原文

十一月三日、除公兼知襄陽府。先是、報虜騎逼境、眾號五十萬、分三路而來。


十一月三日、公を兼知襄陽府に除す。是れより先、報ずるに、虜、騎して境にせまり、しう、五十萬を號し、三路に分かちてきたる。




是月五日犯棗陽、統領馬珙・張虎・韓源等戰死、遂圍棗陽。統制雍政・馬謹等領兵力戰、潰圍而出(*1)。


是の月五日、さうやうを犯し、統領馬珙・張虎・韓源等、戰死し、遂に棗陽をかこむ。統制雍政・馬謹等、領兵して力戰し、圍を潰してづ。



――――――――――



(*1)

『宋史』巻三十八、開禧二年十一月の条に、

「辛巳、金人破棗陽軍。」

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