私がたまたま残業で通りかかったから良かったけど」
「あの人はそんなんじゃないよ」
「それも嘘。あわよくば
「……いいかげんにしてよ」
何も知らないくせに、よくそんな軽はずみなことが言えると、
だけど、どうせなにを言っても無駄だ。だからこうやって話していても意味がないし、もう帰ろうと
「
そのときだった。冷たくて生々しい感触が、突然僕の頬に吸い付いてきた。
「ひっ」
瞬間、頭の中で、僕の全部が一気に退行していくような感覚に襲われた。目には見えていないはずのスクリーンに、高校の先輩が、<りんちょこ>さんが途切れ途切れに、だけどはっきりと現れて通り過ぎていく。
「――触るなっ!!」
気づくと
いつの間にか僕の全身は冷えきっていて、だけど背中には汗が流れているのがわかる。心臓がすごくうるさい。
いつからだろう。
子供の頃も、高校生の頃もバイト中も、僕はいつだって我慢してきた。もうたくさんだ。
タイトル:デビューが決まりました
こんばんは。今日は皆さんにお知らせがあります。
このたび僕<
契約した音楽レーベルは、
CDの全国リリースに向けて、これから音源の制作も開始します。
今までは僕一人の活動でしたが、これからはレーベルの人たちと一緒に活動していきます。
いつも応援してくれる皆さんのおかげです。ありがとうございます。
本当に嬉しくて、身体が震えています。
精一杯頑張っていきたいと思いますので、これからも応援よろしくお願いします。
それでは、おやすみなさい。
03/04 23:09
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