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超訳」への応援コメント


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    宋代では外輪船が一般的なんですね。
    外輪船の使用は意外と古く、『旧唐書』
    李皋傳に二輪船の記録があります。

    これは船の側面に車輪を付けてそれを
    踏んで動力にしたようです。
    サイズについての記述がありませんが、
    戦艦と書いていますから小さくはない
    でしょうね。

    さらに晋代にまで遡ると言いますが、
    こちらの史料は未確認です。

    李皋傳では工夫して造ったような記述
    なので、一般に通行したとは、とても
    思えませんが。

    【返信】
    > 山形欣哉氏の古船復元研究の本にお世話になりました。

    ご教示ありがとうございます。

    山形欣哉著『歴史の海を走る -中国造船技術の航跡-』
     こんな実に面白そうな本を出されていますね!
     欲しいなあ、古本屋さんにお願いしてみよう。
     (古書店利用保存推進派)

    『天工開物』まで技術書がほとんど残っていませんから、
    中国史の問題はやはり技術軽視に尽きますね。

    史書を書き残すのは士大夫だから仕方ないんですけど、
    情景を想像できないのがこちらとしては困りものです。

    作者からの返信

    船の描写自体、あんまりないんですけれども。
    海と川では船の設計の発想が違いますし、最初はピンと来なくて、古いのから新しいのまでいろいろ船の画像を検索してみた思い出があります。
    琵琶湖を走ってる船は外輪船ですね。あの舷側が低いフォルムは海船では見掛けないので、なんだか不思議な形に思えます。

    船や攻城兵器の開発の過程は、なかなか具体的に追い掛けられませんね。
    数字の記録もきわめて非常に大雑把ですし。

    船と言えば、在学中には、山形欣哉氏の古船復元研究の本にお世話になりました。
    工学部の図書館にしか入っていない本だったので、わざわざそちらへ借りに行きました。


    【再返信】

    山形欣哉氏の本、楽しいんですよ!
    のりものずかんって眺めているだけでも楽しいですから(笑)

    いわゆる理系分野に関しては、地図もけっこう悲惨ですよね。
    いつまで経っても「イメージ図」以上の地図を描いてくれない。
    モンゴルの頃に凄い地図ができたと思ったら、明代にはまたイメージ図に逆戻り。
    困ったもんです。

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